自己紹介
■noteを始めたきっかけ
40歳のとき、会社勤めを辞めて料理の世界に入りました。
それまで趣味で通っていたインド料理教室で雇っていただき、年間100コマを担当。
知識欲あふれるパワフルなお客さま方に鍛えられて5年になります。
スパイス料理を学び始めたばかりでやりがちな失敗、よくある質問ならお任せくださいと言えるまでになりました。
でも…
お客さまの目がキラキラする瞬間に立ち会って達成感を味わえた幸せな時間は、突然、途切れてしまったのです。
2020年4月からのコロナ禍で教室は2ヶ月閉鎖。
今は再開したものの、人を集めての教室稼業は当面、制約が続くらしい。
そんな中、一時は収入がまるで無くなってしまった私を、料理で稼ぎ続けられるよう助けてくれた人が何人かいました。
なかでも面白かったのは、東京近郊で有機農業を営む、料理仲間からの依頼です。
契約したお客さまに旬の野菜を届ける宅配サービスをしていて、今回の野菜はこんな風に食べると美味しいですよ~というのを書いてくれないかというのですが、
「レシピはすべてスパイス料理にしてほしい」
ありますかね、そんな夢みたいな話!笑
ギャラはもちろんいただいているのですが、せっかくやるからには、この宅配だけに終わらない、もうちょっと大きなしかけを作っていけないか。
考えた末、より多くの方に使っていただけるよう一般公開することに決めました。
選んだプラットフォームは楽天レシピ。
今は月に1回、4品ほどオリジナルのスパイス料理を投稿しています。
せっかく書いたものを少数のお客さまの輪に閉じこめておくより…
そのレシピから、ほかのどんな価値を生み出せるかチャレンジするほうが、自分には性に合っていると思ったので、このやり方を選びました。
レシピは無料で手に入るのが当たり前の時代。
レシピの書き手として訓練を積んだ、プロである私たち料理研究家は、その時々、それぞれの立場で適応していくほかありません。
正解は無いのかもしれないと思います。
■noteに何を書くか
というわけで、ここnoteでは、レシピができるまでの裏話などを紹介して行くつもりです。2週に1回くらいのゆっくりペースになると思います。
レシピってどうやって書いているのか。
外国料理の現地情報をどうやって仕入れているのか。
そんな仕事ぶりの一端をふわっと、サクッと、お酒のあてになるような気軽な感じに書いてみるつもりです。
追体験していただきやすいよう、ネットでのリサーチの部分を特に共有していきたいと思います。
■<スパイス基地たまりんど>という屋号について
私自身の得意分野というか、専門はスリランカ料理なのですが、ここではそれ以外の料理も取り上げるので、肩書きをどうするか迷いました。
そして思ったのです。いっそ、長年の憧れだったシェアキッチンをオープンしちゃおう!バーチャルで。笑
<スパイス基地たまりんど>では、いつも誰かしら料理していて、誰かしら一緒に食べる人もいて、ひとりがよければ、邪魔されず静かにすごすこともできます。棚にはスパイス。壁には世界地図。部屋の隅には自転車も。
後はご想像にお任せします。バーチャルなので!笑
私は大家さんです。
皆さんどうぞ、まったりしに来てください。
金曜日とか…皆がゆっくりしていそうな、休みの前の晩には、私も1品作らせてもらって、レシピにまつわるエピソードを語ろうかな。
と、そんな設定です!笑 どう??
レシピをみて、自分も作ってみようと思う人がいたら嬉しいし
ここで読んだうんちくをカレー屋デートで披露すれば佳いことあるかもしれないし(応援するぜっ!笑)
ただ、息抜きになれば、それが何よりなのですが。
■これからやりたいこと
いつかコロナ禍が落ち着いて、実際にキッチンスタジオに集まれるような日が来たら、一日だけリアルの<スパイス基地たまりんど>を実現できるかもしれませんね。
作りながら飲みながら、スパイス料理の楽しさをみんなで語り合うとか?
オンラインでもできるかな?うーん。どんなことをしたらいいかなぁ。
びっくりしたんですけど、スパイス料理をネタに英語教室をやってって言われたことがあるの。そういうの興味ある人もいる?インドなど海外の料理ブロガーさんたちのレシピを一緒に読んだりとかかな…
あとは学校の授業におじゃまして出張たまりんど。これは、実はずっとやりたいと思っているのです。スパイスって地理も歴史も文化も、いろんな話題が広がるテーマなので、楽しいと思うんだけどなー。おいしいものも作りましょうよ。
自由な発想で、こんなことやったら?ってアドバイスいただけたらうれしいです。
いや、シェアキッチンなんだから、こんな風に使いたいんだけどーって言ってもらったらいいんだよね。そうそう、大家さんとして、できることあれば考えます。っていうスタンスでいい?
インドの占い師に、あなたは楽しいと思うこと以外やらなくていいって断言されたので、何言ってんだよとは思いましたけど、すなおさだけが取り柄なので、言われたとおりにしてみるつもりでいます。笑
これから、どうぞよろしくお願いします。