そうだ京都いこう!完全ノープランで突然思いたってちいさな長義ちゃん連れて弾丸旅した時の話
突然ですが、京都が大好きです。
ここ数年は頻繁に行くことができていないけれど、新型コロナが〜以前の頃は月に最低1回、多いと4〜5回上洛してはあちこち巡っていたものです。
大抵は今回は〇〇について知りたいからここに行って…この近くには他にも〇〇が気になるからここも!!この展示は週一で通わなくてはならないわ……この日はここ、この日はあれ食べよう!夜間拝観があるから帰りはあそこに寄って、その近くにはあの店があるから予約をしておかなくちゃ、だいたい〇〇時に入りたいからルートはこうで、あのエリアは人が多いからこちら側のルートで…などと念密に計画を練って巡ることが多かったんです。
ある時、1度だけ完全に無計画でどこに行くか全く決めずに上洛したことがあり………
これは、その時の弾丸旅の振り返り記録のnoteです。
そうだ京都いこう
夜ベッドでゴロゴロしながら突然思い立ったのは、そろそろ日付が変わりそうな2023年2月17日の事。
翌朝、早起きをして早々に支度を済ませるとタクシーで静岡駅向かい、新幹線の席をとる。
そのままひかりに乗って京都に向かった。
この日はnoteに度々登場しているお馴染みの長義ちゃんと台湾のトイデジpaper shootにiPhone…あとはお財布。
正直持ち物はこれだけである。(身だしなみ系は持ってはいるが割愛する)
ミラーレスだったりトラベラーズノートだったりモバイルバッテリーだったりは持たずに身軽な状態でちょっとそこまでって感じのノリだった。
正直アレが必要かも……これも必要かも…なんて思ってあれこれ持っていきがちな私なのだけど結局使わなかったな…そんな時間なかったってことばかり…
ぶっちゃけ余計な荷物なんていらないんだよね。
シンカンセンワリトニガイコーヒーをゴクゴクと飲みながらそんなことを思っていた。
そして、ふと…あれ…今日って2月18日じゃないっけ?なんかなかったっけ……??
あーーーーーっっ!!あなた(の、モデルになっている刀剣)の重文(旧国宝)指定記念日じゃないかーーーーっっ!!!(※本作長義(以下58字略)は1949年2月18日に旧国宝指定→翌年、国宝保存法が廃止され8月29日に文化財保護法が施行されたことにより重要文化財として指定された。)や、やだもうーーーっっ!!偶然〜〜!!!!
ってか…京都向かっちゃってるけど徳美行けば良かったかな??あ、でも先月行ってだからいっか 笑
なんて偶然に、IQガタ落ちでテンションが上がった頃には名古屋はすでに通過していた。
さて今回はiPhoneの電池残量との戦いである。
すでにnoteで書いているけれど、PaperShootがどんな風に撮れるかな?の試し撮りもしてみたかったのだ。
2023.02.18 8:00am過ぎ、京都駅に到着。
前回がは2022年3月と4月だったので約1年ぶりの京都です。はろー!おひさしぶりです!!と足取りも軽く駅を出る。
これが本当のそうだ京都いこうだななんて思って笑っちゃったりして。
せっかくなので忘れがちな近侍ピン📍を刺そう‼︎
北野天満宮
まずは朝一で北野さんを参拝。
京都にやって来ると自然と足を運んでしまう…過去を遡ってみてもダントツで参拝数が多いのが北野さんです。
この日はあいにくの曇り空……さっそくpaper shootでパチっと撮る。
大鳥居前のライオンみたいな狛犬さんもパチリ!!
paper shootは、トイデジだけど液晶画面がないのでどんなふうに撮れているか全くわからないからインスタントカメラで撮る時みたいなどんなふうに撮れてるんだろうというワクワク感とちゃんと撮れてるんだろうか……という恐怖感が行ったり来たりする 笑
ワイドレンズをつけていたので、ぐわん……!!と、かなり歪んで写っていた。こ、こんなに歪むんだ…
おっと、お散歩のピン刺し📍をしよう。
北野さん来たよ〜感ある地図
花手水
こういった派手さのある花手水って昔はあまりやられている神社はなかった気がしますが、2020年頃からでしょうか?いろんな神社仏閣で広がり始めましたね。
時々、京都の柳谷観音 楊谷寺さんの公式instagramを拝見していて、毎回綺麗に飾られているなぁ…と思っていたのですが、どうやららその楊谷寺さんが現代的な花手水の発祥のようです(2017〜)。これが花手水か〜華やかだなぁと楽しみつつ…とはいえ、シンプルな手水舎が落ち着けて好きだなと思っているのですが(お寺や草庵などでよく見かける花が1輪だけ浮かべてあるものとか)これが時代の流れでの変化なんだろうなって興味深く思っています。
花手水が全国的に広がっていった2020年といえば、感染症拡大防止対策で色々なものが制限されたり緊急事態宣言なんてあったりして国内外が鬱々としていた時代だったのでこういった華やかさで少しでも元気になってもらいたいという気持ちなんかもあったのでしょうね。
北野さんも花手水に関しては力を入れているそうで、花の入れ替えなども頻繁にやられているとの事。
三光門(中門)
さてさて、一年ぶりの三光門……わたしはこの三光門が大好きなのだ。装飾もさることながらなんといってもあの後西天皇の勅額で御宸筆「天満宮」の扁額がとても目を惹く。そして、全体的に可愛い…このフォルム…最高に高まる。
星欠けの三光門と呼ばれているが、三つの光、太陽→月→三日月がある。ここをくぐり抜けると日の出、日の入りを体感できるような不思議な感覚になる。
でも、時々…月がふたつある(満月と三日月)のはなんでだろう?と、思ってしまう事が……。野暮なことを言ってしまうが、わたしはひそかに満月と言われているものは実は星で昔の人が星と満月を勘違いして"星欠け三光門"と呼ばれ現在に至っているのではないだろうか?などと思っている。
せっかく着物を着てきたのだからもう少しお淑やかにしていて欲しいのにすぐピースしちゃう長義ちゃん。
北野さんって京都内では随一狛犬の数が多いことでも有名で、以前それならば一対ずつ探さねばならない……と、京の七夕の時期に参拝して午前中3時間、ライトアップの為にもう一度夕暮れ前に来て3時間、撮り逃しないか重複ないかアホみたいな探究心から一対一対チェックした事があって……笑
我ながら、何故夏にそれをやったよとバカなのかな?と、当時の私を問いただしたい。カメラロールの中に重複した狛犬達の写真がめちゃくちゃ溜まったのを思い出す。まるでビンゴゲームをしているかの如くカメラロールをみながらこれはさっき撮ってる、あ…これいない!ここか。よし!!と照らし合わせながら延々とやっていて、今思い返しても汗が地面にポタポタとしたたり落ちたりして絶対熱中症になってたか片足突っ込んでたと思う。
ばかである。
御本殿(拝殿)
三光門でうっかり油を売ってしまった!!!
まずは参拝をしなくては…と拝殿に向かう。
まだ、鈴緒が外されたままの状態でしたが、この3ヶ月後に新型コロナウイルスが5類に移行されているので今は鈴緒はつけられているのかな?この後から参拝に行けていないのですが、やはり少し寂しい。あの赤と白の鈴緒が一列にずらりと並んだ姿が豪華絢爛な社殿により一層の華やかさが増すのだ。
朝一番は参拝者の方も少ないのでゆったりと参拝できる事からこの時間帯にお邪魔する事が多い。たまに修学旅行もここまで時間前倒しで周るの??と、驚くほど早い時間に観光バスが入ってきた時はびっくりしたけれど 笑
朝ごはんどうしてるんだろう?最近お寺や二条城で朝食食べる企画とかよく見かけるけどそういうの組み込まれてたりするの?そうなら豪華すぎだな。自分で金稼ぐようになってからだなそれは。←
最近はずらし旅なんて言葉が生まれてしまったからここまでゆったりとはいかないのかもしれないのかな?
北野さんのまぁるい吊灯籠が可愛くて好きで、いつも社殿をぐるりと廻って彫刻とこの灯籠を観て回るのが北野さんに来た時の私のルーチン。この日もぐるりと一周もう何十回目になるだろうか。いつ来ても新しい発見があるので、きっとまだまだ見逃している場所があるに違いない。
北野天満宮の彫刻に関しては、若干テンションが振り切れているブログの記事に詳しく書いています。
撫牛と宝物殿
北野天満宮にはたくさんの牛の像がありますが、一頭だけ赤いお目目の宝物殿の前にいるこの子が優しい顔をしていて印象深い牛さん。
『道真公のことを瞬きもせずにずーっと待っていたから目が真っ赤になってしまった』や『参拝者達のお願い事を徹夜で聞いてくれるから』などの説があるようです。(諸説あり)
いずれにせよ心の優しい牛なんだろうなと思う。
さて、せっかく北野天満宮に来たのだからここに行かなきゃ始まらないってもので……やっぱり観ないと。
◉太刀鬼切丸(別名髭切) 銘安綱
そう、鬼切丸(別名髭切)です。
以前まで"鬼切丸"として展示されておりましたが、2017年あたりから"別名髭切"まで表記されるようになっているようです(わたしの北野さんフォルダを見る限りは2017年〜のはず多分。)おそらくゲームの影響で髭切呼びをして観にこられる方が多いからかな?笑
鬼切丸は他にも沢山の呼び名がありますが、一条戻橋の鬼が渡辺綱の髻を引っ掴み上空に飛び去っていった際、北野天満宮の上空で渡辺綱が佩刀していた髭切で鬼の腕を切り落とした。という伝説からゆかりある北野天満宮では"鬼切丸"名義で展示されているのでしょうね。
1年ぶり(2023年当時)に拝見しておやっ??と思ったのが以前と展示の仕方が違って正面から姿を見るとすこーし距離を感じたけれど見せたいものが二つあるよというのがはっきりしている展示だった。
『鬼切丸』とその『白鞘』である。
でも360°観れる位置に展示されていたので、ケースの横から独特の……これわたし鬼切丸観るとよく言ってしまうのですが、"バナナのような反り"で特に横から観るとその反り具合がわかります。(が、この時真横から撮っていなかったようです…あらら…)
平安時代の太刀特有の腰元から鋒に向けて弧を描くように反っています。鬼切丸のふわふわとした映りが好きなのですが、鬼切丸に関しては今まで色々わからないなりにも刀剣鑑賞して来た中で断トツに回数を観ている。
鬼切丸を観るのがメインの目的であるなら晴れの日の自然光の光が入り込む時間(14〜15時近辺)が映りや刃文がよく観れる。天候や参拝時のタイミングと時間帯、そして鬼切丸の展示位置が重なった時が鬼切丸鑑賞において個人的にマジックアワーだなって思っていたりします。(私の背丈148cmの問題なのであくまで個人的に。)その時の様々なコンディションで、重点的に観る場所を変える。この日は朝イチでさらに生憎な曇天、姿を楽しんだのでした。
北野天満宮の宝物館には鬼切丸の他にもいくつか英字が書かれたラベルが貼られていて、以前、この英字のラベルはなんですか?って聞いたことがあって当時は鬼切丸の白鞘の展示はまだされておらず、備州長船久光の刀に付属した黒漆皺革塗半太刀拵に貼付されていたものに対してだったのですが、そこに貼られていた英字ラベルの文字は黒文字だった。
黒文字と赤文字(今まで展示されて見たものの中では赤文字は鬼切丸だけだったように思う)なにか違いがあるのかなと見比べていたことがあって、重文とそうで無いものの…違い…だったりして?なんて別ブログで書いた事あったんてすけど白鞘のラベル のキャプションに、
と、書かれていて、だったりして?が、だったりした〜!!ってちょっと嬉しかったわたしがおりました 笑(と、さもこの時思ったように書いているけど、本当は2022年の3月に参拝した際、このキャプションを見て妄想が当たっていたぁ〜と思ったのでした。書かなきゃわからんのに素直に白状してしまう。)
こちらの記事で白鞘について詳しく書いています。
● 脇差銘兼房
北野天満宮所蔵刀剣の中で特に好きな刀剣が何口かあるのですが、その中でも特に好きなのがこの兼房の脇差。
目を惹く刃文です。
室町末期の関物(岐阜県関市)に多い刃文なんだとか。
関物のなかでは兼房に多いのが特徴的で出来が良いものが多く、そんなこともあって兼房乱れと呼ばれているそう。
恐らく何度か観ているはずなのだけど全く観るのが分からなかった時代は頭からスッと抜けてしまうことが多かったので自分の中で"兼房の脇差"と認識し始めたのが2018年、確かあの時は…京博の京のかたな展に通い詰めていた時期だったかな?
以来、宝物館に行った時に展示されていると、おっ!!兼房いる〜!!って嬉しくなってしまうのです。
観ていて飽きない脇差です。
系図からは兼房は数人いますが、この兼房は3代目兼房の作では無いか?との事。鑑別が難しいそう。
◉太刀銘恒次
恒次も北野さんの宝物殿ではレギュラーメンバーですよね。前田家五代 前田綱紀公が元禄十五年に北野天満宮800年萬灯祭の時に奉納された太刀だそうです。
付属の金梨子地糸巻太刀拵も見事です。
銘……は、あんまりはっきり撮れて無いですね 笑
目釘穴の上あたりにうっすらと……見えるかな?
前田家の家紋、加賀梅鉢が彫られた鎺。
前田家は菅原道真の子孫だと伝わっているので道真にゆかりのある梅鉢紋を家紋にしているのだとか。
宝物殿の中だとやっぱり凄いな……としみじみ思ってしまうこの恒次、見どころが盛りだくさんで素人の中でもさらに低層のわたしでも見事な太刀だとわかります。
肉眼で観るとまた全然見え方が違うのですよ映りが、それはもう幻想的に浮かび上がってきて綺麗でした。
鋒も美しいですね…ため息でちゃうな。
特別展や企画展などで博物館や美術館に出張展示があるならば一度拝見してみたいものです。
恒次の展示されていた位置にちょうど宝物殿の照明がいい感じにふっ……と入ってきてじっくりみていると直刀状の小乱れに小互の目や二重刃…三重刃あたりまであるのでは?なんて思って観ていました。
前田家の奉納品は、八五〇年萬燈祭で、八代藩主 前田重煕公が奉納された 太刀 銘 師光も展示されていました。この太刀もお馴染みですよね。
その他にレギュラーの猫丸や藤原金道の太刀も素晴らしかったけれど全部書くとまだ序盤だというのにえらい長くなってしまうので前年に参拝した際も拝見しているからそちらに分散して更新していこうと思う。なにせ7年分更新しなくてはならないのだから…多分生きてるうちに書き終わらない。さて、次行ってみよう!!
梅苑『花の庭』
道真公といえばやはり梅の花は外せないよねって事で、梅苑にも。
北野さんの梅苑は個人的に3月上旬あたりが綺麗に咲いている印象があるのでまだ早いかな〜とも思ったけれど、まぁまぁ、折角来たんだし!!
思いのままの梅の枝につけられた短冊に疫病退散が数多くあったのが印象的でした。
入って早々に目に入った光景に
あーっ!!と、おもわず声が出てしまう。
お猿さんだーーーーーーー!!!
北野さんに参拝に行くと時々猿回しやっていていつもニコニコしながら見てしまうのですが、梅を見に来たのに私と来たら来て早々に………
七軒だんごを頼み、猿回しを眺めながらもぐもぐと猿回しを眺めてしまう。花より団子かよ〜である。
老松さんのお菓子は、御土居のもみじの時にいただける北野大茶湯が大好物で行く度に1箱買ってしまうのですが、何故か茶店で注文した事があまり無かったなぁと七軒だんごを注文してみました。
以前は、絵馬殿で舞妓さんがおもてなししていた七軒だんごを食べた事があったけれど、久しぶりに食べてみたら、焼きたてで温かくてふわっふわにお団子が柔らかくてビックリしてしまった。口の中で、と...、とける?蜜の上に粉砂糖を塗したかのようにきめ細やかなきな粉がこれまた風味豊かで3本とか多いかななんて思った心配など杞憂に終わりました。ペロリですよ、ペロリ!!
女性の猿回し師の方を今まで多く拝見していたけれど、男性は初めてだな〜とお団子をもぐもぐときな粉こぼし食べながら思う←
掛け合いがいつ見ても面白い。
必ず何度か失敗したり人間に悪戯したりって演出があるじゃないですか、で、最後はちゃんと締めるとこあれ結構好きです 笑
この子、何もやってない時ずっと指をしゃぶったり手をいじったりしていて、ちっちゃい子とかわりゃせんな〜可愛いなぁなどと思う。
竹馬したりハードル飛んだり輪投げしたり芸達者なところを本来なら撮っときゃいいのなに私ときたら撮った写真は猿の指しゃぶり指いじりの写真ばかりである。あと10枚ほど指をしゃぶっている写真がカメラロールにコレクションされている意味がわからない。
さて、梅を見ようじゃないか。
前年の2022年に梅苑に訪れた時、おぉっ!!と思ったのが梅苑に展望台ができていた事。2022年の旅は、ぐずぐずしていてまだnoteに更新しておらず、同じ事を重複して書いてしまう事になりそうなので詳しくは割愛するが、なんだか初めて訪れた時のような新鮮さがありました。道真公がお亡くなりになって、後50年毎に大萬燈祭、間の25年毎に半萬燈祭が斎行されており、菅公御神忌千百二十五年半萬燈祭がいよいよ2027年の斎行にむけて様々な事業が進められていますね。梅苑も設備事業が行われ、雪月花の三庭苑の『花の庭』が再興されました。
雪月花の三庭苑については、北野天満宮社vol.30に詳しく書かれています。
1年ぶりに訪れて早速展望台から梅を眺めてみる。
やっぱり、ちょ〜っと早かったかな?という印象はあったものの、展望台からの眺めは最高ですね。
展望台からの眺めを楽しんだ後はまたゆっくりと花の庭をてくてくと散策。今回は源平咲きの梅には今回は出逢えませんでした……。なかなか源平狂い咲きな梅と遭遇できないです( o̴̶̷᷄ ·̫ o̴̶̷̥᷅ )
池にある枝垂れ梅の所は、団体さんがぐるっと取り囲んでいたのでありゃ〜と今回は遠目で眺めるだけに…
papershootで撮ってなかったな…って撮った長義ちゃんが奇跡的にそこそこちゃんと撮れていたものが一枚あった!!はじめ手がガッツリ入ってたり指が入っちゃってたからこりゃ失敗か?と思ってたんですけどトリミングしたてみたら、あっ…可愛く撮れてるじゃんって。なんてこったトリミングしたら意外とよいかもって写真他にもあったかもでしたが画像整理してじゃかすか消してしまった。おうふ…後の祭りです。
歩いているとふと目に入って来たのが……
ややっ!!!金柑……?否、みかん??
ちーっちゃなみかんが梅の枝にかかっていた。
めっちゃくちゃ小さくてかわいいみかんだったけどここだけにあって何だか不思議で面白かったです 笑 宝物殿前にいる撫牛の隣の白梅にメジロがいたのでその子達へのお裾分けかな?
しつこくうろうろ探してみたけれど、やっぱりここだけで最後の最後まであれは…いったい?と、時々思い出してはメジロがパン食い競争でなかなかパンに食いつけない滑稽な様の如くつつこうとするんだけどプラプラ揺れちゃって食べれない光景がほわほわほわ……と浮かんできてしまうわたしがいる。ぜひ、半分に切ってあげてください 笑
最後にもう一度、梅越しに三光門を眺めに行って北野天満宮を後にしたのでした。
………と、綺麗に締め括って次に進みたかったのだが、そうは問屋が卸さないってものだ。
ボタッ
『…………雨降ってきたこれ。』
前途多難である。
とりあえず、急いでセブンイレブンに入って傘を買う。せっかく荷物を最小限でやって来たというのに増えてしまったではないか……
ついでにコーヒーを買って飲みながら、とは言え次どこ行くかなぁ…なんて思いながら考えを巡らす。
なんやかんやでもう時期11時だな〜そろそろランチに向かうべき?ってか前代未聞…わたしが動線決めず来ているやばいな……せっかくだから今までチェックしたものの行った事ない店行ってみるか……?
えーと北野さんからタクシーあたりで10分圏内だとどっかあったかな………頭の中のあめんぼカフェリストがわちゃわちゃし始める。
¯\( ˘–˘ )/¯オリテコイ
¯\( ˙–˙ )/¯💡
あったあった!!
行こう行こう思って混んでんじゃないのこーゆーとっつって行かんかったとこーーーーーっっ。
よし、今日やってる。
混んでたところで次行くとこも決まっちゃいないしまーいっかですませりゃいいさ!!ってなもので、コーヒーを飲み干すと北野さんの鳥居前に停まっているタクシーに飛び乗ったのであった。
ウサギノネドコ 京都店 カフェ
今まで何気に混んでて並んでるんじゃないの???というイメージで行くことがなかったウサギノネドコにやって来ました。
そして、めちゃくちゃスルッと入れてしまったではないか……お客さんまさかの2組である。
『お好きな席をどうぞ〜』
と、店員さんがおっしゃったので目ざとくみつけた半個室の席に座る。連れが…いるのでね←
あの席もその席もあそこの席も魅力的だが……悪目立ちする。それだけは避けたいわたしは忍んで生きているのだ。ここなら目立つまい…と。笑
しばらく悩んでからオーダーすると、お客様さんが少ないうちに店内撮っても良いですか〜?と声をかけOKいただくとすちゃっと取り出す。
長義ちゃん…ではなく、PaperShootの方である。
この時はまだ買いたて(1月に届いた)で正直function cardやレンズがどんな風に写るのか全くわからない状態だったのでこのカメラとiPhone(と長義ちゃん笑)だけ持ってやって来たわたしは本当にノリと勢いだけで来たのだなとジワジワしています 。
北野さんですでに触れましたがワイドレンズの歪みが結構ガンガンに歪むんだけど気に入っている一枚。
お店入ってすぐ左手側にある1人席が並ぶエリア。
テーブルがガラス(アクリル?)になっていて下に様々なな鉱石や標本、オブジェがディスプレイされていました。
引き伸ばされたウニの骨格標本の写真が印象的。
カフェの方はガラス張りで開けていて外から中がよく見えるので、この写真は道を歩いていても目を惹いて、わっ?あれはなんだろう?って思うからお店の作り込み上手いなぁ〜って思いました。
PaperShootの良いところはシャッターを押した時点で何が撮れているか全くわからないインスタントカメラで撮るワクワク感が低コストなデジタルで楽しめること。悪いところは、何が写っているか全くわからないこと。全て失敗している可能性があること。
わぁぁめっちゃ反射してる〜!!
赤の鉱物カレー
赤の鉱物カレーを注文。
サイズが選べるので、食後のデザートを食べてみたかったからスモールにしてみました。
ドライカレーの上に乗っているビーツはバナジン鉛鉱を再現しており、ウォーターメロントルマリンは紫キャベツのズッキーニ巻で再現(なるほどなと思った)、ザクロ石は、アンチョビポテトの赤ワインゼリーのせ。
店内にイメージされた鉱物メニュー(スイーツ等も)の、実際の鉱物がディスプレイされているので見比べてみるのも楽しい。
青の水晶パフェ
ランチプレートにオプションのデザート付き(+450円 ※2023年時点)のものだとアメジストパンナコッタみたいだったので、せっかくなら推しカラーじゃんね〜ラピスラズリのオペラケーキか青の水晶パフェじゃない?どっちにしよう…と悩んだもののオペラケーキか…チョコレートがめちゃ濃いやつだよね…どうしようかな…ホワイトチョコだしいけるかな?(濃いチョコ時々お腹痛くなっちゃう人)いや…安全圏とっておこう。
と、青の水晶パフェを注文してみる。
まぁぁぁ〜っっっ!!!キラッキラしてる。
光を当てると赤紫に光るとのことでUVライトの貸し出してくださるので、どれどれ……と、あててみると赤紫に蛍光する。
これ、藻の一種のスピルリナ由来の天然色素で青く着色された錦玉羹(≒琥珀糖)だとメニューに書かれていたので、フィコシアニンの青か〜なるほど紫外線が誘起して赤色に蛍光するのね〜っっなんて思いながらふふふとなる。
長義ちゃんと記念写真撮る。やだ可愛い
ちょっと後ろからも撮ってみようよ、ほら可愛い。
著しく可愛い。
はよ食べろよと思うでしょう?アイス少し溶けてくれないと頭痛くなっちゃうもんでちょっと緩くなってくれるの待ってたんだけど意外と柔らかくならないのねこれ。お客さんが写真撮ったりUVライト当てたりするの考慮してたりするんですかね。アイスブルーベリーやゼリーなんかで冷却作用あるのかも?
錦玉羹のシャリシャリ食感にゼリー、ブルーベリーも甘酸っぱいので全体的にくどくなくてさっぱり食べれました。
錦玉羹をしゃりしゃり食べながらふと思う。
『ところでなんだけど長義ちゃんさー、今更だけどわたしラピスラズリのオペラケーキの方が長義ちゃんっぽかったかなぁって思い始めてる…どっちかってーとなんか長谷部くんっぽくない?この色…まぁいっかー!!店員さんがあっちから運んできた時青く見えたからこれは白熱灯のせい白熱灯のせい!!あ、むしろ座る席間違えたのかな?ま、いっか!あはははっ!!!口ん中冷たい!!パフェ寒かった真冬だもんね今、あはっあははははっ!』
『……………ナンカハラタツノダガ』
こういう感じのやつでした。
※鉱石で再現展示されたもの
こちらに実物載ってます。
◉PeaperShootで撮ったもの◉
店員さんや出がけに入れ違いで入って来たお客さんに、えっそれカメラ何ですか?と声かけられて面白かったです 笑
最近はそこそこTVなんかでも取り上げられたりして、タグ探すと沢山撮影例が出てきますが、まだこの時はチラホラでしたから、何だその基盤丸出しの薄っぺらいやつ……??ってなりますよね 笑
ウサギノネドコ ミセ
カフェの後は、隣接するミセにも寄っていきました。
何故か殆どPaperShootで撮って殆ど失敗していた。
ワイドレンズの呪いだ 笑
あぁ〜ちゃんと撮れてない〜馴れ合えないなんだこの大倶利伽羅みたいなカメラ〜早く仲良ししたい。ウニの骨格標本めちゃくちゃ可愛かった。
動植物の標本にプリズム、書籍にポストカード、もちろん鉱石など種類豊富に店内ズラリと並んでいました。あれもこれも欲しい〜って目移りしてしまう。
お店の方と、『ヤド』の話をしたりもした。2階に一部屋泊まれる部屋があってお風呂は裏庭の離れにあってあそこから見えるんですよ〜と。
『ミセ』の勝手口から裏庭とお風呂が見える。
いつか泊まってみたいものである。
ミセで買ったもの
今頃振り返りnote書いていてウニの骨格標本や蝶々の標本とか買えば良かったなぁとか結晶ロックケーキ買っておけば良かったなぁなんて思ったりもしたけれど、弾丸旅だし前もっての旅ほど予算立てていなかったのでちょっとだけ。
このお天氣管結晶の出方も素敵で気に入っていて買ってから毎日お天気と結晶の見比べをして楽しんでいたのですがある時倒して割ってしまった。
お、おわぁぁぁぁああああああくっさくっさい!!キョーーーーーーーーーーーーーーーーーーレツに臭い!!樟脳である。
悲しみに暮れ換気をした。割れた悲しみ、部屋がしばらくキョーレツ臭だった悲しみWショックである。
天氣管とお揃いで並びがいいなと買った種子標本。
色々あったけれど、フウセントウタの種がふわふわしていて可愛くて。
お天氣管の悲しみの教訓を活かして倒さないように底に練り消し付けて固定していつも同じ場所に置いています。
全然関係ないけどBluesky で毎週日曜日にpostしている小噺"日曜ちいさきもの劇場"に度々出てくるちいさきものたちのお部屋にいつもいる。ほとんど見えないけど。単にこの写真が気に入っているから載せたかっただけ←
あとはこのポストカード!こういうイラストもろ好みです。ボタニカルアート系好きなんですよね〜緻密で!!
は〜!!!8年ほど前(2023年時点で)に仲良しのお友達と行きたいね〜って京都&大阪旅行計画していた時に出ていたカフェだったのだけど回る場所と距離的に難しかったのと、京都時代祭の日に旅行日が重なっていたこともあってその日の旅行自体も結構押しちゃって結局行けずじまいでそれきりだったので8年越しにやっとこさ行けたウサギノネドコでした。
またひとつ京都カフェをひとつ制覇したぞ〜みたいな。
おなかも満たされた所で、
新幹線に乗っていた時に、あ!そうだ。今日は絶対あそこいこ!!と、思っていた場所があったので早々に向かう。ウサギノネドコからだとなんやかんや40分ほどかかってしまうので早めに向かわなくては。
確か京都御苑の東側にあった筈……と京都御苑までやって来て周りをウロウロ
梨木神社
あっ!鳥居発見〜っっ!!!
ここですここ!梨木神社に来てみたかったのです。
が、鳥居潜って直ぐに建物があって、すぐ左折して右折してまっすぐ行ったらま右折して左折するとは思いませんでした…なんだこの建物は……と思ってこの時調べちゃったんですけど、マンションなんですね。そういえば昔ニュースで京都の神社にマンション建設なんて話を見た事があった気がしたんですが、あれは梨木神社だったんですね。驚いた。
なんでも、社殿の修復の資金集めに苦労した苦肉の策だったようで境内の土地を不動産開発業者に60年の期限付きで貸し出しマンションを建設し、本殿の改修費用に充てている……ようです。これ、参道がマンションになっちなっちゃってるってことだったんだ…と。契約期間(60年間)が終了したら更地に戻るようですが、昨今、神社の財政難問題はよく耳にしますがなんだか異様な光景でした。
梨木神社は、萩の花が有名なんだそうで、参拝行ったの2月でしょ?お前は萩がいつ咲くのか知らないのかって?まぁ聞いてくださいよ、ここには他にも有名なものがあるじゃあないですか。
「水」です!!
染井、醒々井、縣井といえば、京都三名水!!"染井"が、ここ梨木神社にあるんですよ。しかも、現存する唯一の名水で他の2つはすでに枯渇してしまっています。
今回は、その名水を堪能したくてやって来たってわけです。
まさかの手水舎が染井の水とは…参拝に来られる方々が、とお水をペットボトルに持ち帰っていました。
(※染井の水のお水汲みは1回5L(100円)までで、大きなポリタンクの持ち込みはNGになっています。
その様子を眺めていたら品の良いお婆さまが、
「ここのお水はまろやかで甘いのよ」
と仰っておりました。おお…それは楽しみ…!!
兎にも角にも先ずはお参りしなくては。
梨木神社は、明治18年10月に三條實萬公を御祭神として創建されたのだそうです。比較的新しい神社なんですね。實萬公の御子實美公が第二座御祭神として大正4年の大正天皇即位式にあたり合祀されたそうです。
思いつき弾丸旅だった事もあり、2月で緑がほとんどない頃でしたが、季節が進んでいったらきっと緑が綺麗だろうし、秋も紅葉が赤く染まるだろうし、それこそ萩の時期は賑わうんだろうなと思いながらお参り。
この日は、数組の参拝者(お水汲んでた方々)がお参りを終えたら、しんと静まり返って静かでした。
御朱印もいただきました。
御朱印帳持ってきていなかったので書き置きをいただいたら可愛いクリアファイル付きでした。
さて、お参りもすませたし目的の名水を堪能しようじゃありませんか!!
Coffee Base Nashinoki
参道にあるCoffee Base NASHINOKIに、やってきました。ここは、梨木神社の旧茶室で2022年8月にコーヒースタンドとしてオープンしました。京都情報はなかなか上洛出来ずとも仕入れていてここは是非とも行ってみたいとチェックを入れていたのです!!
参道に京行燈が立っているのでそこを曲がればCoffee Base NASHINOKI があります。
お庭にベンチもあるからお天気の良い春先なんかは気持ち良さそうだなぁ。初夏とかアイスコーヒー飲みながらボケーっと過ごしてみたいですね…混んでそうだけれど 笑
ちょうどシーズンオフの時期での参拝だったのでとっても静かでした。
さて、こちらは染井の水で珈琲を淹れてくださるんです。湧水珈琲や湧水蕎麦にわたしは目がないのです。しかもここは染井の水は梨木神社の御神水でもありますのでまさに、神様の珈琲と言っても過言ではない。和菓子屋さんとコラボされた栗饅頭とブレンドのセットがあったのでそちらを注文。
珈琲を淹れたら席までお持ちしますね。
とニコニコしながら店員さんが仰ったので寒いから離れにしようか迷いつつ折角なので縁側に座ることにする。縁側でお茶するとか憧れじゃん〜って。
そうこうしていると店員さんがコーヒーを持って来てくださった。湯気とともにふんわりと珈琲の良い香りが漂ってる。珈琲好きにはたまらない香りである。
まず先にちょっとだけ啜ってみるとこれまたまろやかで後味にほのかな甘みが残る(糖質の甘みではない)おっ……?と一瞬唸りそうになった。めちゃくちゃ美味しいではないか……!!珈琲は水が大事だと以前勤務していた職場の近くの美味しい珈琲を淹れる喫茶店のマスターが言っていたけどこういうことかと思った。その喫茶店とはまた違った風味のまろやかで雑味のない美味しい珈琲でした。まさに神様のお水で淹れた珈琲。
が、まだ熱いな…さて…今ならお客さんもいないし…
ひょっこり長義ちゃん
マグカップにへばりついている。
………それを言ったらおしまいだよ。
ガツッと長義ちゃん引っ掴みミニショルダーに隠れていただこうと思った時である。このnoteはただでさえくそ長いので飛ばして読まれる方(そもそも読まれているのか?)がきっと多いに違いないので思い出ついでに書いてしまおう。
山姥切長義≒チャーリー事件簿?
『アララ〜チイサナオ人形、着物着テカワイイデスネ〜』
ん???と、思わずビクッとなる。
見るとそこには、白髪のちょっと大柄な外国人男性と同じく白髪のこちらは日本人女性、なんて事だいつのまにか背後にいらっしゃった。おっきいおじいちゃまとちっちゃなおばあちゃまといった感じ。
『まぁほんまやねぇ、可愛らしい』
ぎょえー見られた…と思いつつ、
「あ、ははありがとうございます…こんにちは。」
などと、ぎゅっと思わず長義ちゃんを掴んでミニショルダーにしまおうとすると、何故かニコニコ笑いながら隣に座るおじいさま、おぅふ…こんなに空いてるのにこんなに空いてるのに!!?と極寒の最中ではあったが、わたしは変な汗がダラダラと出て来た。
『オ名前ハ?観光デスカ?』
日本語ペラペラやないかこの人…と思いながら、は、はい、えっと、あめんぼ(ここ本名)と申します、はい…なんてしどろもどろに言うと、
『ソノ、オ人形サンハ、名前ナンテイウノデスカ?』
と、聞いてくる。
アイタタタァァァァ……そうきたかぁァァァァ…おーまいが、わっつはぷんである。なんて言うよヤマンバギリチョウギとか言うのかナンテ??とか言われたらどう説明するんだよ。というか、し、し、しまえない。
「………ちょーぎ………デス」
汗をダラダラかきながら明後日の方向を見て言うわたしに、おばあさまの方がこう言った。
『チャーリーくんですって!!』
『ワォ!チャーリー!!!オキモノ着テ旅行カワイイデスネ』
「………そうです、そう!!チャーリーです。京都に行くからって着物を、着せて、来ました。ははは」
長義ちゃんあんた今、この時間だけチャーリーってことにしてくれ。わたしは神妙な顔をして頷いた。
この2人、聞けばご夫婦だそうである。
長くなってしまうが、この話はまだ続く、旦那さんがツマーさんを見ながら
『ワタシノワイフモオニンギョウ好キナンデスヨ。』
『ふふ…そう、色々いるんやけど今年(2023年)は癸卯でしょう?だからこの子とよくお出かけしているんよ』
とガサゴソとバックから小さなぬいぐるみを出し満面の笑みでわたしにその年の干支であるうさぎのぬいぐるみを見せてくれた。
まぎれもなくうさぎだった。
『ヤハ!!』っていうタイプの。
ご夫妻も同じものを頼んでいたようで、うさぎを先ほどのわたしと同じように……撮っておられた。
最近、こんな風に撮るの流行ってはるんでしょ?いうて……ぬい活……されていてうちのうさぎとその子と撮らせて欲しいと仰るのでどーぞどーぞ!!とツーショをうちの…長義"チャーリー"とパチパチと撮られて、わたしときたらその様子を珈琲を啜りながら眺めてしまっていた。迂闊にもわたしも撮っても?と、言いそびれてしまったのだ。このコミュニケーションお化けのわたしが……である。
や、やべぇぇ……いい大人がこんな……こんな事してて…しかも見られて……とか思って、あああ…となっていた分、拍子抜けしてしまったのだ。
ちいかわかぁ………想定外だった。ファン層広いなちいかわ。もしも、こちらのツマーさんがなにかのSNSやっててチャーリーくんとうさぎちゃんって投稿してたらそれ、うちの長義≒チャーリーです。あ〜、あの本丸の寝坊助長義くんかぁと思ってください 笑
まさかのちょっとした珍事件でした 笑
チャーリー……時々思い出し笑いをしてしまいます。
あの可愛いご夫妻お元気にしてらっしゃるでしょうか。
旅先で度々こういった面白ハプニングがよくあるのですが、京都だとうぞふすいで恋は生まれなかったという面白エピソードがありまして……
この次に強烈に印象に残っている思い出です。
当時、Twitter(現X)をメインでやっていた頃はこういった珍エピソードを旅しながらtweetしていたものですが、このエピソードに関しては書いていなかった(iPhoneの電池消耗避けで物凄く断片的Tweetしかしていなかった)ので、これはnoteでやっとこさ思い出話出来ました笑
今更ですが、セットの栗饅頭も珈琲にめちゃくちゃ合うんですよ。京都御苑に行かれた際は梨木神社も御参拝して帰りに神様コーヒーと栗饅頭を堪能してみて欲しいわたしです。
あれから1年9ヶ月が経ち、今わたしは医者にカフェインを禁じられている身。この時行っておいて本当に良かったなと思っています。虫の知らせだったのだろうか…この時のわたし冴えていた気がする 笑
事前予約で珈琲のコース(4000円)で珈琲の飲み比べと和菓子のペアリングなんていうのも始まったみたいでえええぇっっ!!?ってなっているんですが、めちゃ飲んでみたいなにそれ珈琲のコースってぇぇっ!!めちゃ美味しそうなんですけど、今の病が無事に完治した暁には、珈琲のコースをチャレンジしたいものです。あ〜飲みたい!!!
梨木神社やウサギノネドコでは、近侍ピンの存在を忘れてしまっていた。そろそろ駅方面に行こうかな丁度展示もされているし時間帯も絶好のタイミングじゃない??
と、お散歩近侍ピン3本目📍14:30ちょっと過ぎに到着!
京都国立博物館
そんなわけで、京博にやって来ました。
折角、青龍会に入っていたというのに感染症拡大防止対策で不要不急の外出を〜とか密ですとか言われていた2020年以降職場も県外に出る事にかなりど厳しくめっきり内覧会にも行く事ができなくなってしまっていたのです。
ひっっさびさの京博!
もう何年振りよ…最後に行ったのは、特別展『流転100年 佐竹本三十六歌仙と王朝の美』の内覧会だから、2019年の10月ぶり…?ちょうど笹貫が2/26まで展示されていた時だったので、あと8日じゃん…!!と、やって来たのでした。
3階で考古展示をちょこっと観た後に一度一階に降りる。何故なら……
15:00は……推しに、会える時間だから……!!←
トラりん時々出張してるからいたら会えるかな〜のつもりで来たら(なにせ…ほんとのそうだ京都いこうだったので……笑)翌週の25日が出張日でこの日は登場日だった。
この日のわたし、冴えてた(2回目)
ああああ…生トラりん、4年ぶりの生トラりんだぁぁぁ
この時まだ新型コロナウイルス感染症は2類相当の位置付けだったので、トラりんもまだマスクしてます。
2階で特集展示『雛まつりと人形』(23.2.4〜3.5)をやっていることもあってトラりんもお雛様仕様だった。やだやだ、ばか可愛い……えらい可愛い……何にもしなくてもファンサしてくれる。
山姥切長義、トラりんと出逢う
付き添いのお姉さんがトラりんに、今日はトラりんと推しで、みんな推し推しで撮ってくれるね!!と言っていて、推しなの〜?というそぶりを見せるトラりんに、コクリ……と頷くわたし。
右手にiPhone、左手にねんちょぎ、あめんぼ、只今見参である。みたいな何処かのだれかみたいな事を言いそうな体勢であった。先程までのいい大人なのに……の思い悩むわたしはいなかった。何故ならトラりんも推しだからである。
トラりんも忙しいのでシャシャっと撮ってどうぞ!どうぞアチラに!!というジェスチャーをすると、長義ちゃん、トラりんにまさかのぽんぽんと頭撫でられていた 笑
トラりん行動が読めなくて&久しぶりに逢いすぎてシャッターチャンスを逃してしまった。
前回のちいさきもの達と行く座敷わらし調査noteで触れていますが、弊本丸の山姥切長義、instaストーリーズ芸人である。(BlueSkyの日曜ちいさきもの劇場にて)
この弾丸旅時点では、Instagramアカウントをちょうど1ヶ月前(note書いてて何気なく調べてみたら1/17に徳美に行って翌日にリール動画を作っていた時に一緒に作っていた事がわかってジワジワ来ています笑)に作っていたものの、当時はまだわたしはBlueskyをやっていなかったし日曜ちいさきもの劇場も存在しなかった。
もしも、マルチバースでその世界線があったのならば間違いなく…弊本丸の山姥切長義、インスタストーリーズを上げていたに違いない。
こんな風にね。
記憶に残っている方もそんなことあったっけ?という方もいるかもしれないけれど、『ハロウィンの』と、よく言われる山姥切長義ですが、初回の特命調査聚楽第は当初の予定では10月末ではなかった。7〜8月に行われるはずのイベントだったのだ。仕方のないことではあるけれど、開発に調整が必要で延期、開催が10月末になったわけで………仕方のない事だけど、仕方のない事だけど、わたしは常々思ってしまうのです。
7月(下旬?)か8月(上旬?)に当初の予定通り特命調査が行われていたならば…京のかたな展の明治古都館でのとうらぶコラボ展示……多分ここに、パネルと京のかたな展仕様の新規イラスト(実現してたら実装早々に新規絵ですよ)があったはずなのだ……京のかたな展は9/28〜11/25、長義実装(開催時期延期のため)10/31〜である。
ああぁ…惜しい…惜しすぎる…トラりんが公式Twitterでツーショ写真を各刀剣男士と撮っては連日ばかすか上げていたことをわたしは忘れてなんかいない。2ショ写真見たかった!!仕方がないけど。
わたしは、本物に会わせてやりたかった。
このふたり、色味が似てるので並んでるとめちゃくちゃ可愛いのである。気に入ってるので単に載せたかっただけpart2
エントランスに行くトラりんの後ろをテクテクついていきトラりんタイムをする。わたしは笹貫を観に来たような気がするんだけどこの流れ覚えがある。
京のかたな展だ…わたしはこれをよくやった。
延々と1時間…2時間くらい並んだだろうか?やっとの事で館内に入ったかと思ったらトラりんを追いかけて外に出た、覚えがある。わたしは、トラりんが好きなのだ…好きすぎるのだ…。
見てくださいよ…ちびトラりんもお雛様仕様なんですよ。可愛すぎやしないですか。
順番にお客さんにファンサをしていくトラりん。
お姉さんとの掛け合いも相変わらず息ぴったりでした。
2周目!!チビとらりんめっちゃ大事に持ってる。
い、癒し……
3周目、あっっ!!ち、長義ちゃん、長義ちゃん2ショ2ショ撮ってもらおうよ2ショ!!!
と長義ちゃんと撮ってもらうと
『推しと推しの2ショだよトラりん〜!!』
((お姉さん!!羞恥心が出るから!))
あっ…トラりんにピントあっちゃった
まさかのめちゃ近づいて来た!!ああああありがとうトラりん長義ちゃんちっちゃいから…ちっちゃいから気を使って……あっ……トラりんにピントあっちゃった。
山姥切長義は後に語る
『なぜ…俺だけ顔がぼやけてる。しんどい…写真撮るの下手くそすぎではないかな、凹む。』
ごめん…いつかリベンジさせてください。
久しぶり過ぎて緊張してしまった←
…すまない…振り切りすぎてしまった。
太刀 銘 波平行安 (号 笹貫) / 黒漆太刀拵
1階工芸の刀を飾るⅡの企画展示内での展示でした。
笹貫は初めて観たのですが、想像していたよりスレンダーな印象を受けつつ刀傷が二箇所あって、棟の部分はかなり深くてよく覚えているのだけど、もう一つはどこだったかな…鎬あたり?だったような…多分…。結構ガッツリとあって実戦刀だったんだろうなぁとマジマジと観てしまった。360°観れる展示ケースでの展示だったのでぐるぐると観ていると所々に二重刃もありました。今回メモを取ってないのでより詳細なことは頭から抜けてしまった。
おっ…と思ったのが同じケースで一緒に展示されていた拵。おーとうらぶの笹貫の拵って忠実にデザインされてるんだなと思いながら見る。京博さん監修入ってるのかもですね。島津家の家紋がそこかしこにあった。
そういえば、元々はこの拵だけの展示で刀身(笹貫)の展示は予定されていなかったんだとか。確かに笹貫以外は、刀剣の展示はなく拵がらズラリと並んだ展示で("刀を飾る"ですしね)拵だけをメインで観た事って無かったなって新鮮でした。
◉その他の展示気になったもの。
●刀を飾るⅡの中では、
個人的に面白かったのが虫尽くしの拵が何点かあって、面白かった!虫と蛙の装飾があしらわれた拵えがあったのですが、それはなかなか意味深な位置にそれぞれが配置されていてこの虫達は…最終的にこの蛙に食べられてしまうんだろうな。という行く末が想像できてしまい、拵にも物語性のあるものがあるんだな…特別な何か思い入れや願のようなものがあったのだろうか…?
●お隣の展示室には化粧道具(化粧箱)の展示がズラリとされていたのですが、神様に奉納する化粧道具、へぇ…って興味深かったです。鍔の形をしたものが中に含まれていておお…鍔型。これは男神用の化粧道具だったのかな〜?と、はて?となりながら観ていた。
今回音声ガイドを聴きながら観るまでの、時間はないかもしれないなと思ってあえて借りなかったのだけど借りておけばよかったなと後から後悔してしまう。あとの祭り笑
●仏像エリアは本当に光と影がいい仕事をしてくれるのでもう何回も見ている光景ではあるものの毎回圧巻で見応えがあります。東博や奈良博も凄いけどわたしは特に京博が好きだ。照明で投影された影がぐぐんと長く伸び、大きく投影された影が一体一体の仏像を強調していて存在感が増してきて迫ってくるように観える。毎度毎度、はぁ凄いな…とボソボソっと呟いてしまう。
●市比賣神社の獅子狛犬も観れて嬉しかった……社殿建て替えの際廃材になった柱で造られたらしく柱っていうのがまた良いなぁって。神さまって柱で数えるじゃないですか。ので神様から作られた獅子狛犬って感じでなんかいいなと。
なんとなく、こういった社殿の廃材を使って新たな何かを作るのは、今風にいうとSDGsっていうのも当然ながらあるのだろうけれど、他の何か特別な意味合いはあるのかな?古事記の神の産み要素を感じてしまったりもするが、まぁお寺でもそうだし妄想が過ぎるかな 笑
特別展では無く、常設展メインだったので館内は比較的空いていて閉館ギリギリまでゆっくり鑑賞できました。
は〜楽しかった……!!筆記用具を持ってこなかったのが割と痛かった。メモを取っていればもう少し記憶に残った断片の数が多かったのではないか…冒頭と大幅に矛盾するが、トラベラーズノートとか持ってっても使う時間ないんだよね。とか言って身軽さ重視で行く時ほど、何でないんだよ!!嘘でしょ??という事態に陥る。持ってくと結局荷物だったな…と思ったのが例えば、10回の旅で続いたとする。10回もそうだったんだからこれは不要と除外したものが11回目に必要となるこれ、不思議なんだけどほんとこういうこと多い。なんという現象だ…名前をつけて欲しいくらいだ 笑
豊国神社
お隣の豊国神社にも帰りがけにお参り。
疲れが出たのかあんまり写真を撮っていないけれど、この年は大河がどうする家康(そろそろ今年の光る君へも残すところあと1ヶ月ちょいになってしまっておりますが…)の年だったので、あんまりにも信長さんが俺の白うさぎ言うから嫉妬して秀吉さんまで白うさぎになってしまっているのではないかなみたいな。
秀吉像があって、あれっ…今までここに秀吉像あったっけ??と思ったら、この秀吉像、太平洋戦争の最中に製作されたものだそうで比較的新しい像なのですが、阪神淡路大震災の時に台座が破損してしまったそうで、そのままずっと秀吉像は保管されていたんだそうです、で、新元号に合わせて再公開されたんですって。
社務所に骨喰くんが二振もおりました笑
豊国神社に参拝したのもお久しぶりだったので一振の時拝見した事あるんですが、いつの間にか顕現(奉納)されて…いたようです 笑
帰路
駅までバスで帰るか電車に乗るか…などと考えていたら、まぁいいや徒歩圏内だから歩いていっちゃえとテクテクと鴨川を眺めながら京都駅に向かったのでした。
いや〜、なんやかんやで京都市内歩くだけで終わってしまうのではないかとか思ったけどなんとか無事に?終わりましたね!!
さて、今回の思いつき弾丸旅は
北野天満宮(参拝,宝物殿,梅苑)→ウサギノネドコ(カフェ&ミセ)→梨木神社(+coffee Base NASHINOKI)→京都国立博物館(トラりん&常設展鑑賞)→豊国神社
と巡って来ました。
ノープランだった割にはポンポン思いついたんじゃないかな?なんて思います 笑
清光「…………お土産は?」
「「…………………… あっっ!!!」」
おしまい!!
過去の京都旅は現在2017年までを牛歩で更新しています。終わりは見えていない←