『天国、それともラスベガスの続き』-航空障害灯で室内夜景を演出する
部屋にいながらにして、夜景を楽しむ「室内夜景」の世界。部屋を暗くして、ガジェットの灯す電源ライトや液晶などの光に夜景を眺める心地よさを見いだす話はこちらの元記事にも書きましたが、きょうはその続きの話を、したいと思います。さらっと。
一言で「夜景」と言っても、ビルの窓やライトアップされたタワーのトラス構造など、様々な光で構成されています。しかしその中でも、高いビルなどで赤く明滅するライト(航空障害灯というそうです)は、夜景の情緒を構成する大事な要素ですよね。
そんな航空障害灯に感じるエモーションを、僕の自宅デスクの室内夜景にも導入したいということで、10代のとき以来の猛烈なお久しぶりで電子工作をしました。モノタロウやamazonを駆使して、LED点滅キットやLEDライト、配線ケーブルなどなどのパーツを取りそろえます。
取りそろえられたパーツ群。さあ、電子手芸を始めましょう。
これはモノタロウで買った点滅回路のキット。LEDを光らせるのに必要な電圧は3V~4.5Vです。
赤いLEDのランプは、僕のデスクの中でも一番背の高いDELLのPCモニターにとりつけようとしているので、電源はPCモニターについてるUSB端子から取ろうと考えました。とはいえUSBからとれるのは直流5Vと点滅回路にそのまま入れるには電圧が高すぎるので、4.5Vに降圧するために、この電圧変換機能をもったレギュレータという部品を使います。
直径5mmのLEDを、ゴム足の中にセット。ぴったりはまって嬉しい。
見るからに非常に雑な感じですが、今回は「まずはやってみよう」の試作ということで、仕上げにはこだわりません。基板とレギュレーターの一式を、岐阜県不破郡垂井町にある未来精工の樹脂製ケースに格納し、PCモニターの裏側に3Mの両面テープでマウントします。
「仕上げにこだわらない」と決めたとはいえ、こうした工作があまりに久しぶりすぎて、配線用に使った赤黒のスピーカーケーブルが思ったより太過ぎて難儀したりなどなど不具合や失敗がありました。やっぱり「やってみる」って大事ですね。
はい、ということで、なんとかPCモニターに赤色のライトをつけることができました。こんな感じで、LEDと組み合わせたゴム足の下面に3Mの両面テープを小さく切って貼り、モニター上縁の左右に1つずつ固定。これを明滅させることで、「室内夜景」をさらにエモーショナルにします。
さっそくスイッチオン。「明滅」をお伝えするため、動画を用意しました。
…どうでしょう? なかなかいい感じじゃないでしょうか!
うふふ。わたくし、かなりご満悦です。