ココがすごいよ!! OnRobot【第10弾】 -Screwdriver編-
こんにちは。Spielerです。
ココがすごいよ!!OnRobot【第10弾】今回は、ネジ締めが可能なツール”Screwdriver”をご紹介します!
難しい言葉は使わずに簡潔に紹介していきますので、OnRobotに興味があれば是非見てってください!
・Screwdriverとは
私がOnrobot社を知るきっかけになったツールがこの”Onrobot Screwdriver”
その名の通り皆さんお馴染みのドライバーですが、この子は外観が美しすぎて「どこがドライバーやねん!」と突っ込まれそうです。
・何をする道具か
ドライバーと言えば運転手…の事ではなく、ネジ締めの電動工具になります!
「毎日単調なネジ締め作業はめんどくさい」
「作業者によって締付力がバラバラ。品質が安定してないじゃん」
「おや・・締め忘れが・・」
そんな製造業のお悩みも
"ロボットにドライバーを持たせて作業させれば解決だよね!"
と言う商品になります
・特徴
動作自体は単純で、ネジの着脱時に内部からビットがひょっこり出てきて、移動時は安全性に配慮してハウジング内に引っ込みます。
・ネジはどうやってセットする?
「自動化はいいけど、ネジの供給はどうするん?」と言う話ですよね。
別売りですが、この"Screw Feeder"という装置を使います。
この手の業界に長くいる方には馴染みがあるパーツフィーダーですが、分りやすく言うと、”ランダムにセットしたネジを一歩づつ整列して払い出してくれる装置”です。
毎回決まった姿勢・決まった位置にネジが払い出されるのでロボットは毎回位置を考えずにネジを取りに行くことが出来るんですよね
・ネジって沢山あるけど何が使えるの?
OnRobot社で標準となっているのは六角穴付きボルト用、トルクスネジ用、プラスドライバー用の3種類で、ネジのサイズはM1.6~M6まで対応
「とりあえず全部ほしいんじゃ!」という欲張りなあなたにはこのハッピーセットがオススメ!(笑)
・能力と精度
よし!使ってみたい!・・・と思った時に重要なのがスペックですよね。
自動化を目的とした電動ドライバーなので、勿論締付トルクの制御が可能です。締付トルクに関しては0.15~5Nmの範囲で設定できるので、もちろん用意されているネジに応じた能力を出せます
その他の仕様がこちらになります
トルクの精度は、締付トルクによって左右されますのでご注意ください
・外観寸法
ScrewFeeder(別売)も取り扱っていますが、このパーツフィーダー実は日本製なんです!岩手県にある株式会社 大武・ルート工業さんのOEM品!!
グローバルな商品を輸入してみたら実はmade in Japanってちょっと感動しませんか?
・まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はネジ締めが出来るハンドをご紹介させていただきました。
ここまでで「ねじ締めの自動化って簡単じゃん!!」と思ってしまった方・・・期待させてごめんなさい!!
実際はネジ締め作業の自動化って結構難しいんですよ。
想像してみて下さい・・・ネジを締める時って皆さんどうやりますか?
利き手でドライバーをもち、動かないようにもう片方で部品を押さえませんか?
部品と部品を取り付ける時もその部品を持ってきて位置を合わせながら手で押さえながら締めませんか?
ネジ締め作業が完了した部品をどうするんですか?
次の部品をどうやってセットするんですか?
・・・嫌がらせのように詰めてしまいましたが実際そういう事なんです。
ネジ締め作業って単純なようで、人間は色んな事を同時にやっているんです。
自動化を進めるには、ハンドの事だけではなく前工程と後工程をしっかり考え、工程全体を俯瞰して作りこむことが重要です。
「おぃおぃ・・結局どうしたらいいのか分かんねぇぞ・・・」
と言う方ご安心下さい。
そんな時こそ我々のようなSIerの出番なんです。
ちなみにこのOnrobot Screwdriverは弊社にデモ機がございますので、貸し出しやテスト、その他自動化の相談などはお気軽にご相談くださいね!
ではまた!!