パレイドをやめない
「3人で進んでいく。泣きながらでも、傷つきながらでも。」
「隼ちゃんからもらったものを全部持って前に進んでいきたい。」
片岡さんが、荒井さんが、おがりんが。3人がそんなようなことを言って歩き出してから、私は、「4人のsumika」を描くのが少しだけためらわれていた。
ギターヒーローのことを何度も思い起こすのは、4人の姿を想って表現してしまうのは、前を向いて進んでいくと決めた「3人のsumika」への冒涜なんじゃないかな……って思うことがあったから。
(結局いくつか描いてたけども。あのかわいい笑顔を描くのがどうしたっていちばん楽しいからね!)
Phoenixという新曲がリリースされると聞いたときは、自然と「3人のsumika」を描きたいと思った。何度だって蘇る不死鳥を、再び歩き出した3人の姿と重ねたから。激しく命を燃やして輝く不死鳥のイメージは、3人にぴったりだと思ったから。
でも、実際にPhoenixを聴いて、また少し考えが変わったというか。
ばらばらになったお花を拾い集めるlyric video、何度も何度も見た。クレジットに「黒田隼之介」の名前がないことに毎回新鮮に傷ついて、それでも繰り返し見た。
あれは3人が作った曲で、lyric videoには「片岡健太、荒井智之、小川貴之」の名前だけが並んでいて。
それなのに「3人のsumika」から宝物みたいな曲をもらったばかりの今の私は、なぜだか「4人のsumika」を描きたいと強く思っている。
パレイドをさあ やめないのさあ
じゅんちゃんの面影をいつまでも抱きしめながら、これからの3人を愛することに後ろめたさを感じることはないんだなあって肯定してもらったように感じたんだ。
ばらばらになったお花を拾う3人と、お花みたいな笑顔と。今の私がいちばん描きたいもの。
まだまだやめられないパレイドが愛おしい。
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