「プライベートリレー」をオンにすると、とりあえず安心。安全かは知らんけど。
Appleが始めたiCloudプライベートリレーに関するネット記事を見つけた。
当然、Appleからのアナウンスも出ていた。
プライベートリレーという機能の存在は、以前からiCloud+の設定画面に表示されていたので知っていたが、ベータ版ということで、なんとなく手を付けずにいた。
この記事を読んでみたところ、ベータ版でも使えそうだし、機能も良い感じっぽいので、手持ちのMac、iPad、iPhoneすべてでプライベートリレーとやらをオンにしてみた。なお、利用するにはiCloud課金が必要だ。課金しておいて良かった。
これにより、IPアドレスやSafariの閲覧履歴が非公開となったはずだ。だが、本当に非公開になっているかどうか、その効果は分からなかった。どうしたものかと思ったが、「これがそうかも」と思われる現象を見つけた。
それはYouTubeの広告だ。プライベートリレーをオフにした状態とオンにした状態とでは、再生される動画の内容が異なる。オフだと、ボクが住むローカル広告が流れることがあるが、オンだと、ローカル広告は流れないのだ。オンにしたことによって、YouTubeがボクの位置をロストしたからだと考えられる。
これを確認したとき、思わず「Googleざま〜」と心の叫びが出た。
ただ、YouTubeアプリで視聴する場合は、IPアドレスなどは漏れていると思われる。ローカル広告が流れるからだ。
アプリを利用する限り、プライバシーがある程度損なわれることは覚悟する必要がある。プライベートリレーはあくまで、Safari経由で威力を発揮する機能なのだ。
なので、YouTubeやAmazon、noteなどは、アプリではなく、極力Safariで開くことにした。さらに、できる限りログアウト状態で使うことにした。多少不便にはなるが、情報が漏れている疑いが濃厚である以上、なにもしないというわけにもいかないからだ。
こういう記事もあった。
プライベートリレーの登場は、アプリデベロッパだけでなく、通信事業者もザワつかせているようだ。彼らにとっては災難かもしれないが、Appleユーザーにとってはひとまず快事だ。今のところ有料かつベータ版だが、さっさと当たり前の機能にしてほしい。