風刺動画の感動回
イギリス王室に嫁いだメーガン・マークルさんのふてぶてしさ、不快感、個人的なそういう手があるのか!という羨ましさもあり、ニュースやTwitter(X)トレンドを追っていたけど、スピッティング・イメージ(Spitting Image)の風刺動画を見てからは、リソースに恵まれながらも上手に使えない人という印象が強くなり、ニュースすらも気にならなくなってしまった。
Googleトレンドを見ても彼らの名前で検索されていたのはオプラ・ウィンフリーインタビューくらいで、大半は記事に対して責任感のないジャーナリストの感想文ばかりでもあった。
Spitting Imageの優しい揶揄感がツボったのだが、当人の二人よりも別のエピソードの方が面白さが気持ちよかった。
番組自体2年前に終わってしまっているので、新作が出ないのは残念だが22シーズン分はBritBoxで見ることができる。
スピッティング・イメージ のYoutubeでの一番人気がハリー&メーガンのエピソード傑作集。
エリザベス女王から甘やかされると思われてたハリーさん、エリザベス女王の口うるさい規則が辛かったと見られる。
あ、そう、なるほど!
そんなにいい場所なら出ないよね。
平和を謳うが戦争もするし、戦争の手伝いもする、ちょっと上品な極道一家。その親分が女王。別のエピソードでは迫力ある親分として見せている。
言葉遣いが荒い。
その傑作集の後半でエルトン・ジョンが登場するのだが、夫のデヴィット・ファーニッシュさんにツボってしまった。
エルトン・ジョンが同性婚した夫について名前も顔も知らなかった。
人形劇に出てきた瞬間に夫なんだと認識した。人形の作りが巧いし、声の役者さんの演技が巧い。
知らない人にもわからせちゃうってすごいな。
風刺劇なので実際のところはどうなのかわかるはずもないが、劇上では夫の献身さが心に沁みる。それに反して大威張りのエルトン。
エルトンの演奏する曲をノリノリで盛り上げてるのに。
この夫は映画プロデュースに対しても深い愛情があるので、エルトンに叩かれようが、口を塞がれようが大して気にもならないのかもしれない。
BritBoxで他のエピソードを見るといじめはさらにひどく、夫は人前ではほとんどしゃべらせてもらえない。時折、シュンとなることもあった。
そんななか、最後のエピソードで、エルトンは自分の欲しいものが手に入らずイジケて家出をする。
自分は誰にも愛されていないと肩を落として海に飛び込もうとしているところにブラッド・ピットが登場。
ブラピはエルトンにエルトンがいない世界を見せた。
エルトンの苦手な作詞をして大ヒットの功績を担ったバーニー・トーピンは、アメリカ大統領になっていて名だたる政治家たちと肩を並べている。
理由は、エルトンの作詞に時間を取られなかったから、別の職業で成功するチャンスができた、と。
バーニーは自分と知り合わなかった方が彼にとっては良かったんじゃ?
でも、夫のデヴィット違う。デヴィットは自分がいなかったら幸せにはなってないはずだ、と主張するところに、トム・クルーズと一緒にいるデヴィットのところへ連れて行く。
デヴィットはトム・クルーズと会話をしている。エルトンには見せなかった満面の笑顔。「ああっ!あんなに楽しそうにしてる!」
案内人のブラッド・ピットは消え、現実に戻ったエルトンは反省して感謝の気持ちを伝える。
感動的~~
家を飛び出したエルトンを追わず、戻ってきたときも別段驚かない夫。
本当にこういう人なのかな。
こういう人だからエルトンと一緒にいれて、エルトンを輝かせることができたのかな。
風刺のくせにいい話だった。ホロッ。