シールドのすゝめ<加筆・修正版>
はじめに
皆さん、はじめまして。Spirit Loverと申します。いつもは自分自身への備忘録として、Twitterの方に趣味のマジック:ザ・ギャザリング(以降はMTGと略します)に関する投稿をしています。最近Twitterの文字数制限では伝えきれない事が増えたこともあり、noteに少しずつ記事を書くことに致しました。note初心者で読みづらいことも多々あるかと思いますが、お付き合い頂きますと幸いです。
<追記(2022.11.10)>
本記事は、2022年4月頃に投稿下した後、誤って非公開化したものを兄弟戦争のプレリリースに向けて再度加筆・修正して再投稿したものになります。
MTGプロフィール
今回の記事の本題に入る前に、アイスブレークとして軽く筆者のMTGプロフィール的なものを紹介します。私とMTGの最初の出会いは、当時良く読んでいたコロコロコミックでの「基本セット第5版」紹介記事になります。当時はちょうどポケモンやポケモンカードゲームにドはまりしていた時期でした。そのアニメチックでない西洋美術絵画のようなイラスト、プレイヤーが魔法使い(プレインズウォーカー)になってクリーチャーや呪文を唱えるゲームの世界感に興味を持ったのを憶えています。
同時期に近所の幼馴染もMTGに興味を持ち、パックを買っていたようでルールを完全に把握してはいませんでしたが(当時小学校3~4年生)、練習の相手をしたり要らないと貰ったカードを眺めたりするような感じでした。中学生になるとMTGもやらなくなり、カードゲーム自体とも縁遠くなってしまいました。
月日が流れ2019年5月末頃、当時社会人5年目だった筆者は、ドラゴンクエストライバルズ(2021年7月5日サービス終了)というデジタルカードゲームにはまっていました。大阪某所で行われたイベントにも参加するぐらい好きでしたが、途中から運営側の運営方針に辟易してしまい、プレイしなくなりました。辞めてしまった後、ふと「MTGはデジタルカードゲーム化していないんだろうか?」という疑問が頭をよぎりました。すぐにGoogleで「MTG デジタル」で検索してみたところ、「MTG ARENA」としてPCでプレイ出来ることを知りました。しかも基本プレイ無料!いつやるか?今でしょ!って事で即インストールし、晴れてMTG復帰(正確に言うと再開?)となり、今に至ります。現在はデジタルに飽き足らず、紙のMTGも再開し、パイオニア,モダン,パウパー,EDH,リミテッドと幅広いフォーマットで遊んでいます。紙のMTGに参戦した経緯は長くなるので、今回は割愛させて頂きます。
シールドという遊び方
さて、そろそろ本題に移りましょう。ここからはある程度MTGの事が分かってるという前提で話を進めていきます。初心者の方は適宜埋め込んでおりますリンク先の内容を一読下さい。
MTGには構築とリミテッドという大きく分けて2つのフォーマット(ポケカでいうレギュレーション)があり、その中でさらに細分化されています。
今回はその数あるフォーマットの中で【シールド】を取り上げようと思います。シールドはドラフトブースター6パックを使い、それを開封して入手したカードと基本土地で即席の40枚デッキを構築して対戦するフォーマットです。
シールドは即席でデッキを構築する(イベントだとデッキ構築に時間制限有)というところに苦手意識等を感じてしまうかもしれませんが、この苦手意識を越えればとても面白く、何度でも遊びたくなります!紙のMTGを始めたばかりでカード資産が少ない方やどのフォーマットから始めたら良いか分からない方には是非オススメしたいフォーマットの一つです。次項でシールドをオススメする理由等を書いていきます。
シールドをオススメする理由
わざわざnote記事で取り上げるぐらいシールドが大好きな筆者ですが、ちゃんとキッカケがあってシールド好きになりました。まずはそのキッカケの部分から書いていきます。
MTGプロフィールに記載の通り、デジタルだけでなく紙のMTGにも参戦したくなった復帰当時の筆者は、カード資産が無くても参加できる「プレリリース」というイベントに参加しました。参加店舗はたまに違えど、今でも参加し続けています!
プレリリースとは、公式発売1週間前に行われるカジュアルイベントのことを指します。新弾発売をお祝いするイベントと捉えて下さい。そしてこのプレリリースでのフォーマットはそう!シールドなんです!大事な事なのでもう1回書きます。シールドなんです!
基本セット2021でプレリリース初参加だった訳ですが、シールドの基本的なところを動画等で学び参加したものの、結果は0-3と完敗。カジュアルイベントとは言え、負けず嫌いな性格もあり「もっとシールド、勝てるようになりたい!」とそこから意識し始めました。また当時通っていたお店の常連さん方が所謂ガチの競技勢で「構築戦やコンバットでつようなろうと思ったら、リミテッドやらなアカンで!」と言われたのもきっかけです。
次にオススメする理由の部分になりますが、シールドを続けていくと、下記の副次的?なメリットもあります。
①新カードプレビューを真面目に見るようになる
即席でデッキを組むと言っても、ある程度カードプールにどんなカードがあるか知っておく必要があります。エキスパンションによっては、アーキタイプに寄せて組むことが推奨される場合もあるからです。そしてそのカードプールを知る手段が「カードプレビュー」となります。この期間はTwitterのTL上が新カード情報で溢れます。私は《青黒家の食卓》管理人、オリバ氏のツイートをチェックしています。
②カードの強さを評価出来るようになる(※あくまで主観に基づく)
①の次の段階と言えるかもしれませんが、新カードプレビューが始まると様々な媒体を通して、色んな方が各自のカード評価をされています。初心者の方には非常に難しいことだとは思いますが、強い,弱いといった簡単な評価で良いので、各カードに関する意見等を持っておくことをオススメします。これは構築戦でも言えることですが、今回取り上げているシールドでも弱いカードを束ねてデッキにしても勝つことは非常に難しいです。事前にカード評価がある程度出来ていれば、プレリリースに参加した時に慌てずに済みます(自分はこれが出来てなくて、かなり焦った人)。
最初のうちはYoutubeを観たり、WEB記事を読んだりして他の方の評価を見てみるのが良いと思います。続けていけば、なんとなくでも分かるようになってきます。
③カードに関する議論・意見交換が出来るようになる
②に関連付いた話になりますが、カード評価が出来るようになると、他の方と1枚のカードに関して議論したり、意見交換が出来るようになります。これはシールドを皮切りに、仮に構築戦を遊ぶ段階になった時、プラスに働きます。筆者は構築戦、今は特にパイオニア・モダンに力を入れていますが、かなり恩恵を得ていると感じています。質問内容も具体的になりますし、熱心だと思って貰えるので、回答する側も親身になってくれます!
あとは何より対戦相手の方との会話のキッカケになります!例えばプレリリースに参加して対戦が終わってから黙々と片づけするだけでは勿体ないです!デッキを見せて意見を貰ったりするのも良いと思います。
ここ最近はプレリリースを通じてMTG仲間を増やそうというよりカジュアル性の強いイベントも増えています。プレリリースに参加してみたいけど、躊躇していた方は一度思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?
長々と書いてしまいましたが、あくまで個人的な経験に基づいて一言で纏めてしまうと「シールドは良いこと尽くめのフォーマット」です。そしてシールドの次はきっとドラフトで遊びたくなると思いますよ!(ドラフトはデッキ構築の難易度がシールドより高いことやドラフト特有のピックスキル等があるため、今回は取り上げませんでした)。もし本記事を読んでドラフトにも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、Youtuberの大やけどした節約家さんの動画を視聴することをオススメします!
シールドで遊びたくなったら(宣伝も兼ねて)
この記事を読んで、少しでもシールドに興味を持たれた方、特に初心者の方がいらっしゃいましたら、一度プレリリースに参加してみることをまずオススメします。それでも躊躇してしまう場合、MTGを一緒に遊べる御友人がいらっしゃれば、ドラフトブースター6パックを買って、シールドで遊んでみましょう。ドラフト用の基本土地が置いてある店舗もあるので、スリーブやダイスやライフを記録するものがあれば遊べます。そして慣れたらプレリリースやそれに準ずるイベントに参加してみましょう。
近くに店舗がない場合はMTGアリーナでシールドを遊ぶ(課金が必要な場合があります)かリモートでシールドを遊ぶという方法もあります。
宣伝になってしまいますが、筆者はカルドハイム以降新エキスパンションが発売されるたびにDiscordを使って【リモートシールド対戦会】(紙での対戦)を実施しています。有難いことにレギュラーメンバーに加えて、参加してみたいとのお声も頂いております。
プレリリースに参加するも良し、自分が主催者になってシールド会を始めてみるのも良し、色んな方法でシールドを始めてみましょう!何事も案ずるより産むが易しです!
上の画像は、神河:輝ける世界のリモートシールド会での一コマ。対戦後はお互いにデッキを見せ合って意見交換したり、シールドに限らず構築戦やMTGのストーリー展開予想にまで話が盛り上がったりします。
最後に
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。note初回投稿という事もあり、要領を得ない駄文となってしまいました。本来なら前編・後編としたかったのですが、性格上前編だけで書いて後編を書かない気がしたので、一気に書き切ることにしました。
これはマナバーン2020でrizerさんこと石村信太朗選手が執筆担当された記事の最後に書かれていた一文です。本投稿を通じて、一人でも多くの方にシールドの面白さが伝われば幸いです。
最後になりますが、ドラフトブースターを開封するだけでは飽き足らず、6パック開封してはシールドデッキをTwitterに投稿する筆者に、「せっかくだから対戦しませんか?」と声を掛けて下さったフォロワーさんに感謝して本記事を終わらせて頂こうと思います。
<追記(2022.11.10)>
はじめにで記載の通り、本記事は一度誤って非公開した記事の再掲となります。兄弟戦争のプレリリース開始が近いという事で、再度投稿させて頂きました。今現在も筆者はシールドで定期的に遊んでいますが、本当に勉強になるし、楽しいフォーマットだと感じています。
本記事を通じて、一人でも多くのMTGプレイヤー、特に初心者の方がシールドに興味を持って頂ければ幸いです。
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