自分が感じたことを綴ります。
私が運営として携わっているcreater's bar というイベントがあります。
オープンマイク形式の、表現活動をしたい人が自由に表現して交流を深める場として表現活動をしている仲間たち中心に企画したものです。
今までずっと企画していたので、
パフォーマンス側で久しぶりにアニソンでも歌おうかと悩んでいたとき、ふとあの人と歌おう!と思ってオファーした人がいました。
久しぶりに連絡し、良いお返事は頂けてはないのですが(笑)
その方からも自分が主催するアニソンイベントに出ないかと言われました。
私がアニソンシンガーとして活動始めたとき、
業界のことも、どうやってはじめていけばいいかも右も左もわからないまま進んでいました。
とりあえず、ライブに出れば、有名な事務所の人がみにきていてスカウトされる!
とばかり思っていたからです。
ライブハウスの仕組みも音響で使う名前も何もかもわからないまま。
誰が教えてくれるわけでもない。
そんな中でチケットノルマがあり、チケットを捌く必要がある。
私はいつからかその仕組みにハマっていました。
ただ、ある時私はここに立ちたいわけではないと思ったのです。
色々な人に自分の歌を聴いてもらいたいし、私がやりたいようにやりたい。
私が夢見ていたアニソンシンガーの世界ではなかったのです。
私はその後、本当に色々なことを学びました。
だからこそ、チケットノルマ制システムは良いと思っていません。
確かにライブハウスもビジネスです。
しかし本当にそれがアーティストにとって良いのかは疑問です。
そして久しぶりに連絡した方は…
以前からずっとそのイベントを開催してました。なぜかそこからずっと変わっていないのです。びっくりしました。本当に。
私はその先に何がみえているのかがわかりませんでした。それをやり続けてどうなりたいんだろうって。
アニソンシンガーとして私は頻繁に活動していません。周りは諦めたと思っていると思います。私は諦めたわけではなく、自分がやりたいアニソンシンガーの道を歩いているだけです。
それがどんなに遠回りになってもゴールにたどり着くだけです。
私が周りと違うことをしてよかったことがあります。
それは沢山の人に出会えたこと。
そして興味の幅も広くなりました。
そのままの道を続けていたら、どこかで夢を諦め、ただのオタクだったと思います。
きっとオフ会なんかやろうとも思わなかったし、荒んでいたんだろうなって。
今の道を選んで、辛いことも沢山あります。
だけど、その分、絶対に叶えていこう!という気持ちも生まれています。
もっと日本が芸術に優しい国になるように、
私も動いていけたらなと思います。