ココがすごいよ!! OnRobot【第5弾】 -3FG15編-
こんにちは。Spielerです。
ココがすごいよ!!OnRobot【第5弾】!!
今回は弊社で一番売れている3つ爪グリッパー”3FG15”について掘り下げていこうと思います!
難しい言葉は使わずに簡潔に紹介していきますので、OnRobotに興味があれば是非見てってください!
・3FG15グリッパーとは
3FG15のもつ意味・・・それは"3つのFingerの15kg可搬"という事・・・。
相変わらずOnRobotのモデル名は分かりやすいですね(笑)
実はこのハンド、他社にはない特性を生み出しているので協働ロボットに限らず需要が高いんです。
とあるロボットメーカーの方からも、”仕様を満たせる3つ爪電動グリッパーはこのハンドしかない”とまで言われたハンドなんです。
はて、何がそんなに凄いのか。まずはこの動きをご覧下さい。
こんな”捻じる”ような動きの3つ爪ハンドって他に見たことありますか?
そう、これは中心をずらした位置に配置された爪を”回転”させることによりワークをクランプします。
この機構により”ボディサイズはコンパクト”に抑えつつ、”ぶっちぎりの把持力”と”圧倒的なストローク”を実現しています。
・優れた機構と性能
まずを把持力です。よくよく想像してみて下さい。
たった3本の爪で”15kgのワーク”を持つことができるんですよ?
15kgって言ったら”3歳~4歳の子供”くらいです。
10kgの米袋って重くないですか?あれより重いものを持てるんですよ!?
そ、そんなの”モテる”に決まってるじゃないですかぁぁ!!!・・・・・
・・・あ、すいません、少し取り乱してしまいました・・(笑)
厳密に言うと把持する力は下記の様に角度により条件が異なります。
角度によって力が落ちますが、”角度が浅いほど大きな力を発生”させます。
・・・お気付きですか?一般的に”大きいワークほど重い”ですよね。
そう、このツールは”外径が大きいほどパワーが出る”という特性を持っています。
開発時からそこまで見込んでいたかどうかは定かではありませんが、そうであるとすればやはり同じ機械設計者として優れた機構だなと感じます。
続いては”ストローク”です。こちらはなんと直線に換算すると”107mm”もあるんです!
そのストローク範囲内での動作ではありますが、爪の位置を付け替えることでなんと外径で”Φ4~Φ152mm”の丸物を把持することができてしまいます!
もちろんこのように内径把持だってできてしまう優れものです。
・使い方はアイディア次第
買ってきた状態のままで使っていただくのももちろんOKですが、このハンドも他のOnRobotツールと同じく”アームから先を交換”することが可能です。
オリジナルで作る場合は強度計算など別途考慮する必要がありますが、アイディア次第でいくらでも自分で作れてしまいます。
『ワークに合わせてカスタムをしたいんだけどちょっと不安・・・』
という声に答えるのが我々の使命ですので気兼ねなくご相談くださいね。
・オプション品
通常のフィンガーチップは”円柱の形”をしている為、ワークの形状がバームクーヘンのような形をしている場合は”線接触”で把持することになります。
しかしワークがドーナツのように掴む部分が曲面の場合は、把持した時に”点接触”になってしまいます。結果3点接触となってしまい、ワークが滑りやすくなってしまう為、把持した際に傾きや把持ミスをと言った不具合を起こす可能性があります。
『じゃあ砂時計型にすれば6点接触になるし、安定して把持できるね』
きっとそんな開発者の熱き思い(?)で用意されたオプション品がこちら。
さすがOnRobot・・用意周到ですね!
・外形寸法
こんなに大きな力と剛性を確保しながら、このサイズ感!
まさに”機能美”という言葉が似合うグリッパーですね。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。OnRobotの中でも特徴的な3つ爪ハンドをご紹介させていただきました。
協働ロボット用に開発されたツールではありますが、この商品は単純に電動グリッパーとしての魅力が高いので、協働ロボット以外の場でも活躍しそうなツールですね。
今回褒めてばかりで、”デメリット”の方をお伝えできていませんでしたね。
・・・無いです(笑)
しいて言えばやはり価格ですが、このグリッパーに関して言うと個人的には”お値段以上の価値”があると思います。それだけ弊社でも問い合わせも多く、一番売れている為、このツールの価値は見る人から見ればむしろ安いと感じるかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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ではまた!