HIMARIさんが弾く パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6
2023年3月11日(土)Bunkamuraオーチャードホール 演奏:NHK交響楽団
ヴァイオリン:HIMARI
指揮:ケリー・リン・ウィルソン
0:00 オープニング
1:08 I. アレグロ・マエストーソ
20:37 II. アダージョ
26:07 III. ロンド:アレグロ・スピリトーソ
33:23 カーテンコール
35:17 バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 - I
39:09 エンディング
スピンが「HIMARI」さんを知ったのは3年ほど前で、霧島山麓に隠棲する前でした。いや~~、とんでもない人が出てきたゾ~!というのが、その時の感慨でした。
本年、2023年は、その極め付きの天才少女が、本格的に歩み始めた記念すべき年だったと思います。
「HIMARI」さん。
ウィキペディアの紹介文は以下のように始まります。
「HIMARI(ひまり:2011年〈平成23年〉6月24日 - )は、日本のヴァイオリニスト。
2022年まで本名の「吉村 妃鞠」(よしむら ひまり)を、同年以後は「HIMARI」
名義を使用。
10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位。複数のオーケストラと共演。2022年、アメリカのカーティス音楽院(大学に相当)に最年少10歳で合格し、11歳で進学。以降は日米を行き来しながら活動している・・・・ 」
現在、なんと、12歳。
ご案内の演奏は、本年3月に収録された NHK交響楽団と共演したパガニーニのヴァイオリン協奏曲。
困難な技法があちこちに散りばめられた屈指の難曲の一つですが、この人は、いとも軽々と、難なく演奏されています。
いや~、それどころか既に、指揮者を含めたオーケストラを、完全にリードしておられます。
アンコール曲の バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調を
お聴きになってみてください、呆れ果てるほどに、スバラシイ!
既に、高名なバイオリニストの風格!
留学されている、カーティス音楽院はアメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアに本部を置く音楽大学で、ピアノ科・指揮科・作曲科を除いて「オーケストラ一組またはオペラ団一組に当たる人数」しか入学を許可しない、誠に狭き門(ちなみに現在の学生数は167人)。
さらに研鑽なさり、ますます、世界をリードする音楽家に、順調に成長なさっていただきたい逸材です。