みんな一度、1週間仕事を休んでみてほしい
私の会社は数年務めると一週間丸っと休めるという制度があり、今年がそのタイミングだったので、
というよりこの瞬間を楽しみにずっと働いてきたわけで、お休みをとってきました。
1週間の休みなんて有給5回分消化すればいつでもできるわけなんですが、
5日間も休みをとるほどの仕事の要領のよさも、
5日間休んでくるんであとよろしく
と言えるほどの勇気やコミュニケーション力もありません
そんな私でも会社の制度を後ろ盾にすれば怖いものもなくなるので
1週間ほぼ丸々北海道に行ってきましたが、
そこで大きな気持ちの変化がありました。
今の仕事
新卒からSIerの一社員としてシステムの運用や運用にかかわる設計などに携わってきました。
社員規模は1000人超くらいで、IT企業としてはそこそこ名が知れているかと思います。
今の会社に入ったのは働いている人の人柄に安心感を覚えたのと、諸々の条件がよかったから（当時の恋人と結婚するつもりでいて、給与や働き方などに自分なりに条件をつけていた。今は別れています）でした。
あとはそれなりに悪くない大学を出て、まわりがそうだったように、
「給料のよくて将来性のある会社で働く」というなんとなくのイメージがあったように思っていて、
当時は精神状態が不安定だったこともあり、
特別やりたいことも、どう生きていきたいかもあまり考えることなく
就職先を短期間で決めてしまいました。
ただ、IT業界、特にSIerどこもそうだと思うんですが、
とにかく残業時間が多い。
工数内での遂行が無理な案件が多い。
生活のために仕事しているのに生活（食事・睡眠・家事）が成り立たない。
たぶんこれは私の業務に対する適性がない、というのも一因で、
上手くできる人ならもっとすんなりこなせるんだろうな。
つまるところ心身が辛い。（noteも途中から更新できなくなってしまった…）
この状態を打破するためにどうしたらいいかもよくわからない。
そんな状況でした。
一旦仕事の話はここまでにして、北海道めぐりの話をします。
道東巡りコース
道東を5泊6日でめぐりました。
女満別空港から網走→知床→摩周→釧路→阿寒→摩周（2回目）→浜中→釧路空港から帰宅 のコースで北海道の広い大地を爆走。
たくさん写真を撮りました。
途中で速度規制に引っ掛かりそうになるも、
対向車のパッシングのおかげで回避できました…
北海道、道が広すぎてうっかり速度出てしまう。
道東巡りで途中で起こったこと、変化
最初の1日目から3日目までは仕事のことが気になって、何回も業務携帯を開いたり、仕事の状況を思い出したり考え事をしたり。
ただ4日目になってくるともうどうでもよくなってきてしまって、携帯の電源が切れているのもほっといてしまうほどの状態になりました。
北海道、撮るものが多い。自然がたくさんあって、外にいるのが気持ちがよくて、どこを見ても空で、美しい。
空や自然のことを世界最大のアートだと思っているので、写真を撮ることに忙しかったのだと思います
それほどまでに北海道が楽しくて、カメラと一緒にあらゆる場所を巡って、たくさんの自然の中で写真を撮って一日を過ごせることに充実感を感じていました。
美しい自然を写真として持って帰れると思うとにやけが止まりません。(気持ち悪)
この感覚のために生きているんだよな、と何度も何度も思い返すようなそんな時間が増えていきました。
世の中にはこんなに美しい場所があって、
よいところに溢れているのに、また、こんなにも充実感を得られることを私は知っているのに、人生は短いのに、時間は足りないのに、何か勿体ないことをしていないだろうか。
仕事、やめよう
最終日、帰宅の時に考えていたことは「仕事、やめよう」。
仕事をやめるというのはいろいろな切り口があると思っていて、
部署を変えるのか、業務内容を変えるのか、会社を変えるのか、働き方や考え方を変えるのか、そもそも仕事をするのを辞めるのか。
とにかく、今の自分の働き方は、心身ともにつらいだけで、お金は得られるかもしれないけど、日常生活ができていないし、仕事内容に充実感はないし、
現状を変える必要があるということを、1週間の北海道旅行で知ることになりました。
このあと、私が現状を変えるためにやろうとしていることのリストはこの通り。
どんなことに充実感を得ている/得られていないのか、それはなぜなのか、分解して考える
充実感を得られる生活とは何かをレベル分けして考える（目的の明確化・階層化）
各レベルを達成するために必要なもの、必要なお金を考える（手段の階層化）
必要なもの、必要なお金を得るための手段を洗い出す（階層化した手段をさらに階層化）
手段に対し優先度をつけ、いつまでに何を達成するかを設定する
それぞれよくよく考える時間をたっぷりとりたいと思います。
まずは、このようにして自分が現状を変えるためにどうすればよいかを考えることができるようになったことに安堵しています。
ぜひ休みを
人それぞれに事情がありますし、
1週間好きなことをする休みをとることそのものが難しい場合も多いと思います。
ただ、今やっていることから離れてみるというのは、
想像以上に自分に影響を与えたり思考をクリアにしたりすることに寄与してくれました。
ただぼんやりと行き詰っていることがあるなら、
思い切って好きなことだけする時間をとってみるのもありかもしれません。