着物をリメイクする。
ありんくりんのYouTubeを見ていて、比嘉さんがかっこいい琉球絣のかりゆしウェアがかっこいい!と思い、こんなの作れないかな~?と思って着物リメイクに挑戦してみました。
とりあえず、この柄は何なんだ?というところから始まりましたが、調べてみると琉球絣という文様だそうで、古くから伝わる伝統工芸品にもなっているようでした。なるほど、と調べたところで、沖縄に住んでいないので、ネットで古布の琉球絣模様の着物を探してゲットしました。
書籍やネットで着物の洗い方などを調べ、まずは生地を整えました。
この洗うという作業が本当に大変!一着ずつ、手で洗い、色止めなどをして、また、干して、アイロンをかける。普通の生地の水通しなんかより、倍くらい大変でした。
そこから、シャツの型紙で裁断し、縫製する。この作業はいつも通り、アイロンの温度や、あて布など、少し注意して作業を進めていきます。
仕上がった開襟シャツは自分サイズでとってもいい感じ♪
手作りの良いところは、サイズ、素材、付属選びに至るまで自分の好きなようにできることです。
そんなこんなで仕上がった開襟シャツはかりゆしウェアとは呼べないんです。残念ながら・・・。
かりゆしウェアとは、沖縄で縫製されていないと、その定義にははまらないといいうことだそうで、いつか私も沖縄にミシンを持ち込んで、かりゆしウェアを作ってみたいものです!これ、リアルに実現してみたいと思いました。もう少し子供が大きくなってからの話ですが・・・。
ここで、もう一つ、アロハシャツについて。
アロハシャツの起源は日本の和服だそうだ。
19世紀終盤から20世紀初頭、シュガープラントや農業に従事していた日本人の移民が、パラカ(ヨーロッパの船員たちが着ていた開襟シャツ)が日本の木綿絣に似ていることから好んで愛用しており、持参品であった着物を再利用する際にパラカ風に仕立て直した服が起源とされている。他には、日本の着物の美しさに惹かれた現地の人が「着物をシャツにしてくれ」と頼んだのが起源という説もある。(Wikipediaより引用させていただきました。)
そんなことも知らずにアロハシャツという言葉だけをしっていたのだが、
こんな歴史を知るととても感慨深いと思いました。
太平洋戦争敗戦後、日本にやってきた米軍の人たちは、アロハシャツを着て上陸したそうです。どんな気持ちでその服を着てきたのだろう・・・と考えてしまいます。怖いイメージを払拭しようとラフな格好、また、日本の着物に近いような素材の服をあえて着て来てくれたのだろうか・・・。なんて思ったり。
歴史と衣服は深いつながりがあり、その時代を描写していると思います。
素材だったり、色、デザインだったり。
そんなことを考えながら、歴史を知ることは興味深いことだな、と40を手前にしてようやく気付くことができました。
20前後のとき、パンクが好きになって、イギリスに行ってみたら、パンクファッションをしている人なんて、カムデンタウンにいる観光客相手に写真を撮る商売をしている人くらいしか目立っていませんでした。
そこで、自分はいかに時代錯誤をしていたのかを知った衝撃を覚えています。
時代はめぐるし、繰り返す。歴史を知って、過ちを減らす。
人は単細胞から始まり、進化を繰り返しているそうです。
少しでも進化していることを信じて成長していくことをあきらめないようにしたいものです。
着地が壮大な話のようになってしまいましたが、また、着物でリメイクをやりたいと思います!
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