見出し画像

ココがすごいよ!! OnRobot【第4弾】  -2FG7編-

こんにちは。Spielerです。

ココがすごいよ!!OnRobot【第4弾】 という事で、今回は第3弾でご紹介したグリッパーに続き、もう1種類の2つ爪グリッパー"2FG7"について掘り下げたいと思います。
難しい言葉は使わずに簡潔に紹介していきますので、OnRobotに興味があれば是非見てってください!

2FG7グリッパーとは?

2FG7の意味は"2つのFingerの7kg可搬"という事です。
OnRobotの型式ってすごく分かりやすいですよね。

第3弾でお話したRGシリーズと何が違うかというと、こちらは一般的な平行ハンドになります。

平行ハンドのメリットとしては、このように”内部把持””外部把持”の両方できるところが利点ですね。
ストロークは38mm。もちろんこちらも電動グリッパーで力センサが内蔵されている為、”指定した把持力に達したら把持を止める”という事が可能です。

爪の部分は付け替えることができるので、逆に取り付けて作動範囲を変更したりオリジナルで作成することもできます。

ここでご注意いただきたいのが、平行ハンドの場合は爪の長さを延長すると把持できる能力が下がっていきます。

通常の爪の長さが45mmなので、把持する部分が根本から離れれば離れるほど使える力が下がっていくのが分かると思います。(10N≒1kgf)


RGシリーズとの住み分け

RGシリーズは角度を変えられたり、安全スイッチがあったり、フィンガーオプションが豊富です。
それに比べ2FG7は、”掴む”という事だけにフォーカスしており、メーカーオプション品も特に用意はありません。

その為、シンプルな分、RGシリーズより価格が下がります。

RG6(6kg可搬)と比べると、2FG7は約15%ほど安くなります。

これは本当に使い方が分かれるところなので、どちらが良いとは一概に言えませんが、個人的には2FG7の方が魅力度が高いと感じます。

他社製品との差別化について

『2つ爪グリッパーなんか他にも沢山ある!』そんなお声が聞こえてきそうなので、他社製品にも触れていこうと思います。

2つ爪の電動グリッパでOnRobotのグリッパを選ぶ理由は、大きく2つあると感じています。まず一つ目は”短納期”。もう一つが”他のOnRobotツールとの互換性”です。

第一弾でご紹介したようにOnRobotは様々なツールを用意しているので互換性という面では2FG7に限らず他社を凌駕しています。

とはいえ、OnRobot製品の価格帯はジャンル分けをするとハイエンドクラスだと思います。
その為、”短納期や段取り替えの必要がない場合はOnRobot以外も検討”したほうが得策と言えます。

実は2つ爪ハンドのグリッパーというのは市場に沢山あり、選択肢としては豊富です。

私が検討するのであれば下記メーカーの製品も要チェックしますね。

2つ爪の電動グリッパーであれば・・・
・NBK(鍋屋バイテック)社製 (国内)
・近藤製作所社製(国内)
・北川鉄工所社製(国内)
・THK社製(国内)
・オリムベクスタ社製(国内)
・ニューエラー社製(国内)
・GIMATIC社製(イタリア)
・ROBOTIQ社製 (カナダ)
・FESTO社製(ドイツ)
[順不同]

他にも沢山ありますが、大体上記が有名所です。

『ワークの大きさが決まっていて、中間停止をしなくてもいい』という事であれば”エアグリッパー”という選択肢もあります。

2つ爪のエアグリッパーであれば・・・
・SMC社製(国内)
・CKD社製(国内)
・近藤製作所社製(国内)
・オリムベクスタ社製(国内)
・SCHUNK社製(ドイツ)
・FESTO社製(ドイツ)
・GIMATIC社製(イタリア)
[順不同]

エアグリッパーで選定するとすればこの辺ですね。
補足ですがエアグリッパの場合は、エアに関連する部品を選定したり、その機器の取付場所を決め、取り付けるための部品を作ったりと何かと費用が上乗せされるケースが一般的ですのでご注意を・・。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
OnRobot製品の中で今回ご紹介した2FG7は他社製品と比べて大きな差別化が出来ておらず、どちらかと言えばスタンダード系の商品になります。がゆえに激戦区のジャンルなのでコスト面では他社製の方が優位です。

しかし、第1弾でご説明したOnRobotの原点に振り返ってみましょう。
その取り付けるロボットは”協働ロボット”ではないでしょうか?
もし他社のメーカーのハンドを選定される場合、”協働ロボットでなくていい可能性が高い”・・・・かもしれません。

OnRobot製品のぶっ飛んだツールはまだまだ序の口・・・
どんどん紹介していくのでTwitterのフォローもお願いします!

ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!