【第3話】シャスタに導かれた5日間の旅(小説)

【第3話・前半】 第2日目~導かれた場所へ

7:00に朝食だったのに、7:00に目が覚めた。


言い訳すると、時差ボケだったのか。
同じ部屋だったノーリアさんも、ほぼ、同じ時間に目が覚めている。
急いで、ノーリアさんとレストランへ向かった。

思い出す暇もなかったけれど、レムリアンシードからの情報は受け取れていないのであった。

どんな夢を見ていたかのかも、慌てて、忘れてしまった。

でも、覚えていなくても、エネルギーで受け取れていると言われるし、
そういうことにしておこう。

ノーリアさんは、
「起きれなかった~!ごめ~ん!」
と笑っている。

「すみません!遅くなりました!」
と私。

深刻にならなくてもいいかもしれないけど、
本当に、反省。
約束は約束だ。

でも、そんな私を見て、
「いいよ、いいよ。時差もあったりして、初めての海外旅行で普段と違う疲れが出るよね。起きられないよ」
ユーリアさんが、優しく慰めてくれる。

シャスタに来ているからかな。その一言で、なんだか、涙ぐんでしまう私。

本当に、いつも、優しいユーリアさん。

自分を責めるくせも、シャスタで手放そう。

そう、いつも、私は、自分を責めていた。

それに、何か、ちょっとしたことで、失敗して、うまくできないと、
すぐに、両親は、私を責めていたと、
思い出して、ユーリアさんの優しい言葉は、
本当は、小さな私が、両親から言われたかった言葉だったのかもしれないと気付いた。

認めてもらえるって、本当に、心が嬉しい気持ちになること、こうやって、
私は、大人になって、知っていった。

過去の私を、手放す!
もう、自分で、自分を責めるのも、辞める!決めた!

 9:30にロビーで集合して、昨日、迎えに来てもらったシャスタガイドの真実さんの運転でホテルを出発。

最初に向かったのは、シャスタシティーパーク(市民公園)にある「サクラメントリバーヘッドウォーター」は、
雄大なサクラメントリバーの源泉だ。

地下の湧水は、ラバチューブと呼ばれる過去の噴火が作り出した洞窟を通って、
川へと流れ込むらしい。

ここの湧水は、地元の人々も、聖なる水と呼び、遙々、
車で汲みに来ている。

日本にいると、水を汲むと言うと、
蛇口や、パイプから、水を汲むというイメージが湧いてくるけれど、
ここは、アメリカの大自然の中にある小さな町の中。

もっと、ナチュラルに水を汲む。

湧き出てきている岩場から、直接、汲むのだった。

イメージと違って、とても驚いた。自然のままに流れる水。

そこから、私は、ペットボトルの中へと注いでいく。

手を浸けてみると、とても冷たく、ひんやりと神聖なエネルギーが、
体の中に伝わってくるのを感じる。

神聖さが伝わる冷たさ。

昨日、出会った私のレムリアンシードも、このシャスタの聖水で浄化しよう。

「このシャスタの聖なる水により、私のレムリアンシードが浄化され、そして、活性化しますように」

水の女神へ祈り、私のレムリアンシードを聖なる水の流れの中へ、ゆっくりと、浸す。

清められてゆくとは、こうゆうことを言うのだと、手から伝わる。

これが、自然からのメッセージなのかもしれない。

そして、そう感じたら、私自身も、レムリアンシードを持って浸しているだけなのに、
レムリアンシードと共に、全身を洗い清められた気がした。

そうだ。レムリアの水の女神は、感情体の守護者だから、
自分を責める癖、受け取ることへの罪悪感も、水に流してもらえる。

聖なる水により、この感情が、すべて、洗い流されますように。
ペットボトルに汲んだ水は、この日、飲む水として持っておこう。

~~~ハートレイクへ~~~

今日、訪れるメインの場所は、ハートレイクと、パンサーメドウズ。

ハートレイクへ行く途中、車の中から、私たちは、また、シャスタ上空に現れる宇宙船雲を見つける。

昨日と違って、とても、大きい。まるで、今回は、母船。

ガイドの真実さんも、
「シャスタにいても、こんなすごい雲が見られるなんて、滅多にないよ。私が、写真撮りたいくらい」
と言って、車を止めてくれた。

宇宙船雲のシャスタ撮影会が始まった。

どんどん、雲の形が明確いなっていく。
みんな、ずっと、眺めていたい気持ちなったけれど、
ハートレイクへ向かわないと時間がなくなってしまう。

ここは、三次元地球の現実世界。

時間には限りがあるのだから。

宇宙船雲は、ハートレイクへ着く頃には、
どんな風になっているだろう。

ここを立ち去るのは、名残惜しい気持ちになったけれど、
ハートレイクで、宇宙船雲と再会できるベストなタイミングを意図しよう。

 
ハートレイクとは、キャッスルレイクから、約一時間。

標識のない山道を登ると、現われる、「ハート」の形に見える聖なる湖なのだ。

ネイティブアメリカンの人々の聖なる場所でもあり、
ハートが開いた者のみが辿り着ける場所とも言われている特別な湖。

キャッスルレイクに着いた時から、まだ、ここは、登山口だというのに、みんなの逸る気持ちは、
その美しさに、すでに一杯になっていた。

 ノーリアさんは、
「ここに、ずっといてもいいね。いれるね」
と言っている。

透き通った水、湖を囲む緑の木々。

そして、静けさ。
森の中にいる。
私たちは、自然の中で、目には見えないけれど、
確かに、見守られているという気持ちになった。

それは、安心感だった。

母なる地球の兄や姉と、動物、植物や石を呼んでいた、
ネイティブアメリカンの人々の心を、私は、ここで感じ、
本を読んで知識として知っているというレベルから、体感したのだった。

そして、ハートレイクへと進む前に、私たちは、自然の中の精霊たちに祈った。

しっかりと、大地に、深く、私たちも、この木々のように根を張り、伸ばし、繋がり、大地の恵みに感謝し、
グラウンディングしていった。

そして、自分自身のハートに意識を向けて、愛にハートを開き、
ハートレイクに辿り着けるよう、レムリアの水の女神にも、
サポートを祈った。

私は、自然の中での祈りに、思考だけではなく、ハートが中心という、
レムリアの時代の教えを体験した。

私は、今まで、感じることが、怖かったのだ。

本を読んで気付きを得て、そして、いつか、癒されると思ってきたけれど、そうじゃなかった。

気付いたり、わかったりしたのは、私の頭の中だけの理解で、
ハートの声は、本当は、違うことを叫んでいたのだ。

それは、とても、小さな叫び声だった。私は、耳を傾けなかった。

今なら、その声を、私は、自分のために聴いてあげることが出来る。

シャスタの自然が、サポートしてくれているから、安心して、出来そうだった。

そして、仲間がいるから。

 ハートレイクまでのトレッキングは、登り坂や、ごろごろした岩が重なる場所もあり、
約1時間は、かかると言われているけれど、もっと、かかりそうだった。

私たちは、ゆっくり、歩き、息を切らして、でも、先を急がずに、美しい景色に、感動しながら、進んでいく。

水分補給も必要。朝、汲んできたシャスタの聖なる水は、まだ、冷たい。

一口飲むと、私の体の細胞に、美しいシャスタの聖なる水が沁み込んでいく。

途中、少し、開けたところで、休憩タイム。大きな岩に座ると、疲れが、一旦、リセットされるような気分になる。

太陽の光をたくさんチャージしてきた大きな岩。

古代の叡智も、きっと、たくさん記憶しているに違いない大きな岩。

みんな、それぞれに、気になる岩で休憩した。

その岩は、私たちの肉体に、エネルギーをチャージしてくれた。

きっと、オーラの中には、古代の叡知も、チャージされたはず。
チャージが完了したら、また、歩き出す。
シャスタ山が見えるポイントに差し掛かった。
宇宙船雲も、しっかりと、スタンバイしてくれている様子。
ハートレイクが、左側に見えてきた。

目指してきた場所、憧れていた場所が見えて、ただただ、嬉しい。
ユーリアさんは、すでに感極まって涙ぐんでいる。

「みんな、ハートを開いたから、導かれたんだよ」
ガイドの真実さんが案内してくれる。

 そして、ハートレイクの瞑想ポイントのある大きな岩の上へ、みんなを導く。

「いつも、誰かが、静かが座って瞑想している場所なのに、今日は、誰もいないね。
みんなのために宇宙が用意してくれたんだと思うよ」
と真実さんが言ってくれたから、私たちも、感謝して、この宇宙からのサポートを受け入れる。

その場所からは、シャスタ山が見えている。

宇宙船雲は、さらに、形をはっきりさせて、浮かんでいる。

その雲に向かって、一本の枯れ木が、斜めに伸びている。
それを見たノーリアさんが、
「あれは、ユニコーンの角だよね」
と言った。

本当に、ユニコーンの角に見えてくる。
それも、その角は、シャスタ山に向かっている。
ユニコーンは、古代レムリア時代に存在していたとも言われている動物で、
大地の女神のサポートアニマルでもある。

その角が触れると瞬時に癒しや浄化が起こるとも伝えられている。

シャスタで私たちは、波動が変わって、世界をマジカルな場所として、認識し始めたのかもしれない。

ヒーラーになるためのコースで、教わったことで印象に残っているのは、
この世界は、波動の認識に他ならないということで、同じ場所にいても、同じものを見ていても、
その人の波動によって、何を認識するか違ってくるということだ。

この世界は、人が認識する数だけ、世界があるとも言えるのかも。

そうであれば、私は、どこにいたって、誰といたって、このシャスタにいるような波動で、
平和な世界を認識したいし、そう認識する人、そういう波動の人ばかりになればいいのにと、思った。

大地の女神のサポートアニマルを見つけたノーリアさんの波動は、
大地の女神と繋がっているのかな。クリスタルも大好きだし。

じゃあ、私とユーリアさん、フーリアさんは、何の女神と繋がっているのだろう。

 ハートレイクの宇宙が私たちのために準備してくれた岩の上で、
古代レムリア時代のように、私たちは、輪になって座った。

自然と、こうして、輪になって集まるのは、私たち日本人の魂の記憶の中に、
古代レムリア時代からのスピリットが受け継がれているからだろう。

日本では、縄文時代にも、こうして、輪になり、集まったし、ネイティブアメリカンの文化の中にも残っている。

ようするに、この地球に最初に住み始めた原住民と呼ばれる民族には、
古代レムリア時代が起源になっているということかもしれない。

輪になることで、私たちの意識は、自然と一つになり、空間の中に、
聖なる中心軸が作られるのだ。

ノーリアさんが、レムリアの女神のマントラ呼吸法を私たちに教えてくれた。

宇宙の愛のエネルギー、シャスタの光を意図して、私たちは、呼吸した。

そして、シャスタ山に向かって宣言するのだ。

何を宣言するかと言えば、このシャスタの旅の意図、「私たちは、女神になる」ということ。

レムリアを知るまでは、女神になるって、どういうこと?って、
感じで、まったく、現実味がないというか、
意味がわからないことで、女神のイメージには、自分なんか、到底及ばない、そ
んな女神になるなんて、発想は、一切なかったのだけど、なんというか、女神であることが、
この世界では、前提らしいのだ。

この世界とは、レムリアの世界のこと。つまり、すべての女性は、女神であるらしい。

みんなといることで、どんどん、女神という言葉を発することも照れくさくなくなってきた。

そして、女神とは、何かを、もっと、深く知りたい、感じたいと思うようになっていた。

ノーリアさんが、私たちのことを、しっかりと見て、言った。
「みんな、シャスタで女神になるんだったよね」
「そうそう。すでに、女神だけどね、ふふふ」
とユーリアさんが答えている。

そうなのだ。すでに、女神であること前提。

でも、私のように、まだ、疑っていたり、しっくりきていなかったりする人にとっては、女神になるって、何?
という感じだから、確認してもらうことは、必要だった。

「では、シャスタに向かって、宣言します」
「はい!」「準備は整いました」
それぞれに返事をする。そして、深呼吸をして、完全に意識をハートに向ける。

「私は、女神です」
私たちのハートからの宣言は、シャスタ山が聴いてくれている。
見てくれている。
言葉に出来ない安心感と目に見えない世界の中に確かに感じる存在。

私たちは、シャスタの光に導かれるように、そのまま、ヒーリングセレモニーを始めた。

ハートを宇宙の愛で満たし、細胞を光で活性化し、肉体もオーラもクリアになっていく。

魂と肉体が一つとなり、そして、私たちは、地球と一つとなる。

いや、一つであったことを思い出したのだった。

今まで、抱えていた不安や心配は、どこかへ、すっと消えていった。

ハートが、開くとは、こういうことなのか。

 レムリアン・ヒーリングを実践するようになって、
確かに、私は、ハートが開いたと思っていたけれど、
まだ、完全に開いていなかった扉に気が付いた。

ユーリアさんを、ふと見ると、また、涙ぐんでいる。

「昨日も言ったけど、やっぱり、みんなとシャスタへ来ることが出来て良かったよ~出会ってくれて、ありがとう」
と言って、また、みんなにハグをする。

私も、ユーリアさんのように、ハートをもっと開きたいな。
悲しい時だけでなく、感動したり、嬉しかったりした時にも、そう、理由はどうであれ、
泣きたい時に泣けるようになりたい。

そんな思いが湧き出してきた。

 シャスタ山を見ると、宇宙船雲は、シャスタ山の女性性エネルギーとも言われているシャスティーナの上に来ている。

女神の宣言で、聖なる女性性に、しっかりとフォーカス出来たことをメッセージしてくれているよう。
しかも、宇宙船雲は、大、中、小とたくさん、並び出していた。

「すごい!」
「集まって来てくれている!ありがとう!」
みんな、それぞれに、気持ちを伝えて出していた。
 
 ハートレイクから、さらに、上に行くと、キャッスルレイクも、
ハートの形に見える。

この場所からの眺めも最高。
どこからの眺めも最高だった。

帰りは、ひたすら、来た道を下る。

大地にしっかりと、支えてもらいながら、感謝して戻った。

【第3話・後半】

~~~キャッスルレイク~~~

登山口のキャッスルレイクまで戻ったら、太陽の光は、その強さを増し、
湖面には、妖精たちがダンスをしているかのように、
キラキラと美しく揺れながら、輝いていた。

フーリアさんが、
「最初に見た景色と、まるで違うよね」
と驚いて、風のように、湖の方へ軽やかに駆けて行った。
フーリアさんは、風を感じて、一緒に、踊っている。
その向こう側では、やはり、水面で、妖精たちも踊っている。
それを、見たノーリアさんは、大地のリズムを体で、そして、声で表現し出した。

「心が解放されるよ。みんなも、トーニングを一緒にしよう」

私も、ユーリアさんも、トーニングに加わった。

トーニングとは、自分自身の声に光を乗せて、送ること。
愛のエネルギーが広がることを意図して、声を発すること。

古代レムリア時代には、こんな風にして、
自然と調和して、コミュニケーションしていたのかな。

ふと、心の中に、そんな思いが湧いてきたのだった。
古代レムリア時代のコミュニケーション手段は、テレパシーだったし、
声を使う時は、祈りや、癒しの時だったとも言われているから。

私は、何か、とても、大切なことを忘れて生きてきたんじゃないだろうか。
何かを思い出しそうになって、涙がこぼれた。

かつて、私たちは、自然に抱かれ、心のままに生きていた。
心で繋がっていた。
確実に、私は、何か、大切なものを取り戻し始めていた。

ユーリアさんが、そんな私に気付いて、何も言わず、ハグして、頷いてくれている。

私も言葉が出なかったけど、何度も頷いて答えた。

まだ、シャスタに来て、二日目だというのに、もう何年も前から、いるような感覚に浸っていた。
正確には、何年も前というより、魂の記憶の中で、ずっと前からいるかのような、そんな感覚だった。

また、ここに来た意味が、すでに、あったと、私は、実感した。

~~~ランチタイム~~~

そして、シャスタシティーのカフェで、昼食。

私は、ハーフサイズのベジラップを注文した。

ベジラップは、いろいろな野菜が、トルティーヤの皮のようなもので、
くるくると巻かれていて、ほとんど、サラダを食べているようなヘルシーなラップサンドだった。

おきまりのアメリカンサイズに、みんな驚いて、
私たちは、最初に、真実さんが、ハーフでサイズは、
十分だからと教えてもらっていたから、
良かったけれど、ドリンクも、普通に注文したら、
Lサイズ並みだった。

ベジラップを食べながら、私たちは、真実さんが、どうやって、シャスタに導かれたのか、伺った。

今は、スピリチュアルなことに理解関心のあるフランス人の旦那さまと暮らしているということを知った。

フランス人の旦那さまは、真実さんとも、
よく、スピリチャリティーについて、話し合うのだそうだ。

素敵な関係で、私も、お話を伺っていて、いつか、そんな風に、
国籍を超えてでも、魂で繋がるパートナーと出会いたいなと自然と思ったのだった。

そう言えば、レムリアン・ヒーリングの創始者もマリディアナ万美子さんと、
デイビットさんも国際結婚されているという、共通点を思い出した。

その時、真実さんが、フランス人の旦那さまも写真を見せてくれたのだけど、
不思議と、雰囲気が、デイビットさんに似ていたのだった。

みんなで、「エネルギーが、なんだか、似ている!」
「懐かしい感じもする!」と共感した。

 昼食を終えて、その後は、パンサーメドウズへと向かう。

メドウズとは、湿地帯のことを英語で言うらしい。

そして、パンサーとは、豹なのだけれど、そこに、
物語があり、実際、その場所で、聖ジャーメインと毎日対話をしていた男性がいて、
いつものように、その場所で、聖ジャーメインが現れるのを待っていたら、
そこに現れたのは、黒豹で、そこで、恐れを感じるのではなく、愛に意識を向けたら、
その黒豹は、聖ジャーメインの化身であり、
恐れではなく、愛にフォーカスしなさいというメッセージを受け取ったという場所として、
パンサーメドウズという名前が付いたそうだ。

さらに、聖ジャーメインが現れるほど、波動が高いという意味もあり、
レムリアの地下都市テロスへの入口があるとか、
テロスの住人にも会えるとか、とにかく、シャスタに来たら、パンサーメドウズへ行かなくてはという、
特別な聖なる場所なのだ。

そう、絶対に、シャスタに行くなら、外せない場所。
憧れの地。
到着する前に、ガイドの真実さんは、
車の中で、私たちに、最近あった火事の話をしてくれた。

シャスタの隣町のウィードという町で、かなりの大きな火事があって、
避難する日とも出ていて、シャスタシティーからも、消防団が駆けつけているのだそう。

それを聞いて、私の心は、さっきまで平和な気持ちだったのに、一瞬にして、曇り出した。

思い出したくない記憶が蘇ってきたからだ。

せっかく、平和な気持ちで、みんなとも、
楽しく過ごしているのに、こんなこと思い出しちゃいけないと必死で、
頭の中から、掻き消した。

真実さんは、話し続けている。

「だから、今日は、ウィードの町や、癒しの必要な人たちのためにも、少しでも、気持ちを向けて過ごしてくれたら嬉しいな」と。
ユーリアさんが、
「日本から、水野ユーリアという水の女神が来たから、大丈夫ですよ」
と言った。
ノーリアさんが、
「そうね。ユーリアは、水の女神だったね。名字も、水野だしね。ハートレイクで、水の女神として誕生して、完全に繋がった感じがするよ」
と言った。
そっか、ユーリアさんは、水の女神だった。いつも、涙で、浄化していた。そして、ハートを愛に開くハグを自然に出来る日と。火は、水によって、消える。今日は、水への祈りの日になる。



続きは、こちら。

【第4話】シャスタに導かれた5日間の旅(小説)|ミカ ヨフィエル|note(ノート) https://note.mu/spiritnote/n/n59848b5f1956

私の活動は、魂の意識の目覚めや、癒し、浄化のために、世界中、どこでも、必要なところに行くことです。サポートしていただけると嬉しいです。