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『第1回 洛北フリプ神(レガシー)』決勝戦テキストカバレージ(盤面実況)緑単エルドラージポスト VS スニーク・ショー

はじめに

大変ご無沙汰しております。Spirit Loverです。
良い意味でも悪い意味でも色々ありまして、note記事を書くモチベが低下しておりました…。久々の記事投稿となります。
今回は筆者が大変お世話になっております『洛北フリプ会』にて参加者の方が主催されました『第1回 洛北フリプ神(レガシー)』決勝戦のテキストカバレージ(盤面実況)をお届けします。
レガシー歴1年のルーキープレイヤーとイベント当日の午前9時30分から当該デッキを回し始めた熟年プレイヤーという異色(?)の決勝戦、勝敗は如何に。

大会概要

大会名:第1回 洛北フリプ神(レガシー)
大会フォーマット:レガシー
大会形式:スイス4回戦+SE(3回戦)
※コンパニオンアプリの都合上、2チームに分かれスイス4回戦を実施。
 各チーム上位4名でSEを実施後、両チームの1位で決勝戦。
大会参加人数:21名

大会メタゲーム

・青黒リアニメイト(1)
・青黒リアニメイト(ターボ型)(1)
・青黒テンポ(タミヨウ型)(1)
・青黒テンポ(デルバー型)(1)
・エルドラージ(2)
・ゴブリン(1)
・赤単バーン(1)
・青黒デスシャドウ(1)
・赤黒プリズン(1)
・青白奇跡コントロール(1)
・ムルタニストーム(1)
・赤単ペインター(1)
・ティムールカナスレ(1)
・テゼレッター(1)
・緑単エルドラージポスト(1)
・緑黒リアニメイト(1)
・赤単プリズン(1)
・最後の審判(1)
・スニーク・ショー(1)
・カーンフォージ(1)

決勝戦マッチアップ

緑単エルドラージポスト 対 スニーク・ショー

■GAME1

気合いの入ったダイスロールにより、先攻は緑単エルドラージポスト(以降エルポスと記載)。エルポス側はワンマリガンを選択した後、ゲームスタート。
まずは《雲上の座》をセットランドしてターンを渡す。
それに対してスニーク・ショー側(以降スニショと記載)は、青赤諜報ランド《轟音の滝》をセット。ライブラリトップのカードをそのまま保持する静かな立ち上がり。

《雲上の座》、コモンカードなんですよね

2ターン目のエルポスは、1ターン目同様に《雲上の座》をタップインしてターンを渡す。


これに対してスニショ側は、《古えの墳墓》をセット。無色2マナを使って、《苛立たしいガラクタ》を2枚置く。2枚置いたことは好手かそれとも悪手か。

レガシー,ヴィンテージ対戦で見ない日はないカード
その名に違わず苛立たしい

エルポス側の3ターン目。モダンホライゾン3統率者デッキからの刺客《次元の結節点》をセットランドする。そして《攪乱のフルート》をキャスト。スニショ側は《意志の力》が手札にあったものの、前ターンでガラクタを2枚置いている都合上対処できず、《騙し討ち》を指定される。続いて《一つの指輪》をキャストし、即起動型能力を使ってカードを1枚引いていく。
これに対してスニショ側は《轟音の滝》からマナを出して、ガラクタの起動型能力を起動し、ドローに変換する。

モダンホライゾン統率者デッキのレビュー時にXのタイムラインを沸かせた1枚と
モダンを定義する1枚

強力なアドバンテージ源を置かれたスニショ側の3ターン目。そのまま動かずにターンを渡す。


エルポス側の4ターン目、まずは《一つの指輪》を捻り2ドローする。《ヴェズーヴァ》をセットランド。コピー先は《雲上の座》を指定する。手札にその大量の無色マナの注ぎ先がなかったのか、別の意図があってか再度《一つの指輪》をキャストする。
このキャストスタックでスニショ側は、戦場にあった残り1枚のガラクタをドローに変換。《意志の力》をコストにして《意志の力》をキャストする。
指輪は打ちされたものの、エルポス側は《一つの指輪》の3枚目をキャストし、解決・着地となる。

フレーバーテキストが印象的

スニショの4ターン目。《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》を持ってくる。そして《実物提示教育》をキャスト。両者カードを1枚手札から裏向きで戦場において表面を公開する。スニーク側は《偉大なる統一者、アトラクサ》、エルポス側は《カラカス》を選択。
アトラクサのETB効果によりライブラリートップ10枚を公開。その内訳は、
・《偉大なる統一者、アトラクサ》1枚
《裏切りの都》2枚
《引き裂かれし永劫、エムラクール》2枚
《残虐の執政官》1枚
《渦まく知識》2枚
・《騙し討ち》1枚
《溢れかえる岸辺》1枚
この中から《騙し討ち》《渦巻く知識》《裏切りの都》《残虐の執政官》を手札に加える。
アトラクサのETB効果の解決後、エルポス側は《カラカス》の白マナを使って《次元の結節点》から緑マナを出し、《輪作》をキャスト。《カラカス》をサクってライブラリーから《ウギンの目》をサーチする。

《カラカス》が場に出たことで、スニショ側は2体以上での攻撃が必要に
《実物提示教育》解決時の盤面写真

エルポス側の5ターン目。《雲上の座》をセットランド。《ウギンの目》の起動型能力により《引き裂かれし永劫、エムラクール》をサーチ。《ウギンの目》の効果により、《引き裂かれし永劫、エムラクール》は13マナとなるため、そのままキャスト。スニショ側はこれを受けて投了。

次ターン(追加ターン)でスニショ側の盤面が更地になってしまう

緑単エルドラージポスト 対 スニーク・ショー 1-0

■GAME2

お互いサイドボーディングにギリギリまで時間を掛けた後、スニショ側の先攻でゲームスタート。まずは《Volcanic Island》を置いてターンエンド。
対してエルポス側は、《雲上の座》をセットランド。エルポス側のターンエンド時に《渦まく知識》をプレイする。

GAME2の初手(スニーク・ショー)
GAME2の初手(緑単エルドラージポスト)

スニショの2ターン目は、《沸騰する小湖》を置いてターンエンド。
エルポス側は、1ターン目と同じく《雲上の座》をセットする。ターンエンド時にスニショ側がフェッチランドを切る。それに対して《雲上の座》の2マナから《攪乱のフルート》をキャスト。これに対してスニショ側は《記憶への放逐》で応戦し、着地を阻止する。フェッチランドで《轟音の滝》を持ってきて諜報1を解決。1ゲーム目と同じくライブラリートップを保持。


スニショ側の3ターン目。《古えの墳墓》をセットランドして、《騙し討ち》をキャスト。次ターンでのゲーム勝利も有り得る盤面となる。


これに対してエルポス側は、《次元の結節点》をセットランド。《次元の結節点》のマナフィルター能力を使って、《耐え抜くもの、母聖樹》の魂力能力を起動、《騙し討ち》を割っていく。
スニショ側は、《島》をサーチ。サーチ後有効牌を探すべくすかさず《渦まく知識》をキャストする。

魂力は起動型能力なので、打ち消されづらい

4ターン目。スニショ側はGAME1のお返しにと《一つの指輪》をキャストしてターンを渡す。これに対してエルプス側は、GAME1と同じく《ヴェスーヴァ》を《雲上の座》とコピーとしてセットランドしてターンエンド。ターンエンド時にスニショ側は指輪を捻って1ドローする。


スニショ側の5ターン目。指輪を捻って2ドローのみしてターンを渡す。対してエルポス側は《カラカス》をセットランド。まずは《苛立たしいガラクタ》をキャスト・着地。そして《再誕世界、エムラクール》をキャスト。これには《記憶への放逐》で応戦する。そして更に《削剝》を《苛立たしいガラクタ》を対象にキャスト。ポスト側は破壊される前に1ドローに変換する。

《地獄料理書》と絡めて6マナで唱えることも可能(されたことある)

6ターン目。スニショ側がメイガスこと《月の大魔導士》をキャスト。エルポス側の動きを鈍化させることに成功する。

最近兄弟(海の先駆け)が出来ました。可愛がってあげて下さい

これに対してエルポス側は、《大いなる創造者、カーン》をキャスト。これに対して《呪文貫き》を合わせる。通常であれば2マナを支払うことは容易であるが、メイガスが居るので支払えない。《イス卿の迷路》をセットランド後、2枚目の《攪乱のフルート》をキャストするも《意志の力》で打ち消されてしまう。

モダンでは禁止指定の《マイコシンスの格子》はレガシーなら使える
《一つの指輪》を4/4破壊不能のクリーチャーにするPW

スニーク側の7ターン目。《騙し討ち》をキャスト。手札にあった《猿人の指導霊》の起動型能力で赤1マナを捻出。《騙し討ち》の起動型能力で《偉大なる統一者、アトラクサ》が戦場へ。アトラクサETB能力が解決。ライブラリトップ10枚が公開された時点でポスト側が投了。

モダンではアドグレイスの禁止に巻き込まれて禁止に

緑単エルドラージポスト 対 スニーク・ショー 1-1

■GAME3

両者の緊張が観戦者にも伝わってくる最終戦。エルポス側の先攻でゲームスタート。まずはGAME1,2と同じく《雲上の座》をタップイン処理。
スニショ側は、《轟音の滝》をセットランド。諜報の結果はライブラリトップ保持。《水蓮の花びら》を置いてターンエンド。


2ターン目。エルポス側は《次元の結節点》をセットランド。《苛立たしいガラクタ》をキャスト・着地。


対するスニショ側は、《沸騰する小湖》から《島》をサーチ。そして非基本土地への刺客、《月の大魔導士》をキャスト。GAME2と同じく形勢がスニショ有利と思われたが、エルポス側がこれに対して《四肢切断》をキャスト。対戦相手,観戦者からも『やるね~』と声が上がる。

最近ではメイガス先駆けを意識してサイドに戻りつつある

エルポス側の3ターン目。《カラカス》をセットランド。前ターンのお返しにと《一つの指輪》で仕掛けていく。


これに対してスニーク側は対応策を探すべく《思案》をキャスト。3枚見るも芳しくなくシャッフル1ドロー。その後もう1回《思案》をキャスト。2回目はシャッフルせずトップ操作をして、1ドロー。《Volcanic Island》を置いてターンを渡す。

レガシーを代表する1枚

4ターン目。エルポス側は《ウルザの塔》をセットランド。《次元の結節点》により既に無色3マナが出せる状況。そのままビックアクションはせずにターンを渡す。

《次元の結節点》の登場で3マナを出すのはお手の物

ターンを貰ったスニショ側、《裏切りの都》をセットランド。《一つの指輪》をキャストする。ターンエンド時にエルポス側が、モダンホライゾン3で得た強力スペル、コジコマこと《コジレックの命令》をX=3でキャスト。モードは、トークン生成と占術&ドロー。熟考の後1枚ドロー。そして《攪乱のフルート》をキャスト。これには《呪文貫き》を当てていく。

茶単系デッキをTier上位に押し上げた1枚

エルポス側の5ターン目。まずは《森》をセットランド。その《森》から緑マナを出して《輪作》をキャストする。ライブラリーからサーチしたのは、《ウルザの塔》。そして大量の無色マナから《絶え間ない飢餓、ウラモグ》をキャストする。キャスト時の誘発型能力で、《一つの指輪》と《Volcanic Island》を追放する。

《記憶への放逐》がないと対処しづらい

これに対してスニショ側の5ターン目。《残虐の執政官》を手札に引き込む。まずは《思案》をキャスト。シャッフル1ドローを選択。そこから《実物提示教育》をキャスト・解決される。両者が戦場に出したカードは、《残虐の執政官》と《引き裂かれし永劫、エムラクール》。これを受けてスニショ側が投了。両者は握手でお互いの健闘を讃え合う。

緑単エルドラージポスト 対 スニーク・ショー 2-1

熱い握手を交わすお二人

今大会の優勝者にはフリプ会参加無料券と景品が贈呈された。
ゲーム終了時および記念品贈呈時には、洛北フリプ会参加者から拍手が送られ、大団円にてイベントは終了となった。

『洛北フリプ会』のご案内

最後になりますが、『洛北フリプ会』について軽く紹介させて頂きます。
洛北フリプ会は、ふぇむと(@daikichibusters)さんを主催人として、京都北文化会館にて月イチで開催されているフリプ会です。幅広いフォーマットが遊ばれており、あの頃対戦などのカジュアルフォーマットも精力的にプレイされています。参加者は毎月20人ほどで、皆それぞれ積極的に対戦し合い、交流を深めています。声を掛けづらい方も手が空いていれば、主催者や参加者がマッチングの手助けをしてくれるので、初参加でも楽しめるフリプ会となっております。
ご興味のある方・問い合わせしたい方は、主催者のふぇむとさんのX(旧Twitter)のDMにご連絡下さい。

さいごに

『第1回 洛北フリプ神(レガシー)』決勝戦テキストカバレージ、如何だったでしょうか?筆者もターボ型の青黒リアニメイトで参加し、準々決勝で敗退しました。今後も精進致します!
本記事の執筆を許可して頂いた主催者のふぇむとさん、今大会の発起人及び大会ジャッジを務めたレイさん、盤面写真の撮影にご協力頂いたさくさくさん、決勝戦に進出されたプレイヤーお二人にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
次回も機会ありましたら、またよろしくお願い致します。
それでは次の記事でお会いしましょう。

『第1回 洛北フリプ神(レガシー)』決勝戦テキストカバレージ(盤面実況)緑単エルドラージポスト VS スニーク・ショーは、ファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

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