W116SC作業日記③
昨日はお墓参りに行って来た。
法名碑が倒れていて、主人が起こそうとしたけど、1㍉も動く気配は無かった…
今日は9:30に家を出て、ホームセンターに寄って、宅急便センターで荷物を出したりしたので、作業に取り掛かるのが予定より遅くなってしまった…
まずは本体側から。
鍵盤の奥が乗るバックレールクロスを貼り替えた。
貼り替え前の白鍵の高さは口棒から19㍉。
(このピアノの設計上の基準通り。)
貼り替え後は、2㍉位下がった。
新しいクロスはまだふかふかなので、奥側が高くなって鍵盤の手前側は低くなってしまう…
理論上だと新しいバックレールクロスが1.3㍉ほど圧縮されると、鍵盤の手前側の高さは基準値に落ち着いてくると思う。
定期的に観察しないと。
次にペダル周り。
まずは窓フェルトとかクロスを新しくして、分解しておいたペダルや天秤などを取付けた。
身だしなみは足元から。
フェルト、クロスを新しくして、ペダルも磨いて全体的に引き締まった感じ。
ペダル関係も、軋みの雑音が結構発生しやすい部分。分解して綺麗にして、今後雑音が発生するリスクを最小にしておく。
その次は作業台に向かって、アクションの修理。
バットフェルト、ブライドルテープ、ウイペンヒールクロスを交換したい。
今日はどこまで進められるか。
バットフェルトをカットする。
その場凌ぎの治具で…
でも工夫でなんとかなる。
後は剥がして、ヤスリをかけて、貼るを繰り返す。
ブライドルテープの交換まで進んだけど、ウイペンヒールクロスまでは出来なかった…
次回はウイペンヒールクロスと、鍵盤ブッシングクロスを交換して、やるべき部品交換は終わる。
やっと調整を始められる。
まだまた手がかかるけど、その分このピアノには沢山愛着が湧いてくる。
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