ココがすごいよ!! OnRobot【第11弾】 -RG2-FT編-
こんにちは。Spielerです。
ココがすごいよ!!OnRobot【第11弾】
今回は、グリッパーに触覚センサを内蔵した”RG2-FT”のご紹介です!
難しい言葉は使わずに簡潔に紹介していきますので、OnRobotに興味があれば是非見てってください!
・RG2-FTとは
「ふーん・・ただの2つ爪のグリッパーじゃん」
そう思いましたか?
過去の記事、「ココがすごいよ!! OnRobot【第3弾】 -RG2,RG6編-」
でご紹介した、RG2グリッパーの先端に力センサを内蔵したモデルがこのRG2-FTになります!
FTの意味はきっとForth(力)&Torque(トルク)の頭文字からFTが付けられています。(しらんけど)
・どんな場面で使われるのか
主にデリケートで壊れやすいワークを持ったり、把持した部品を挿入させたりするような感覚的な作業に適しています。
また、ワークをしっかり持っているかどうかの検出も可能な為、ワークが滑り落ちるリスクを管理し、安全なハンドリングを行う事が可能です。
一般的にロボットの力センサと言うと、ロボットの手首部分に取り付けるケースが一般的ですが、実際にワークを掴む指の部分に感覚と持たせるという時点でかなり器用な動きが出来る事はイメージして頂けるかと思います。
ちなみにまだご紹介はしていませんが、OnRobotでも手首に取り付けるタイプの力センサはランナップされていますよ
手首だけでなく、指先にも力センサを実装すれば、更に人間に近い感覚的な仕事をしてくれそうですね
・近接センサとは
指先に近接センサが内蔵されていると具体的にどういう事が出来るのか
このようにグリッパーの間に名刺を入れるとします。
RG2-FTはこの名刺とフィンガの距離を正確に検出している事から、名刺を動かすと常に距離を保持するためにロボットも名刺に追従させるという様な使い方が出来ます。
・能力と精度
さて、興味が湧いてきた所で、重要なスペックです。
グリッパーの開き方はRG2グリッパー同様、平行グリッパーではなくリンク機構でグリップします。
リンク機構のグリッパーは平行グリッパーよりも省スペースで大きなストロークを確保することが可能です。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はハンドの中でも、センサを内蔵したハンドをご紹介させていただきました。
ロボットハンドは各メーカーで独創的なグリッパーがリリースされています。
特に”デリケートに掴む”という事に関しては非常に色々な手法があります。
正直、”フワっと優しく掴む”という事だけにフォーカスすればグリッパーの選択肢は多いです。
ただ、”優しく掴んでいる状態を管理したい”となると今回ご紹介したRG2
-FTの右に出るものはいないと思います。
さぁ・・・貴方なら何を優しくグリップしますか?
ではまた!!