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#13 - SIGMA DP3 Merrill

今回ご紹介するカメラは、2013年にSIGMAから発売された "DP3 Merrill" です。以前は親バカ写真や記念写真しか撮らなかったわたしが、このカメラに出会って写真の楽しさを知ることになりました。

もう製造を終了した過去のカメラです。この記事の有用性は低いかもしれません。自分の愛する機材をただただホメちぎる記事ですので、そんな記事だと思って観ていただけると幸いです。


作例


まずは作例から。

構図とか被写体の面白さとかは無視してください。あくまでこのカメラが吐き出す絵を感じていただくための作例です。

WEBでたくさんの作例を見ることができますが、プロの写真家が撮った写真で、ましてやしっかりと編集されていたとしたら、それはカメラではなく写真家さんの実力ですよね。どこまで参考にして良いやら。

ここに載せている作例は、素人のわたしが撮った無編集の写真で、基本はISO100、手ブレだけ気をつけて撮った写真です。

厳選もせずに画像を並べてしまいましたが、いかがだったでしょうか?
現像で手を加えなくてもこんな絵が得られます。

拡大すると、

一画素単位で見ても、にじみや偽色がなく嘘偽りのない絵になっています。等倍に拡大して見るとゾクゾクします!

ボケも美しく、階調表現も目を見張るものがあると感じます。

拡大写真追加

拡大写真のサンプルを追加しました。


このカメラについて


"Foveonセンサー" と35mm換算で75mm f2.8 の単焦点中望遠レンズを搭載したカメラです。

レンズ固定で75mm相当の単焦点!
とがってますね!

詳しくは、SIGMAのページから見ることができるカタログなどをご覧ください。"Foveonセンサー" の特徴なども載っています。

(ちなみに、実測で440g。軽いっ!)

このカメラを使っていると、構図とか被写体うんぬんはさておいて、このカメラの吐き出す絵の美しさに魅了されます。このカメラの得意な条件を狙って、ISOは100固定で撮ることになります。手ブレが少しでもあるとせっかくの解像感に水を刺すことになりますので、できるだけ三脚+セルフタイマーを使用したりします。

生々しいほどの充実した質感。圧倒的に豊かな階調性。
4,600万画素新世代センサーの「実在画質」…
驚異的な表現域をもった画像データのポテンシャルは
現像の瞬間、あなたを心地よく打ちのめすことでしょう。

DP3 Merrill カタログより

はい、たしかに打ちのめされれました!


SIGMA さんへのお願い!


フルサイズ Foveon も期待していますが、待てません。
それにフルサイズが出てもお高いんでしょ?
それなら、

Merrill のセンサーをそのまま fp の筐体に入れて欲しい!

Foveon の弱点はわかっています。
Foveonで動画撮りたいなんて思ってもいません!
ISO100/静止画オンリーでいいので最高画質を!

APS Foveon を積んだfp。

Iシリーズとか、f1.4 の DC DNレンズとか、Artレンズとか、Lマウントには魅力的なレンズが揃っています。これらにFoveonを組み合わせると…

気軽に持ち運べるレンズ交換式 Foveon 機。

最高じゃないですか!


おわりに


今回記事を書きながら、すっかり盛り上がってしまいました。

わたしは最近fpばかり使っていましたが DP3 もいいですね。
気難しいけどすごいDP3、カジュアルで楽しいfp。
これからも2台で楽しんでいきたいと思います。(という着地点。)


追補

解像感と質感についての追補記事を別途投稿しました。