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サウナとマインドフルファッション

昨年から、マスターこと政近準子代表率いるMFJという学校でファッションとマインドについて学んでいます。

このリンク、いきなり妖怪人間の画像ですが、ご興味ある方にはぜひご覧いただきたい記事。

現時点での私の理解では、マインドフルファッションとは、
「自分がどうありたいか、どう見せたいかが明確・かつそれを服で素敵に表現できているファッション」のこと。

入学前は、マインドフルと言われるとマインドフルネス、瞑想を連想してしまっていた私には、マインドフルとマインドレスの概念はなんとなくわかるものの、それがファッションとなるとわかるようなわからないような…という状態が続いていました。

「とりあえずみんなと同じ」が安心という、量産系のようなファッションがマインドレスなのはわかる。

実はTPOにあわせて何種類もの服を使い分けているというさかなクンのファッションがマインドフルなのもわかる。

でも、このようなわかりやすい事例以外は正直よくわからない。素敵な人が素敵ことはわかるのですが…。
おかげで留年して(自主的に)今も学びを続けている次第です。

そんな私ですが、大好きなサウナに通いながら、ふと気づいたのです。

「マインドフルなサウナとマインドレスなサウナがある」
「その違いなら、自分にもわかる」
と。

昨今のサウナブームで、都市部には「個室サウナ」が増えています。
コロナ禍もあり、他者と接することなく楽しめるサウナは時流に合っています。

しかし、サウナファンなら、行けばわかります。
本当にお客様に喜んでいただこうと考えている施設なのか、単にブームに乗って稼ごうとしているだけの施設なのか。

もちろん前者がマインドフル、後者がマインドレスです。

マインドレスなサウナの中には、見た目はオシャレで素敵に見えるところもあります。しかし、サウナ室内・休憩室の温度設定、サウナベンチの幅や高さ、導線、シャワーの使いやすさ…等々を体験すると、サウナを愛しているひとが作ったものではないことがわかる。

ファッションではその違いがまだまだ実感としてわからないのですが、ファッションを極めているマスターにはひと目でわかるのでしょう。
経験値によってマインドレスとマインドフルの違いが見抜けるのだ!とサウナを通じて理解できたのです。

そして、数日前に、最高のマインドフルサウナを体験することができました。

それが「サバス」です。

サウナバス「サバス」は、兵庫県の神姫バスという会社で路線バスとして利用されていたバスをサウナに改造したものです。
今をときめくサウナ情報サイト「サウナイキタイ」の協力のもとで開発されたこのバス、まだ実際に使われたことは数回のみという出来立てのサウナです。

降車ボタンを押すとストーブに水がかけられて蒸気が発生するのですが、水の放出部分はバスのウォッシャーノズルを再利用しているとのこと。

バスの降車ボタンをおすとストーブに水が放射されます。


薪ストーブと、木でできた座席。

つり革を使用した温度計。

90度を超えていますが、高い位置の座席はさらに温度が高かったはす。


座席の手すり部分は熱くならないように麻紐で巻いてあるのですが、ビジュアル的にも非常にしっくりきています。

席によって高さが異なり、違った温度が楽しめます

デザインにこだわっているからサウナはそこまでパワーないかも、と思いきや、しっかり熱い!! 特にストーブの上段の石に水をかけるとアチアチ状態が楽しめました。

筒状の上段の石に水をかけるとものすごいパワー!

とにかく、すべてが本物。手抜き、噓がない。
これがマインドフルサウナだ! いや、ビジュアルも美しいのでマインドフルファッションサウナと言ってもいいかもしれない!と感動した次第です。

ということで、自分が愛するものに置き換えると、マインドフルとマインドレスの理解がしやすくなるかもしれない、という気づきでした。

ファッションそのものについてはひたすら勉強を続けるのみですが、もしサバスにもう一度蒸車することがあるなら、何を着るのか。
次回は、サバスに負けないマインドフルなファッションで蒸車することをここに誓います。

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