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過食症が良くなった話


私は小学生の頃は拒食症、15歳から22歳まで過食と下剤の乱用をしてました。

拒食より過食が一番私は辛かったです。
自分のなりたくない体にどんどんなっていくこと(細ければ心配されるけど、太ると健康に見られたり女性らしい体型になって性的に見られることの嫌悪感がついてくる)、今日は食べるのを我慢できるか毎日どうなるか分からない焦燥感、下剤に依存してやめられなくなる依存性や痛みのある毎日。

依存症と同じで、食べることも薬を使うことにも麻痺していました。根底には愛情に飢えていた飢餓感や、生きづらさを何かで誤魔化したい気持ちがあったり体型へのこだわりを変えられなかったり…いろんな問題が絡まって過食に走ってたと思います。

吐けなかったので下剤を使っていましたが、経験したことない痛みもたくさん味わったし、下剤を使っても代謝が落ちるだけで痩せるわけではないので体に本当に悪いです。
自傷行為としても、痛みを感じてる間はそこに気が逸れて現実のことを考えなくて済むので、余計にやめれませんでした。乱用していた後遺症もあります。

良くなったきっかけは、ストレスのある環境全てから離れて落ち着く生活を取り戻して自炊を始めたことでした。完全にストレスから離れるのは難しいですが、なるべく穏やかな生活を目指すのが大事だと思います。

自炊は、自分が食べたいものを栄養バランス考えつつ作って3食しっかり食べる生活を続けました。下剤の使用で栄養が流れて脳貧血もよく起きていましたが、しっかり食事を摂り続けてると自然と体重も標準的になって安定していき、食べたいものを作ることで満足感も得られて飢餓感は無くなっていきました。

自分に料理がハマったのも大きいかもしれませんが、作る工程があって完成してそれを食べる一連の流れは、何かを成し遂げる成功体験が目に見えて分かるので良かったです。

料理のレパートリーが増えたり上達することで、自分にもできることがあるんだって自信にも繋がりました。

今は前ほどは一度に多く食べなくなりましたが、虚しさを食で誤魔化すことはあります。対策としては、何か食べたくなったらなるべく作るようにして、出来るだけ満足感を得られるように工夫したり、買い置きも出来上がったものは置かないように気をつけたり、普段から趣味や気を紛らわせる事を探すようにしてます。

まだコントロールを身につけてる途中なので欲を抑えられなくて衝動的に食べてしまうこともあるけど、前よりはまあいっかって自分を許せるようになりました。


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