『遊戯王マスターデュエル』において【騎甲虫軸昆虫族】にワンキルギミックを搭載したよと紹介する日。
お疲れ様です。年末年始は『ポケットモンスター スカーレット』をのんびり進めていた井の中の蛙ですっす。
その分『遊戯王マスターデュエル』は最低限しか触れていなかったので、どちゃくそ下手になりました。
あまりにも負け続けて業がわいたので、先攻ワンキルデッキを組みましたって旨の記事になります。
「リコレクション・ザ・ストーリー」の発表によって、将来的に【騎甲虫】が組みやすくなる可能性もあるので、先んじて記事にしてしまおうとの狙いもあります。
先んじれているのかは甚だしく疑問です。
※今回『遊戯王マスターデュエル』でのカード画像をキャプりましたが、もしかして苦手な方もいらっしゃるのではないかと思い、一部の画像掲載は控えております。お好きな方々に対しては申し訳ございません。
1.ギミック紹介
狙うワンキルギミックは《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》と《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》コンボになります。
《ビシバールキン》を送りつけて、《マシュ=マック》でバーンする、かつては【メガリス】で使われていたらしいギミックになります。
このコンボに必要となるのは、以下3点。
1.《ビシバールキン》特殊召喚のためのレベル8以上チューナー+非チューナーを場に揃える
2.《マシュ=マック》特殊召喚のためのレベル5モンスター2枚を場に揃える
3.《ビシバールキン》を送りつけるための手段
この内の3.については《ビシバールキン》で特殊召喚されるトークンを《リンク・スパイダー》経由で《転晶のコーディネラル》にすれば解決するので、考えなくても大丈夫。
考えるのは1.と2.を如何にして達成するかです。
2.キーカード紹介
では、昆虫族において上述の要素を達成できるカードとは何か。
1.に適しているのは《竜咬蟲》(ドラゴンバイト)、
2.に適しているのは《プリミティブ・バタフライ》、
そして両者を繋ぐカードがお馴染み《共振虫》(レゾナンスインセクト)です。
《竜咬蟲》はレベル4モンスターを除外することでレベル8のチューナーになれます。
星4である《共振虫》を除外することでレベル8になりつつ、《共振虫》の効果で任意のモンスターを墓地に落とすことができます。
1.を達成するためには他にレベル8モンスターが必要なのですが、《共振虫》でサーチできる《デビルドーザー》が第一候補、サブプランとして《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》辺りも候補になるでしょう。
前者は《竜咬蟲》とは別に《共振虫》を除外する手段として、後者は除外した《共振虫》他を戻すことで比較的簡単に場に出すことができます。
続いて《プリミティブ・バタフライ》についてですが、このカード自体にワンキルギミックとしてみた場合の魅力はありません。
本カードは、あの《水晶機巧-ハリファイバー》《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》と並ぶ最強カードが真価を発揮するためのカードとなります。
そう、みんな大好き《武神姫-アハシマ》ですね。
《アハシマ》の特殊召喚は《ビシバールキン》のトークンを素材に実施できるため、《ビシバールキン》の特殊召喚に成功すれば自動的に特殊召喚が約束されます。
そして《アハシマ》の存在から、上述の2.を「レベル5モンスター2枚を手札と墓地に揃える」と条件を変更することができます。
手札へのサーチ/墓地落とし、どちらも《共振虫》が行ってくれます。これらの要素、意外と綺麗に噛み合っているように思えませんか?
3.展開一例
手札に《竜咬蟲》と《共振虫》、昆虫族が2枚かつ内1枚は特殊召喚可能なモンスターがいれば成立です。
今回は《B・F-必中のピン》と《G戦隊 シャインブラック》で展開例を記載します。
I.《竜咬蟲》通常召喚、効果で《共振虫》A特殊召喚。
《ピン》を自身の効果で特殊召喚。
II.《共振虫》Aと《ピン》で《騎甲虫アームド・ホーン》をリンク召喚。
《共振虫》A効果で《デビル・ドーザー》サーチ
III.《アームド・ホーン》効果で《シャインブラック》通常召喚。
IV.《アームド・ホーン》と《シャインブラック》で
《甲虫装機 ピコファレーナ》をリンク召喚。
《ピコファレーナ》効果で《竜咬蟲》に《共振虫》Bを装備。
V.《共振虫》Aと《ピン》を除外して《デビルドーザー》特殊召喚。
《共振虫》A効果で《プリミティブ・バタフライ》Aを墓地に落とす。
VI.《竜咬蟲》効果で《シャインブラック》を除外し、
自身のレベルを8に変更。
《竜咬蟲》と《デビル・ドーザー》で《ビシバールキン》を
位置に注意して特殊召喚。
《共振虫》B効果で《プリミティブ・バタフライ》Bを手札に加える。
VII.《ビシバールキン》効果でトークンを8体生成。
VIII.トークン1枚で《リンク・スパイダー》をリンク召喚。
《リンク・スパイダー》と《ピコファレーナ》で
《転晶のコーディネラル》をリンク召喚。
IX.《コーディネラル》効果で《ビシバールキン》を
相手フィールドに送りつける。
X.トークン2体で《アハシマ》をリンク召喚。
《アハシマ》効果で《プリミティブ・バタフライ》ABを素材に
《マシュ=マック》をエクシーズ召喚。
XI.《マシュ=マック》効果を《ビシバールキン》対象に発動。
4.強みについて
先攻ワンキルデッキとしてみた場合、手札の要求値がかなり高いため、正直あまり強くはないです。【イグナイト】握ったほうがよっぽど良い。
成立させるには《アームド・ホーン》の効果も含めた2回の通常召喚で《竜咬蟲》を場に出さなければなりません。
言い換えると、そのタイミングまでに《竜咬蟲》を手札に持ってくる必要があります。
リクルート手段に乏しいんですよね。サーチ手段はそこそこあるので意外と何とかなったりすることもありますけれども。
それ以上に、【騎甲虫】に(【B・F】も)星4モンスターが少ないのがネック。
《竜咬蟲》効果起動のための星4モンスターが準備できないってことが多いです。
そんな先攻ワンキルギミックですが、【騎甲虫軸昆虫族】に組み込む強みは無くはないです。《竜咬蟲》と《プリミティブ・バタフライ》は展開の初動札になるんですよね。
【騎甲虫軸昆虫族】の初動は「昆虫族2枚から《アームド・ホーン》リンク召喚」または「昆虫族3枚から《ピコファレーナ》リンク召喚」が基本になる(はず)なので。
上述で《プリミティブ・バタフライ》にワンキルギミックとしての魅力はないと書きましたが、初手から展開できるカードとして大いに魅力があります。
(MDに実装されている星5昆虫族の層がって問題があるのも事実です)
すなわち。【騎甲虫軸昆虫族】にワンキルギミックを組み込む観点だと、EXデッキの枠を割くだけで済みます。恐らく5枚。この5枚を重いと見るかどうか。
ワンキルが成立しなくとも、通常の展開でゲームを継続できる。EXの枠こそ埋めてしまいますが、メインデッキをそこまで歪めずにワンキルギミックを追加で搭載できるのは、【騎甲虫軸昆虫族】の強みと捉えて良いのではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたか?
長々と書きましたが、まだまだ使い慣れていないので実戦ではミスも多いです。
もっと練習したいなあと考えていますが、先攻ワンキルデッキを実戦で使うのもどうなんだ。しかしソロモードで練習しても楽しくない。
ってことで、しばらく使って満足したら【軍貫】辺りを握るつもりです。じゃあ何なんだよこの記事。