引退したよな…って話
大学の初登校を終え、帰りの長い電車に揺られながらの執筆。酔いそう。
またまた高校生の話(n回目)
演劇部って引退が他の部活よりも早く、5月に行われる春季演劇祭をもって引退する高校が多い傾向にあります。(私の高校もそうでした)
そのため、1年生と接する時間は3週間程度とめちゃくちゃ短い。
3年生は春季演劇祭で引退、つまり新体制が始まります。
私の高校では新体制になって、6月の中旬に一発目の公演「実験公演:ラボ」が開催されます。内容は「1年生の初舞台で、キャストはどういうものかを知ってもらう為に1年が主役を務める演目」でございます。
2年生においては、後輩の指導の仕方の練習になりますし、脇役やスタッフをちゃんと体験できるいい機会になります。
他の学校さんでは開催しているところがとても少なく、秋大会前に舞台ができるのはいい、とよく羨ましがられました。
話を戻しますと、
当時3年生だった私は春季演劇祭をもって予定通り部活を引退しました。
その1ヶ月後、ちょうどラボ公演の1週間前のこと。
校内放送で顧問に呼び出された私に待っていたのは「ラボのキャストやって。」
あれ、私、引退したよな…?
ラボは3年生は参加しないんですよ。
よっぽど参加してもスタッフが足らなくて〜の方なんですよ。
まさかまさかのキャストの要請がかかる。
受験生。本番一週間前。
いきなりにも程があるぜぇ先生
その時は難を逃れ演出がキャストに、私はというと制作スタッフに入れられていたんですねぇ。
これが引退直後。
まだまだあります。
次の秋大会では修学旅行へ行った顧問の代わりに後輩を指導しに行ったり、自主公演では総合制作に任命され、2月の自習期間に学校へ行ったりと色々やらせて頂きました。
まあ、結果的に成長できたからいいんですけどね。
非常に私の扱いに慣れている(雑)顧問から貰ったいい機会でした。
高3になったからってお客様として観劇に行けるわけじゃねぇぞ……。