モンブランはよいぞ。-京都・HISAYA CAFE編-
遺伝的に消化器官が弱いせいで食が細いので、旅行へ行くと悲しいくらいご飯が食べられません。本当はご当地ラーメンとか懐石料理とか食べてみたいんですけれど、その後の行動に支障をきたすので旅行中の食事は軽食をちょこちょこ摘まむくらいで終わります。
今回は数少ない旅行中の食事の中から、京都の清水五条にあるHISAYA CAFEでモンブランを食べた時の写真をあげようと思います。HISAYA CAFEは焼き栗専門店比沙家が経営するモンブラン専門カフェです。栗は自家農園で育てた丹波栗であり、なんと目の前でモンブランを仕上げてくれます。比沙家自体は何店舗かあるんですが、カフェは清水坂本店にしかありません。
モンブラン好きとしてもこれはなんとか食べたいなと思っていたので、開店と同時に入店して楽しみました。ではいきましょう。
◇
<一回目訪問。4月。>
早朝から京都駅→清水寺へ徒歩で移動した、まだ人もまばらな午前10時。
八つ橋の店をスルーし、あらかじめ調べていたHISAYA CAFEに入店しました。中はこじんまりしていて、席は6席のみ。清潔感がありながらどこか和風で、非常にまったりできそうな空間でした。壁紙や床が茶色だったのはモンブランの色に合わせてるのかな…?
メニューはモンブラン単品か飲み物セットのみ。
中に入れるアイスはほうじ茶か抹茶か選べるみたいですが、桜の季節限定で桜のアイスも選べました。余談になりますが、桜味のお菓子が大好物なので見かけるとついつい買ってしまいます。そういうわけなので、迷わずアイスは桜。今回はセットにしました。
適切なタイミングで店員さんがオーダーを取り、「では準備を始めます」と言って色々とモンブランを作るのに必要なものを目の前に用意してくれました。準備が済むと、「ではこれからモンブランを作ります」と言って目の前で作ってくれました。
製作時間は大体3-5分くらい?動画も自由にとれるので何回か見返してみましたが、いやほんとに見事です。動画が挙げられないのが悲しい…。
そうして出来上がったのがこちら。桜アイスにしたので上にかかっている粉末も桜味だし、桜の絵もつけてくれました。直径としては10-15 cmくらい?こじんまりしているので、食後のおやつにちょうどよさそうな量です。
こちらが断面。下からぱりぱりの何か (?),クリーム,アイス,生クリーム,モンブラン,栗と桜のパウダーです。スッとフォークで切れる柔らかさ。
スポンジを使っていない分栗の濃厚さが引き立つなあ。ふわふわしっとりのモンブランが香ばしいのにさらりと甘く、軽めの緑茶とよく合います。砂糖も入ってるんだろうけれど、栗本来が甘いのか全然ベタベタしない。あくまで自然な甘さって感じです。全部一緒に食べるとクリーム、冷たいアイス、ぱりぱりのフレークと触感の違うものが口の中でとろけてもう最高 (語彙力)。重くないんだけれど、これだけで満足できるような不思議な魔力ありそう。
桜アイスも程よく塩気があって、あくまでも主役はモンブランですっていう控えめな感じ。でもちゃんと美味しいし桜の味がするの天才的。緑茶がまたいいんだよなあ。渋すぎず、薄すぎず、さりげなく引き立てる感じ。
正直期待していた以上に美味なものでした。まる。
<2回目訪問。6月。>
2回目はほうじ茶アイスを選択しました。飲み物はアイスティーです。この時サービスでついてきた焼き栗がおいしかった。
やっぱり桜の時と比べると見た目は慎ましいですね。
断面はこちら。並びは1回目と同じだけど若干栗のパウダーが多い?
や、ほうじ茶アイスもいいですな。元々あったモンブランの香ばしさが二乗になって天にも昇るかんじ?派手さとかはないけれど地元の人に愛される飲食店的な魅力がある。初回と同じくサラサラした甘さがあるけれど栗のどっしりさはしっかり。
桜が少女ならほうじ茶は和装が似合いそうな大人の女性って感じです。ちゃんと甘いの。甘いけどくどくないの。これって才能じゃね?作った人に盛大な拍手を送りたいわ。よくここまで濃厚なモンブランを引き立てるように作ったわ。
くそどうでもいいけどほうじ茶って焙茶って書くんだね。その名の通りちゃんと煎られてますよ安心してください。
二回目もちゃんと美味しかったです。
◇
まとめになりますが、モンブラン好きが充分に満足するほどのおいしさがありました。市販されてるモンブランって謎にくどかったり甘すぎたりして嫌なベタベタがあるのですが、HISAYA CAFEのモンブランはかなり上品なのに濃厚で香ばしくてまた来たいなと思わせる魅力がありました。
普段はかなり並ぶので開店と同時に入店が一番すんなりいけると思います。モンブラン嫌いな人でも行けちゃうんじゃないかと思うので、是非旅のお供に。
さて次も食べ物編いこうかな?無碍サロンのパフェとかわらび餅とか味を忘れないうちに書き上げちゃいたい。
ではまた次回。