「望むものを引き寄せる」ための秘訣。本当の望みに気づく方法
今日は「望むものを引き寄せる」という、よく耳にするけれどなかなか理解が難しいテーマについて、新しい視点からお話ししていきたいと思います。
引き寄せの法則や願望実現に関心のある方なら、「自分が望むものを引き寄せる」ことについて、日々試行錯誤したり、“引き寄せ難民“なんて言葉があるように、上手く引き寄せられないと感じている人は多いのではないでしょうか。
でも、実はこの「引き寄せる」という言葉には、少し誤解があるかもしれません。
多くの人は、「自分には今これがないから、引き寄せたい」と考えてしまいがちです。
たとえば、「お金がないからお金を引き寄せたい」とか、「愛が欲しいから理想のパートナーを引き寄せたい」といった具合に。
しかし、本当の「引き寄せ」は、まずは「あなたが本当に望んでいるもの」について深く見つめることが重要なんです。
そしてその「本当の望み」に気づくと、驚くべきことにそれは「すでにあなたの中にある」ものだったりします。
「引き寄せ」の本質的な誤解
私たちは「引き寄せ」というと、「今、持っていないもの」を手に入れることだと思いがちです。
・理想の仕事
・素敵なパートナー
・より良い人間関係
・経済的な豊かさ
こういったものを外から引き寄せようとして、むしろ「今の状態には○○がない」という欠乏感に意識が向いています。
理想の暮らしを思い描き、それを追い求めることで幸せになれると思うのは自然なこと。
ですが、こういった願望に執着するあまり、現状と理想のギャップばかりが目についてしまいます。
この状態でいくら「欲しい!」と強く思っても、かえって「それがない」という感覚が強くなることが多いんですね。
「ないもの」に焦点を当ててしまうと、「足りない」「不足している」というエネルギーが心に溜まってしまいます。
このエネルギーは、その人自身が発する波動に影響を与え、同じように「不足」の波動を持つものばかりが引き寄せられてしまう結果に…。
これは、「望んでいるものが遠ざかる」という感覚を生んでしまう原因になります。
引き寄せのカギは「すでにあるもの」に気づくこと
それでは、どうしたら「望むものを引き寄せる」ことができるのでしょうか?
その答えは、「すでにあるものに気づく」ということです。
自分の外側に望むものを探すのではなく、まずは自分の内側を見つめること。
あなたが本当に心から望んでいることは、実はもう既にあなたの中にあります。
たとえば、幸せになりたいと思っている人は、自分の中に既に“幸せの種“があり、愛が欲しいと思っている人は、実は自分の中に“無条件の愛“を持っているのです。
私たちは「足りない」ものばかりに意識を向けるあまり、自分の中にすでにあるものに気づけないことが多いんです。
でも、本当はそれらはすでにあなたの一部であり、あなたが気づくのを待っているのです。
なぜ「すでにある」と言えるの?
ここで面白い話があります。
量子物理学の世界では、観測する前の粒子は、すべての可能性を同時に持っているという考え方があります。
私たちの望みも同じように、すでに私たちの中に「可能性」として存在しているんです。それを意識することで、現実として「観測」されるようになっていく。
つまり、望みを引き寄せるというのは、
1. 新しく何かを作り出すことではない
2. すでにあるものに気づくこと
3. それが現実化するのを許可すること
なんです。
本当の望みとの出会い方
私たちの心の奥深くには、すでに本当の望みが存在しています。
それは、まるで種のようなものです。
適切な環境と気づきがあれば、自然と芽吹いていくんです。
では、その本当の望みに気づくために、具体的にどうすればいいのでしょうか?
・静かな時間を作る
スマートフォンを離れて、ただ静かに座ってみましょう。
この時間は、あなたの内なる声に耳を傾けるための大切な瞬間です。
毎日15分でもいいんです。
・「してみたい」に注目する
「しなければならない」ではなく、純粋に「してみたい」という気持ちに焦点を当ててみます。
子どもの頃のワクワク感を思い出してください。
・身体の反応を観察する
あることを考えた時、体はどんな反応を示しますか?
「胸が温かくなる」「自然と微笑みがこぼれる」「呼吸が楽になる」
こういった身体の反応は、あなたの本当の望みへの道しるべとなってくれます。
自分の内なる望みを現実化させる方法
本当の望みに気づくと、実はそれは「既にあるもの」だと感じられることが多いです。
では、それをどのようにして現実化させるのでしょうか。
・感謝の習慣化
毎日、すでにあなたの人生にある素晴らしいものに目を向けてみましょう。
⭐︎毎朝、目が覚めると目が見えること
⭐︎毎日布団で眠れていること
⭐︎毎日ご飯が食べられること
⭐︎水があっていつでも綺麗な水を飲めること
⭐︎仕事があること
普段、当たり前だと思っていることは実は当たり前ではなく、とても豊かなことです。
どんな小さなことでも感謝することは、あなたの中にある豊かさに気づくための第一歩です。
・直感を信じる練習
⭐︎お昼ご飯を選ぶ時の直感(何が食べたいのか)
⭐︎休日の過ごし方(どのように過ごしたいのか)
⭐︎読みたい本の選択(気になる程度でも)
たとえば、「本当はこれが食べたいけど、こっちの方が安いから安い方にしよう」といったように、望みとは違うものを選択していくとそれは、望みの実現を遠ざけてしまう原因になります。
頭での判断ではなく、小さな選択を信じて心からの導きを活かしてみましょう。
・行動を起こす勇気
内なる望みを現実に引き寄せるためには、行動も欠かせません。
たとえば、日々の生活で自分が望むエネルギーに合わせた行動を取り入れることが大切。
たとえば、豊かさを感じたいなら、自分にとっての小さな贅沢を楽しむ時間を作る、愛を感じたいなら、自分や他人に対して親切に接するなどの行動を意識してみてください。
内なる声に従って行動を起こすのは、最初は怖いかもしれません。
でも、小さな一歩から始めれば大丈夫。
その一歩一歩が、あなたの本当の望みへの道を開いていきます。
最後に大切なこと
「望むものを引き寄せる」ための秘訣は、ただ闇雲に「外にある何か」を引き寄せようとするのではなく、「本当の望み」を見つけ、それが実は「すでに自分の中にある」と気づくこと。
内側にある豊かさや愛、満足感に目を向けることで、自然とそのエネルギーが現実に影響を及ぼします。
毎日の小さな気づきと選択が、あなたの望むものを目に見える形で実現していくのです。
自分の内側に意識を向け、本当の望みに気づいてみませんか?