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『天国、それともラスベガス』-世界を楽しむ自宅デスクチューン

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自宅のデスクは、世界につながる場所にしたいと思いました。世界観とストーリーのあるデスク環境を基点に、コロナ以降で世界への物理的なアクセスが大きく制限される中でも、これからの202…
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#PicklesSpinn_2020

『天国、それともラスベガス』―ガジェット多めとすっきりを両立させた、世界に向かうデスクチューンの企画と実装

「デスクに向かう」という表現が好きです。デスクに座るでもデスクを使うでもなく、「向かう」。デスクに身を置きモニターやスピーカーを見て過ごす時間は、どこか遠い場所から吹いてくる風を受けること、どこか違う世界に向かって進んでいくことと、確かに似ていると思うんですよね。 今回のデスクチューンのきっかけは、2020年春に訪れたあのウイルスとリモートワークでした。昨年転職したりと個人的にも太めの節目を感じていた20年代の始まりに、さらに世界は災厄に見舞われ、人と人との触れあいは禁忌に

『天国、それともラスベガス』の音量測定―アナログVUメーターを自作する

自宅にいながらにして世界を感じ世界と繋がることを目指し、ガジェット多めの自宅デスクのチューンを続けるこのシリーズ。おかげさまでこれが20番目の記事になります。 「世界とつながる」というテーマでチューンしている僕のデスク環境ですが、デスクはつながるだけでなく、何かを生み出す場所でもあります。きょうはそんな、このデスクの上で・このデスクのために自作した、「VUメーター」の話をします。 1. そもそもメーターが好きなんだそもそもメーターが好きなんです。それもアナログ式の、針で測

『天国、それともラスベガス』の鏡像物質-僕の初めての自作PCについて

自宅のデスクからいつでも世界とつながっていたい。そんな思いを胸に、去年の春から整えている僕の自宅デスク環境、名付けて「天国、それともラスベガス」。 ガジェットが好きで、ラスベガスで開催されるCESのように世界各地のガジェットが多めに集まってしまう僕のデスクを、天国みたいにすっきり快適に過ごせる場所にしたい!という目的の取り組みでしたが、おかげさまで1年後のいまも快適に過ごせています。世界、感じてます。 最近の写真がこちら。 去年書いたこのデスクの話は、Go Andoさん

『天国、それともラスベガス』のコタツ記事-3つの文具の3つのストーリー

「コタツ記事」という言葉を聞くとドキっとします。「コタツ記事」とは、webメディアで手早く記事を量産するため、ネット上の誰かの文章をかいつまんでパクッて「いかがでしたか?」なんつって締める、中身スカスカの記事のことで、(自分の足で取材をせずに)コタツでぬくぬくしながら書けちゃう執筆スタイルから名付けられた、かなりネガティブな「揶揄」です。 そんな「コタツ記事」という言葉を聞くと、ドキッとします。だって、僕自身がこうして『天国、それともラスベガス』のデスク話を書くときも、ハウ

『天国、それともラスベガス』のコントロールサーフェス - Loupedeck Live(たぶん)最速実機レビュー

ガジェット多めでありながら「すっきり」を両立させ、自宅から世界へとつなげていくことを企画し実装した僕のデスク環境、名付けて『天国、それともラスベガス』。Go Andoさんの「デスクをすっきりさせるマガジン」にも取り上げられて、おかげさまでたくさんの方に読んでいただいています。ありがとうございます。 そんな僕の『天国、それともラスベガス』に、また新たなガジェットのメンバーが加わりました。PCに接続してソフトウェアを操作するコントローラー「Loupedeck Live」です。

『天国、それともラスベガス』のバスターランチャー /eGPUボックス導入から夜間飛行へと至る道

『機動戦士ガンダム』の監督、富野由悠季氏の作品制作論のひとつに、「11、12歳まで好きだったものにこだわれ」という言葉があります。 思春期から大人になると世の中の流行とかスタイルに影響を受けてしまうけれど、11・12歳くらいまではそういったものに影響される前なので、その頃までに好きだったものはその人の本性とか指向性に合致している。それこそが個性の源泉であり、コピーにならないオリジナルの世界を作るときの基礎になりうる、という話です。 僕にとって11・12歳に好きだったもの。

『天国、それともラスベガス』とメッカの方向- キブラで感じる地球の丸さと16億人

突然ですが、「地球の丸さ」を意識することに関して、ムスリム(イスラームの教徒)の人たちは僕ら以上にリアルな感覚を持っているんじゃないかと思ったんですよね。僕もデスクに地球儀を置いたりして地球の丸さを意識しようとはしているけれど、全然かなわない気がする。 何故かというと、ムスリムの人たちは1日に5回の礼拝の時間を持ち、そのたびにサウジアラビアにある聖地メッカのカアバ神殿の方角に向かって祈りを捧げているからです。世界のどこにいても、メッカの方角を意識する時間が1日に必ず5回ある

『天国、それともラスベガス』のステンレス製品 - 新潟県燕市のプレゼンスを感じる

春先から例のウイルスの影響で自宅ワークが増えたことをきっかけに構築した僕の自宅デスク環境、その名も『天国、それともラスベガス』。長い梅雨のあと、夏まっさかりの午後を迎えています。 上の記事を公開した後も、デスクのチューンは続いています。 相変わらずなかなか遠出をする気になれない状況の中で、人類が作った事物の中で一番遠く(地球から222億キロ以上の彼方)を飛んでいる、大好きな宇宙探査機ボイジャーのプラモデルを作って飾ったり(格好いい)。 外国に行くなんてすっかり夢のまた夢

『天国、それともラスベガス』からの低音のすすめ - サブウーファーで低音環境を強化しよう

先日夜中に友人のツイート見ていてなるほどと思ったのですが、コロナの影響でライブやクラブイベントが「配信」になり、自宅でバンドやDJのプレイを楽しむってことは、ライブハウスやクラブのフロアで提供されていた身体の芯を震わせるような低音を感じる機会を失っている、ということでもあるんですね。 同様に、コロナの影響で盆踊りがなくなれば、和太鼓を叩いたときにお腹に響くドンも聴けなくなるでしょう。コロナ以降の生活で無視できない、低音体験機会の喪失。 僕自身は、ハウスミュージックであった

『天国、それともラスベガス』のノイズリダクション2-メロス、ThinkPadにマフラーを装着

(前回までのあらすじ) 「シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 ThinkPadから聴こえる排熱ファンの音がうるさくて、メロスは激怒した。音楽を聴くとき邪魔になる、この邪智暴虐のノイズ音を除かなければならぬと決意した。本体の下面から聞こえるファンの音を止めるため、本体下に吸音材を敷いた。確かに下面からの音は少し消えたが、しかしそれでも変わらず「シーーーーー」という音がきこえ続けたのだった。メロスは、ひどく赤面した。 *その詳細は以下のnoteに書きました。

『天国、それともラスベガス』のノイズリダクション-ThinkPadからのファン音を減らす

「シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 この音は、僕のデスクの上にあるThinkPadの底面から、静かに、でも確実に聞こえてくる冷却ファンのノイズです。ノートPCにしては強めのCPUにGPU(NVIDIA GeForce MX250)を備えた僕のThinkPadは、その高い計算力の代償として高い熱を発し、それを冷却するために本体底面で排熱用のファンが回転していて、「シャーーー」というノイズを出すのです。 コンピューティングは、プロセッサと熱との戦いです。高

『天国、それともラスベガス』の調べ-チラ見せしたケーブルの流れを整える

「調」という漢字には様々な意味があります。ほどよくする、ととのえる、つりあう、調子を合わせる、バランスをとる、音楽を奏する、音律を整える、決定する…(「新漢語林」第二版より)。 今回は、そんなデスクまわりのケーブルに関する「調べ」の話です。 1. 『天国、それともラスベガス』の2ヶ月後この春、例のウイルスによる自粛生活の中で構築にいそしんだ、僕の自宅のデスク環境。 おかげさまでこちらの記事もGoAndoさんの『デスクすっきりマガジン』に紹介していただいて、たくさんの方に

『天国、それともラスベガスの続き』-航空障害灯で室内夜景を演出する

部屋にいながらにして、夜景を楽しむ「室内夜景」の世界。部屋を暗くして、ガジェットの灯す電源ライトや液晶などの光に夜景を眺める心地よさを見いだす話はこちらの元記事にも書きましたが、きょうはその続きの話を、したいと思います。さらっと。 一言で「夜景」と言っても、ビルの窓やライトアップされたタワーのトラス構造など、様々な光で構成されています。しかしその中でも、高いビルなどで赤く明滅するライト(航空障害灯というそうです)は、夜景の情緒を構成する大事な要素ですよね。 そんな航空障害

『天国、それともラスベガスの隣で』- フルフラットな高演色LEDの世界

みなさーん!   配光、楽しんでますか?  あなたのデスクに、あなたの部屋に、あなたはどんな角度からどんな光を当てていますか? 今回のデスク話は番外編で、デスクからほど近い、食卓の照明について話をしたいと思います。こちらも、春からのウイルスの影響による外出自粛要請の中、自宅で夕食を食べる機会が増え、利用機会が増えた場所です。 いままで以上に重要度をあげたテーブルの時間をより良くするため、デスクの夜景にこだわるのと同じ気持ちで、テーブル照明についてもこだわっていく、気持ち