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せどりに挑戦した話~悪徳じじいとワルツを~

どもども!奴裳嵐(どもらん)すぴかです。

奴裳嵐公式サイトプロフ
https://imitationgreenpoyo2.wixsite.com/spikadomoran/about
にもあるとおり、現在奴裳嵐は会社員としては失業中であり、しかし会社員には絶対戻りたくないと思っている。
そこで、会社員以外でお金を稼ぐ手段がないか?と色々模索している次第である。(漫画もあるっちゃあるが漫画以外の分野を挑戦してみた)その中で古銭の「せどり」に挑戦してみた。が、骨董市の悪徳じじいどもに騙された話を共有しようと思う。せどりをやってみたい人は、すぴかがのたうち回っているだけの話なので、是非参考にしないでほしい。

【なぜ古銭?】


奴裳嵐は「レトロ趣味」である。最先端のものより古いものに惹かれる傾向にある。学生時代は歴史専攻でもあった。また、総じて女はジュエリーが好きなものであるが、それが合わさって私はアンティークジュエリーのホームページや本や動画を最近よく閲覧していた。
先述の通り会社員以外でお金を稼ぐ手段を模索している私は、今まで集めていたジュエリーを換金するという手段も思い付いてはいたが、ジュエリーには思い入れが強い。というわけでこれらは売りたくない。
と考えていた矢先、YouTubeのおすすめに古銭の動画が出始めた。古いもの好きな私は単に興味で見始めたが、そういえば十年ほど前とある骨董市で私も古銭を一枚買っていたことを思い出した。しかもかなりお安く。動画内では売りに出せばけっこうな値段になりうると謡っているではないか。
これは。。。古銭「せどり」いけんじゃね?
(その一枚は査定に出すと紛れもなく本物と判定されたが、思い入れが強いのと、骨董市で買う時の基準にしたいので結局売ってない。)

【骨董市へ行ってみた】


タイトルにある通り結局、骨董市の老獪な悪徳じじいどもに騙される始末になるわけであるが、人生初挑戦の記録をしていこう。

↓騙された当日の気持ちスクショ。めちゃくちゃ怒っている。




【知識をつける】


最近ではYouTube動画などで偽物と本物の判別方法などがわかりやすく説明されてある。
せどりには色んな種類があるのだがお値打ち品を全て網羅するのは不可能なため、古銭特に竜一円銀貨に絞って見てみることにした。実は先述の十年前の骨董市で買った古銭がその竜一円銀貨だったためもある。

【骨董市を調べる】


十年前に行った骨董市は年一~二回ほどしか開催しないものであり次の開催まで日が遠い。東京都には他にも骨董市があるので、いくつかいってみた。また、某フリマサイトでの購入もしてみた。
http://www.kottouichi.jp/calendar/calendar-tokyo.htm

【実際に購入&査定!だが。。。】


一回目フリマアプリ


「古銭おまとめ買い2kg」
古銭YouTuberたちは、フリマアプリのおまとめ買いからレア物を見つけて利益を上げる動画をよくあげており、私も真似してみた。古銭といえば年号何年だとか模様が通常と違うとかで値段が上がるイメージかもしれないが、動画を見て勉強するに、案外そういうケースは少なく、結局のところ銀貨や金貨だと値段が高い傾向にあるので、いかにおまとめ買いで銀貨や金貨を探すかがポイントということがわかった。
フリマアプリでは銀貨も入っていると謡われていた商品を購入してみた。出品者の評価も「いい」以上が90%以上。が、実際に届くと確かに百枚程度古銭が入っていたが2kgもなさそうだし、買取業者に査定してもらうと、銀貨は二枚のみで、それらの買取価格は100~150円/枚程度であった。残りはアルミ貨や白銅貨であり、値段は期待できない。数千円の赤字である。
確かに銀貨も入ってはいたため、出品者は嘘はついていない。がしかし、ほとんどは価値の低いものであり、本当に出品者にとって不要なものをまとめたもの、というようなふぜいであり、もにょもにょした。。。
(普通にコレクションとしてはいいんだけどね!!!)
ただ、いちおう悪徳とは言いがたい。各枚ケースにはいっていて、出品者が本当にちゃんとコレクションしていたのはわかる。

二回目骨董市


実際に目で見て購入しないと銀かはわからん。ということで実際の骨董市へ朝早くでかけた。(金はレアなうえ銀のほうが手が出しやすいので銀を狙う)
朝七時とか八時からの骨董市が多いが、奴裳嵐は優等生育ちのため朝型なので早起きは苦ではない。そこで十枚程度の銀貨を購入。査定。
結果は、確かに銀ではあったが査定額の数倍の値段で購入してしまっていた。
例えば記念的価値もありそうなエキスポ70の千円硬貨(これは白銅貨)だが、査定では額面通りであったが骨董市では3500円取られた。

(せっかくなのでコレクションとしてケースを買い、ケースにいれてあげることにした)

基本的に相場の三倍(1000→3500)~十倍(100→1000)程度の値段で売っていたようだ。ただ、これも悪徳とは断じがたい。
あと、余談だが別の店から竜一円銀貨を一枚購入したが、そちらはレプリカであった。模様が欠けていたり明らかに偽物とわかったものは買わなかったが、模様がしっかりしていたので騙された。

三回目骨董市


これが事件であった。古銭を見て回るも、正直相場より安くお値打ち品が出ている、などということはなかった。古銭というと「貴重品で結構そもそも高いのでは?」というイメージがあるかもしれないが、古銭YouTuberを見てみると、意外と額面通りの金額であることが多く、昔の百円や五十円などが数百円で売られていたらもうそれば「相場より高い」なのである。他にも歴史モノっぽい古銭もあるが、それらも古銭YouTuberに百円程度の価値だと紹介されていたのを記憶していたので、古銭でお値打ちはなさそうだと撤退。したところ。


(24k!?)
24kとは純金のことだ。
こんな店を見つけた。あくび娘のライターなど、昔のグッズを中心に売っているところのようだ。この「金杯」は数千円程度の値段だった。今、金は高騰しており、1g約9800円程度である。もしこれが本当に24kなら相当な利益だ。実は、古銭YouTuberの中には金銀のオタクの人がいて、「フリマサイトではその人が不要だと言って金銀製品をよくわからず非常な安値で売っているパターンがあるのだ」と言っていた。そのパターンがこれなのではないか!?
思えばここで冷静になるべきだったのだが、「朝早く出たのにモタモタしてるせいで他の客に取られるなんていやだ!」と思い、このグッズの詳細をググる前に買ってしまった。
店のじじいは言った。
「金はいま上がってますからね~。50年前のものでここまできれいに残ってるのは珍しいですよ。普通みんな使っちゃいますからね」
「4800だけど4000でいいよ!」
ちょっとここで不穏は感じた。金杯を非常な安値で売るパターンがある理由として、「売る側が価値をわかってない」がある。しかし金高騰をわかっていてこの値段で売るだろうか…?果たしてよくよく調べてみると、

24k GPGPとは。。。メッキである。

ふ  ざ   け   る   な

こいつだよこいつ!紛れもなく悪徳じじいである。
何が悪徳かって!?騙す気が満々だからである。確かに24Kではある。しかしそれはメッキなのである。それを「24Kです」という手書きのラベルを使い、あたかも金製品のように謡っていた。ラベルが手書きなのは当時の本当のラベルをなくしてしまったからと言っていたが、おそらく本物のラベルには「金メッキ」などの商品名がちゃんと書かれていたのかもしれない。(古いものだと、個人所蔵になるのでラベルがなくても違和感はない)
そして「4800を4000でいいよ!」という、さも割り引きしましたというやり口。後でぐぐってフリマサイトで調べるとこの商品は2000円程度で売られているのが相場であった。こちらがこの商品について無知だったのが悪いが、無知につけこむようなやり口であった。
ちなみにこの骨董市では二番目に買った半悪徳じじいもいた。東京の骨董市を複数回って売っているようだ。顔覚えてるからなこっちは~~~!!!奴裳嵐は、故郷の豊の村を奪取されて六年間恨んだ劉邦のごとく執念深いからな~~~!!!(冒頭の『大日本帝国の運命と日本婦人の責任』はこのじじいから買った。これはぼったくりではない。。。がやはりいまから思えばあの本の薄さと古さからするとぼったくられてた気も?)

これまでの悪徳じじいどもの(フリマアプリは「じじい」かはわからないが。。。)傾向
①偽物である
②本物ではあるが相場より高く売り付ける
③三番目のは悪徳すぎる。①と②の抱き合わせ、さらに④がのっかってくる。
④②のわりに、「4800から4000でいいよ!」のように、さも値引きしたような言い方をする
皆さんも骨董市で買う時はゆめゆめ騙されぬよう。

しかしすぴかは諦めない。なんだかんだで「古いもの」って好きなのである。わざわざ時間つくって朝早くでかけるとがっかりしてしまうが、何かのついでなどに見ていく分には楽しいと思う。次こそは掘り出し物を見つけてやる!


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