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人生を変える!読むべき魔法の本28冊

どうもこんにちは、かずまです。
今日は僕のおすすめする「人生を変える!読むべき魔法の本28冊」をご紹介します!

僕のことを知らない方のために、僕自身のことをご紹介しますと、競馬YOUTUBERやヒプノセラピストとしてフリーランスで食べている人間です。

現在は法人を立ち上げ、株式会社ヒプノラボの代表取締役として活動し、さまざまな講座や、セラピストを集めてイベントの開催、電子書籍の執筆(Amazonランキング一位獲得)など、幅広い活動を行っています。

お陰様で自由に生きるだけのお金を稼ぐことができ、楽しく生きられています。が、それは本から培った様々な知識のおかげです。(なぜなら僕は学校に行ってないからです)

十代のころは一日5冊は本を読み、現在でも週に10冊は読みます。

そんな僕が本当に人生に役立った・人生を変えたと感じる本を第一弾として厳選して28冊を紹介したいと思います!!

それではいってみましょう!

▼絶対にインストールしておきたい考え方


以下の8冊は、生きる上でとても役に立つ考え方が得られます。
この8冊は「自分の子供にも読ませたい!!」と思う8冊であり、宝物のような本です。ぜひ紹介文だけでも読んでみてください。

①人を動かす[人間の心理を学ぶ]


まず一冊目はこちら!
ビジネス書・自己啓発書の金字塔!!

「人を動かす」!!

あらためて僕が紹介するまでもないくらい有名な本ですが、全人類が読むべき本です。

僕が総理大臣ならこの本を義務教育にします笑🤣✨

人を動かすというタイトルから、人を支配するとか人をコントロールするみたいな内容を連想しがちだと思いますが、実はそんな内容ではありません。

人間関係、リレーションシップについて書かれた本であり、これを読むと「人間の喜ばせ方」「人間との付き合い方」「人間は何をされたらうれしく思うのか」「たくさんの人から応援される人間になるには」ということを学ぶことができます。

人間関係にとって最も重要である、「相手を理解する」ということの助けになるのです!
人を理解するのにこれ以上うってつけな本を僕は知りません。

ビジネスはもちろんのこと、これは家庭においても、友人関係においても必修科目だといえるでしょう。
学んで損などあるわけもなく、たかが数百円で買えるこの本がその後の一生を大きく変えることでしょう。

僕自身もこの本を読んで、ずいぶんと変わりました。人間関係の前提知識が大幅に増えたぶん、相手の気持ちを理解できるようになったからです。

そのおかげで、今では大勢の仲間・友人・理解者・ファンに囲まれて楽しい人生を送ることが出来ています。

これはYOUTUBE見る時間を投げ捨ててでも読むべき一冊です。


②道は開ける[メンタルの保ち方]


続いて二冊目は同じくデール・カーネギー氏の書いた本で、「道は開ける」をおすすめします!

この本を読むと、人生におけるトラブルの数々に対する、心理的な対処法を学ぶことが出来ます。

人生には様々なことが起きます。望むと、望まざると。

誰でも家族や友人、恋人との別れ(死別・生別)を経験したり、病気になったり、株で大損したりと、悩みが節目節目で出てきます。

そんなときに、この本を読むことで、さまざまな先人たちがかつて同じように悩んだ経験、そしてその悩みから抜け出したきっかけや考え方・受け取り方を学ぶことが出来、辛い出来事を早く終わらせることが出来るようになるのです。

僕自身、30歳のとき元奥さんと離婚したのですが、離婚した直後は子供が家からいなくなったことでとても辛い思いをしました。男の子が二人いたので、毎日毎日本当にうるさかったのですが、打って変わって家がしーんと静かなことがとても辛かったのを覚えています。スーパーに買い物に行き、妖怪ウォッチの曲が流れてきただけで泣きました笑🤣✨(今では笑えますね笑笑)

あまりにも辛くて、男のくせに、店長のくせに、離婚した直後の2日間は仕事中にも泣いてました笑笑。

僕は自暴自棄になり、「人生なんてどうでもいい。いっそ全財産競馬に使ってから旅に出て死んでしまおう」という思いもよぎったりしました。

しかし、3日目にして僕はあっさりと立ち直ることが出来ました。

それはこの「道は開ける」を読んでいたからです。

この本にはさまざまな悩みと、その解決に至るためのヒントが山ほど載っています。

その中のひとつに「最悪の状況を想定する」というものがあります。

僕は考えてみました。僕にとっての最悪とは何か、を。

それは子供と元奥さんが死んでこの世からいなくなることです。子供と二度と会えなくなるということです。

しかし実際には離婚しただけで、子供はぴんぴんと生きています。今すぐに会うことはできないけれども、いずれ彼らが大人になったらまた会える日が来るだろう、と僕は思いました。

そうなのか。今はさみしいけれど、これは永久の別れではないのだ。

僕はそれを腹の底から実感したところ、離婚して三日目に立ち直ることが出来たのです。

まさしく悩みとはとらえ方によって生まれもし、消えもするものだ、とそのときに深く実感しました。

その結果、離婚して二週間後には新しい彼女が出来て、仕事もまた真面目に取り組めるように変わりました。
(離婚前から付き合ってたわけではなく、離婚後にアプローチして付き合えたので爆速でした笑)

それもすべてこの本のおかげだったのです。

ということで、人生における様々な出来事の処方箋として、この本は絶対に読むべきです。おすすめ度は百点満点です!!!!


③ぼくたちの洗脳社会[人間社会の本質を鋭くえぐる]


この本はなんと全文が無料で公開されています。

しかし、無料だから紹介しているわけではありません。
内容がとびきり素晴らしいので紹介しているのです。

この本を読むと、「人間の価値観の変遷」「パラダイムシフト」「かつて人々が求めていたもの、そして現代人が求めているもの」についてとても理解が進みます。

技術が、権力者に占有されていたものを大衆に解放していく。

かつて観劇は富裕層だけのものだったが、映画がそれを大衆に解放した。さらにテレビが娯楽を各家庭にもたらした。

かつて音楽はコンサートホールで楽しむものだったが、レコードが開発されたことで、音楽が大衆に解放された。

そしてインターネットが、かつて権力者のみに許された情報発信を大衆の手に解放した。いまや誰もが情報を発信することが出来る世の中になった。

これがパラダイムシフトを引き起こす。

技術が、人間の価値観を後退できないほど変えていく。

科学が発達するごとに、神は殺されていった。

コペルニクスやガリレオが地球は特別な星ではなく、太陽の従者だと証明した。
ダーウィンが人間は特別な生き物ではなく、サルの進化した姿だと解き明かした。
そして地質学者たちが聖書に記載されているよりもはるか昔から地球は存在していたことを発表した。

かつて神がいたころは、どんなに不幸なことが起きても「すべては神の思し召し」だったが、現代は神が死に、「すべては自己責任」となり心の病が急増した。

このようにして、技術が人の価値観を変えていく。

また、パラダイムシフトの波はいまこの瞬間にも到達している。

ペストで農奴が次々と死んでいき、貴族の農地を耕すものがいなくなった結果、いままでは無償で耕させていたものを給料を支払うことによって耕してもらうことになった。

これが「市民」の誕生である。

大量死がなければ奴隷から市民は誕生しなかった。

そして「お金」が平民に行き渡ることで、「お金」を競う世の中になった。
誰もがお金を手に入れられるからこそ、お金が幸せの指標になった。

現代のパラダイムシフトとは、この「お金」が「影響力」に変わりつつあるということだ。

インターネットが発達し、誰もが情報を発信できるようになった結果、「影響力」を競う世の中になった。
誰もが影響力を手に入れられるからこそ、影響力が幸せの指標になった。

そしてこれから求められる生き方とは――

ということで、ざっくりと紹介させていただきましたが、本書は面白いなんてもんじゃありません!!
うっかり夜によんでしまったら、朝まで読んでしまうこと請け合いです笑🤣✨

これが無料で全文読めるとは本当に驚くほかありません!!

人々はかつて、何を考えていたのか。
そして現代、人々は何を求めているのか。

時代を理解するのにこれ以上うってつけな本はありません!!

必読です。


④僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない["働くこと"を考える]


またまた岡田斗司夫さんの本をご紹介します!

この本は僕が独立を本気で考えるようになったきっかけの本でもあります。

この本を読んでいなければ、僕はいまだにサラリーマンをしていたかもしれません。

一冊の本との出会いとは、それほどまでに人生を変えてしまうものなのです。

ということで、この本はどういう本かと言いますと「働くとは何か」「働く=就職する、ではないということ」「幕末に起きたこと」「お金は必要なのか?」ということが学べる本になります。

かつて1950年代の日本人は労働人口の四分の一しか就職をしていませんでした。
しかし現代では全員が就職を考える異常な国家になってしまったのです。

働く=就職するではないのに、いつの間にか「それしかない」と思わされていますし、それ以外の選択肢はほぼほぼ否定される世の中になっています。

就職とはここ数十年に沸き起こったムーブメントである、ということです。洗脳と言い換えてもいいでしょう。

また現代は幕末に近い、と著者は主張します。

かつて就職することが正義だった時代があります。それは平和な徳川幕府の時代でした。
武士たちは幕府や藩に就職をすれば安泰だったのです。

しかし、黒船が来航し、時代は一変します。

外圧により幕府が揺らいだ時、人々は選択を迫られました。

幕府にしがみつき、就職状態を続けるか。
独立し、自分の道を行くか。

その後の歴史の流れは皆さんもご存じのとおりです。
幕府は倒され、武士たちは僅かばかりのお金を手に商売をしますが、みな失敗したということです。

現代もグローバル経済という黒船が来航し、安い国へのアウトソーシングなど安価な労働力が押し寄せています。

また技術革新はすべての市場を変えていきます。

スマホが普及し、デジカメ市場が潰れたり。

Amazonなどネット通販や、電子書籍が行き渡ることで問屋や本屋が潰れたり。

ホームページを作る業者が雨後の筍のようにぽこぽこできたと思ったら、グーグルが「簡単に無料でホームページ作りますよ!」とサービスを開始し、それらがすべて潰れたり。

いまや企業の平均寿命はたったの7年になりました。
アメリカでは5年です。

いまや、就職していれば安泰だった時代は終わったのです。
黒船が来航している危機的状況です。

それならば、フリーランスという生き方こそが、最も身軽であり、最も自分の身を守れる生き方であるということです。

幕府は倒されるのです。

ということで、僕はこの本を読むことで、独立するということを真剣に考えるようになりました。

いい本とは何か。

それは、自分の価値観を揺さぶってくれる本です。

この本は間違いなくそんな一冊です。
読むと読まないとでは人生が違います。


⑤レンジ 知識の「幅」が最強の武器になる[変化する生き方]


この本は「幅」について考えさせられる本です。

成功者たちは挫折も失敗も変遷もなくまっすぐな一本道を歩いているようなイメージを抱きがちですが、この本にはその真逆な例がこれでもかと載っています。

ダーウィンは医者の家系に生まれ、医者になるべく育てられましたが、血を見るのがどうにも苦手で、医師の道を挫折します。その後牧師になるべく大学で神学を学ぶこととなるのですが、彼はそこで地質学や生物学に夢中になります。そしてあのビーグル号に学者として同乗しないかと誘われたとき、彼は父親に訴えます。「一年間だけ時間をくれ!」と。

あのダーウィンですら医師→牧師→学者という変遷をしているわけです。

またゴッホもそうです。さまざまな挫折を経て画家という道に至りますが、画家になっても次々に新しい画風を試しては辞め、を繰り返し、変化を続けました。その結果、それが幅となり一枚百億円もする絵を描けるようになったのです。

この本を読むことで、人生には失敗など存在せず、ただ幅が存在するだけなのだ、ということをよく理解することが出来ます。

一般的に考えられるような幼少期からの英才教育でひとつの道に打ち込ませることの弊害、それが通用するパターンとそうでないパターンの違いなど、自分が子育てをするうえでも絶対に知っておきたいことがたくさん載っています。

異分野の視点、異業界の視点こそがイノベーションを生むということもこの本を通じて学ぶことが出来ます。

失敗や挫折、進路変更を恐れなくなる良書です。
自分の人生のために、また、子供の教育のために、おすすめの一冊です。


⑥ユダヤ人大富豪の教え[お金とは何か]


この本をはじめて読んだのは、中2の頃だったかと思います。

この本を読むと、お金とは何かを深く考えるきっかけになります。

お金をなんのために稼ぐのか、お金を何に使うのか。

そもそもお金のために働くのか、自分の夢のために、幸せのために働くのか。

そういったことが学べる一冊です。

自分の子供にも読ませてあげたい一冊ですね!

僕は、登場人物のユダヤ人富豪が「商売道具のかばんひとつあればいつでも大金持ちになれる」と言っている一節をよく思い出します。

お金持ちとはスキルや考え方があるからお金持ちなのだ、とその時に学びました。
たとえ一文無しになったとしても、それらが身についていれば、いつでもお金持ちになれるということです。

僕自身、スキルや考え方を身に着けたことで、この言葉が本当によくわかります。

僕は現在月商で1000万前後、役員報酬は月200万円で年収が2400万円です。
大金持ちとは言えませんが、自由に生きるには不自由しない収入があります。

そしていま僕が無一文になっても、すぐに馬券の予想を売ったり、セラピーをオンラインでしたり、スキルを講座で売ったり、オフ会を催したりすることで、すぐにお金を稼ぐことができ、仲間を作ってビジネスを広げていくことが出来ます。あっという間に立ち直ることが出来ます。

お金持ちは考え方、生き方、稼ぎ方がわかっているからお金持ちなのです。

この本は稼ぎ方ではなく考え方を学べる本ですが、入門書としてとてもおすすめできます。


⑦史上最強のセールス[営業テクニック]


ひとつ言っておくと、この本は世の中にはもうあまり出回っていないと思います。ブックオフオンラインにも売ってませんでしたし、Amazonにも新品はなく、中古でも4冊しか在庫がありませんでした。

ですから、この本でなくても構いません。
営業テクニックが学べる本ならば何でもよいのです。

この本は僕が23歳ごろのときに読んだ本で、とても感銘を受けました。
営業とは何か、セールスとは何か。
この本から学んだことはとても多くありました。

ただ、別に他の本でも構いません。

「欲しくさせる」ことができれば、なんの商材を扱っても食べていくことができます。

営業ができれば、先に挙げたユダヤ人富豪のごとく、食べることに困ることがありません。

あなたがフリーランスとして生きていくとして、自分のサービスを売り込むことができなければ、欲しくさせることができなければ、お金を稼ぐことは難しいでしょう。

いかにして「売らずに売るか」が営業の極意です。

そしてそれはお金を得るための必須スキルの一つなのです。

営業は大きく分けて、表面的な話法などのテクニックと、欲しくさせるためのテクニック、そして余裕を見せるテクニックの3つがあると思いますが、そのどれも学んで損はありません。

もし可能なら、営業職を2年3年やっておくことは、その後の人生にとってとてつもなく大きな財産となります。

自分の子供にもセールスをやってほしいと思っています。それこそが生きる力になるからです。


⑧アイデアのつくり方[一生役に立つ]


この本は非常に薄い本であり、拍子抜けするほどすぐに読み終わります。

ただし、その結果インストールされるアイディアの作り方は、一生役に立ちます。

難しいことは書いてありません。

アイディアの本質、アイディアの作られ方、アイディアの醸造など、アイディアを深く知ることができます。

僕はよく視聴者の方から「次々とアイディアが湧いてきてすごい」と驚かれますが、なんのことはありません。僕は魔法の杖の振り方がわかっているだけです。

そしてその魔法の杖は、すでにみなさん一人一人が持っているのです。あとはその振り方だけ知っておけばよいのです。

すぐに読み終えられて、その後一生役に立ちます。

ぜひあなたの頭にインストールしておいてください。


▼ホモサピエンスを理解する


幸せに生きるためには、自分を深く知ることが重要です。
そしてその自分自身とは、「ホモサピエンスである」ということです。
二足歩行するサル、感情的なサル、思考するサルである我々を深く知ることで、いかにして生きるべきかが明確に見えてきます。

そしてそれはいかなる場面においても有効です。

己と他人とを深く理解することで、国家の思考や文明の思考、文化の思考を理解できるようになり、格段に生きやすくなるのですから。

それでは人類を理解するための8冊をご紹介します!!

⑨サピエンス全史[虚構を使いこなす人類]


こちらも大ベストセラー中の大ベストセラーであり、人類を知る上では避けて通ることのできない名著になります!!

大方の人はもう読破してると思いますが、まだ読んだことのない方のためにご紹介します。

とはいえ、多くは語れません。

この面白さ、脳をぶん殴られるほどの衝撃は、読んで体感してほしいと思います。

上巻の前半だけでいいので、ぜひ読んでみてください。

つるつるのお猿さんである人類はなぜサバンナで生き残ることが出来たのか。

知恵とは何か、力とは何か。

ネアンデルタール人やほかの兄弟たちと明暗をわけた認知革命とは何か。

農業革命のあとに起きた変化とは。

そして科学革命によって人は神に至るのか――。

ヒトは嘘を使いこなし、繁栄した。
その虚構に飲み込まれ、命すら擲つ人類。

はい、もう最高です。

僕はこの本を読んでから、人間の営みのすべてを愛おしいと思える視点が手に入りました。

人間はそもそもですが、理解できないものを恐れます。
が、理解できるようになると、恐怖が薄れ、違う視点から物事を見ることができるようになります。

この本は人類を理解し、慈しむことができる本なのです。

そんな風に捉えることができるようになったら、生きやすくなると思いませんか?

ぜひ、読んでみてください😊✨
(繰り返しますが、上巻の前半だけでもだいぶ面白いです!!!!)


⑩21LESSONS[現代を取り巻く問題を切る]


ユヴァル・ノア・ハラリ氏の本からもう一冊ご紹介!!

ヒトの過去を知る「サピエンス全史」、ヒトの未来を知る「ホモ・デウス」と対比するように、本書「21LESSONS」はサピエンスを取り巻く「現代」の問題を取り扱っています。

宗教は二千年間続いたフェイクニュースである、という切り口はしびれました笑🤣✨
(著者はイスラエル人で、どっぷりユダヤ教の価値観で育った人でありつつもユダヤ教の矛盾点を皮肉たっぷりにあげつらう姿はかっこよすぎます笑)

そして僕が最も感銘を受けたのは、ナショナリズムについての章です。

現在、世界中でナショナリズムの嵐が吹き荒れています。

分断が起き、ブロック経済に回帰するような動きさえ見られます。

しかし、かつてエジプトでナイル川が氾濫するとき、王国の垣根を越えて治水工事をしたように、いま現在起きている地球規模の環境問題に対しては、やはり国家を超えて協力し合わねば対応ができないという、当たり前のことを気づかせてくれる本です。

また移民についても納得のいく話をしてくれます。

結局のところ、人類は協力し合わねばいけないという視点を教えてくれる本であり、現代の問題を改めて認識し、思考するうえでとてつもなく重要な一冊となります。

これを読むと読まないのとでは、未来に対する仮説の立て方が変わってきます。
仮説が変われば行動が変わる。ということで、あなたの未来も確実に変わっていきます。

さまざまな固定観念を外す一冊であり、現代人であれば必読の書であると言えるでしょう。


⑪赤の女王[動物としての人類の本質を暴く]


そもそも、動物はなぜ有性生殖をおこなうのか。

無性生殖と有性生殖の違いとは何か。

そして有性生殖の場合、性淘汰は何によって進んでいくのか。

メスはオスを何によって選ぶのか。
オスは遺伝子を残すためにどんな戦略をとるのか。

一夫多妻の動物の性戦略と、一夫一妻の動物の性戦略の違いとは何か。

托卵は鳥やヒトの間でどのようなメカニズムで発生するのか。


いわゆる進化心理学を学ぶために最適な一冊であり、自分の息子たちにもぜひ読ませたい一冊です。

究極の話をしてしまえば、ヒトに限らず、すべての生物は遺伝子を残すために生きています。

ひるがえって、我々人類は進化が進みすぎたあまりなのか、生殖に対してどこか嫌遠するような風潮があります。女にモテようとするのはダサいという謎の概念すら生まれることがあります。

しかしながら、どれだけカッコつけようとも、人間とて生物です。

生殖の本能がなければ、我々はいまここにいません。どこかで滅びているでしょう。

魚や両生類、爬虫類、ネズミやお猿さんたち、それぞれの先祖たちが、連綿と生殖し、遺伝子をつなげてきてくれたからこそ、我々はいまここにいるのです。

それを教えてくれるのがこの一冊です。

生命とは何か。生殖とは何か。

それを考えなければなりません。

少子化ということは、たくさんの男女が性淘汰され、遺伝子を淘汰されているということです。

その原因は、人間としての生殖の在り方や、適齢期のことを教えていないからではないでしょうか。

20代男性の4割がデート経験なし、30歳女性の三分の一が処女だそうですが、これも進化心理学を学ぶと解消できると思います。

この本を通じて、我々も一匹のホモサピエンスであるということを自覚し、遺伝子を残すための戦略を立てることこそが、生物として喫緊の課題になるのではないでしょうか。

メスは何を求めているのか。オスは何を求めているのか。

この本はそれを理解する一助になります。

絶対に自分の息子に読んでもらいたいですね。
孫をたくさん抱かせてほしいです笑🤣✨


⑫教養としてのギリシャ・ローマ[人間の本質は変わらない]


この本は、面白すぎて震えた本です。

人間の歴史は繰り返す、と一言で言ってしまうのは簡単ですが、いかにしてどんなことが繰り返されてきたのか、というのをこの本を通じて学ぶことが出来ます。

トロイア戦争はなぜ勃発したのか。

なぜアテナイとスパルタは争ったのか。

なぜアテナイの富裕層は、国家を裏切りスパルタの傀儡政権ができるのを願ったのか。

民主制の限界とは何か。

寡頭制、独裁政権はなぜ生まれるのか。


人間は過去も現在も、富をめぐって争い、また富めるものと貧しきものとが争っているのだ、ということがよくわかりますね。

そして民主主義や独裁体制の対立なども含めて、過去の人類もさまざまに悩んだということがうかがわれます。

そのなかで、我々は過去から何を学ぶべきなのか。
そして、いかにして生きるべきなのか。

それを説くのがリベラルアーツというものなのです。

これは激動の時代である現代だからこそ、読んでほしい一冊です。おすすめです。


⑬歴史の大局を見渡す[残酷な真実]


これは実はとても短く、すぐに読み終わる本です。

しかし、中に描かれているエッセンスはとっても強烈です。

人生は競争である、食料が十分なら平和だが、そうでなければ争いが起きる。

人生は淘汰である、あるものは勝ち、あるものは敗れる。

自然はアメリカ独立宣言やフランス人権宣言を読んでいない。(だから自由や人権など微塵も意に介さないことが往々にして起きる)

自由に競争すればするほど、能力によって格差が広がる。
不平等を是正するには、自由な競争を制限するほかない。

経済力が平均以下の者だけが平等を求め、自分の優れた能力に気付いているものは自由を求める。

宗教のおかげで富める者は貧しき者に殺されずに済む。
絶望しないためには神を信じて希望を持つしかない。
その希望を打ち砕くと、階級闘争が激化する。


などなど、知りたくなかった!と思うような真実が目白押しで、最高です笑🤣✨

知りたくない!と目を覆って日常に戻るのか、そんな現実、人間の本質をしっかりと把握したうえで生きるのか。

あなたにはどちらの選択肢も選ぶことが可能です。

劇薬でもいいから人間の本質を知りたい!という方には、オブラートなしの本書は超おすすめです。


⑭お金の流れでわかる世界の歴史[税と衰退]


本書の著者である大村大次郎さんはもともと国税局で働いていた方で、税金と国家についての本を書かれております。

この本は一言で言うと、「税が国家を滅ぼす」という内容であり、読み応え満点です!!

過去の歴史上、無数の国家が生まれては消えていきましたが、その興亡にはパターンがあります。

税が低く、自由に競争できる国家は栄え、税が重く、富が市中に回らない国家は滅びていくのです。

たとえばフランスは、90%の富をわずか3%に過ぎない貴族が持っていたために、庶民が怒り、革命が起きました。
富の偏重は権力を打ち砕くのです。

しかし、そもそも偏重した原因は徴税人の仕組みにあったのです。税によって富が偏重した結果、社会が崩壊する。これもお決まりのパターンなんですね。

また現代の世界でも、各国で富の偏重がみられます。
上位62人の富と世界人口の半分の人が持つ富が同じである、というとんでもない偏りがあります。
きな臭くなるのも無理はありませんね!

フランスに限らず、世界各国のお金の話が書いてありますので、富が世界をいかにして変えていったかを知りたい方、富の力を知りたい方は読んでみると面白いと思います!!


⑮文化がヒトを進化させた[集合知、文化の本質]


この本はサピエンス全史と双璧をなすほど面白い本であり、未読の方はぜひとも!!!!読んでほしい本です。

サピエンス全史をちょっとでも面白いと思ったなら、この本がハートのド真ん中にぶっ刺さること、請け合いです!!!!


ヒトは文化を身に着けることで、ヒトになる。

1860年、オーストラリア大陸に上陸した調査隊は、知力も体力もある人間ばかりだったのにも関わらず、みんな死んでしまった。たった一人を除いて。その一人はアボリジニと生活をし、現地の文化に従うことで生き延びることができた。

エキスモーの住む土地に上陸した調査隊も同様に、知力体力が充実した精鋭たちが乗り込むも、ほとんど全滅をした。生き延びたのはエキスモーの知恵を取り入れた者たちのみだった。

同じ人類であるはずなのに、なぜ生存できる・できないに差がつくのか?

これは文化の差、集積された集合知の有無なのだ。

ヒトは文化を身に着けることで、適応し、生き延びることが出来る。


また、人類は調理された食物に適応しており、歯や顎、胃腸類は生ものを食べるのには不向きである。

にもかかわらず、我々は火の起こし方も料理の仕方も知らずに生まれてくる。けっして本能によって調理をするわけではないのだ。

ヒトは火の起こし方や調理の仕方、毒抜きの仕方や栽培の仕方など、さまざまな物事を後世に伝え、共同体に集合知を残すことで生き延びてきた。

我々は「文化」というソフトウェアを進化させることで、ハードウェアの進化をまたずに地上を席巻してきた、新しい生物種なのである。

そして、我々よりも脳が大きく、賢かったネアンデルタール人と明暗をわけたのも集積知、集合知の差にある。

この本では、いかにして人類が文化を作り上げていったのか、そして文化を身に着けるために誰から学ぼうとするのか、共同体の中で文化はどのように作用するのか、など、人類の本質に迫ることが出来ます。

この本を読むことで、集合知がいかに素晴らしいものなのかを実感すること請け合いです。

人類は後進に技術を伝えることで生き延びてきた!!
だから僕もスキルを独占せず、人に教えているのです!!

集合知の仕組みを知ることで、僕は生き方が変わりました。
良書です✨


⑯神は、脳がつくった[脳の進化と自我と神]


神とは何か。という問いに答えてくれる良書です。

スピリチュアルに興味があってもなくても、読むべき一冊だと感じます。

ヒトの脳が進化するにつれて、神が登場する軌跡は読んでて唸ります。

動物は信仰を持たず、ヒトのみが神を持つのはなぜなのか。

アニミズム(自然霊、動物霊崇拝)から祖霊崇拝に変わったのはなぜ農業革命からなのか。

神が登場することで、ヒトは家畜の生殺与奪を意のままにすることを許すようになったのはどんな意図があったのか。

大きな国家になるにつれて、より強力な神が作られていったのはなぜか。


脳の進化とともに神の概念が生まれ、それがやがて政治に結びついていく…。

めちゃくちゃ面白い本です!!おすすめです。


▼日本のルーツを知る


続いては、日本についての本を紹介します!
我々は日本に生を享け、日本人として生まれました。
だからこそ自身のルーツを知っておくことが、非常に重要かと思います。
ここでは、ルーツを勉強するための本を3冊ご紹介します。

⑰舞い降りた天皇[シャーマンがいかに建国したか]


これは本当に面白かったです!!
面白すぎて読むのが止まらなかった本ですね!!

初代天皇Xは何者だったのか、いずこからやってきたのか。

邪馬台国と大和王権はどんな関係があったのか。

北九州王国が東遷した理由は何か。

出雲の一族はどこからやってきたのか。

大国主命はなぜ厳重に封印されたのか。

国譲りとは何か。

神社とチャイナのつながりとは何か。

太古のフィクサーである秦氏とは何者か。

シャーマンがなぜ建国するほどの力を持っていたのか。

卑弥呼とは何者だったのか。


と、自分の息子には絶対読ませたい一冊です!!

古代、日本は多国籍国家だったこと、朝鮮半島や中国大陸からたくさんの人が移住してきたこと、そしてそれらを統べる天皇の血統の謎とは。

本当に面白いので、無条件で読んでください!!
読んでよかった!!と思うはずです😊✨


⑱逆説の日本史[邪馬台国とヤマト王権]


この本もまた、とっても面白かったです!!

一万石とか百万石の石が具体的にイメージできるようになったり、旧暦の日付の読み方がわかるようになったりするのもポイントですね!

本能寺の変は朔日だったから闇夜であった…
など、歴史の事件を読み解くうえで月齢を知ることの重要性・面白さを知りました。

また、倭国のワとは何を意味するのか、という考察もとても面白かったです。

和を以て貴しとなすの精神も、日本固有のものですが、それを改めて知ることが出来ました。


しかし、この本の白眉は、やはり卑弥呼殺害の謎を解き明かしているところにあります。

古代日本のネタ元である中華では、天災は君主のせいだという思想がありました。

そして古代日本では二度の皆既日食があり、それが卑弥呼=日巫女<ヒミコ>の霊力の陰りだとされ、新しいシャーマンを擁立する必要に迫られたのです。

そして日巫女は殺され、新しきシャーマン、臺与を擁立する運びとなったのです。

そしてこれが天照大御神の天岩戸隠れの伝承となるのです。

卑弥呼は殺されたからこそ、伊勢神宮に祀られているのです。


古代日本のシャーマン社会の価値観を知るにはうってつけの一冊です!!
古代史が好きな方はぜひ!!


⑲日本史の謎は「地形」で解ける[地形と人類]


この本はすごく読みやすい本で、地形が人の営みに及ぼす影響を分かりやすく書いてくださっています。

なぜ日本は海外の植民地とならなかったのか。

それは地形に答えがありました。

また水道に起きたイノベーションが戦争に関係していたこと、鉄道がもたらしたイノベーションとは何か、石狩川の氾濫を沈めなければならなかった理由など、地形に関するエッセイは本当に面白いです。

また番外編といいますか、エジプトのピラミッドが建てられた理由も書かれており、こちらは本当に目から鱗でした!!

現地のカイロ大学のエジプト学の教授をもってして「はじめて合理的な理由を聞けた」と言わしめた驚きの説は一見の価値があります!!

歴史が好きな方にはおすすめです😊✨


▼現代日本を知る


日本の過去はもとより、今現在置かれている状況を知ることも重要です。
以下に挙げた4冊は、本当にどれも重要な本であり、自分の息子にも絶対に読ませたい本です。

⑳現代洗脳のカラクリ[日常に潜む洗脳を見抜く]


洗脳の仕組みを苫米地英人先生がこれでもかと詳しく書いてくれています。

不安や恐怖を煽り、行動を促す洗脳。
CMや映画など、変性意識に入れてからの洗脳。
洗脳の初歩は情報遮断。

などなど、洗脳の諸テクニックが解説してあり、それらを知っておくだけでも洗脳にかかりにくくなるという効用があります。

そしてまた、身の回りに溢れる情報などに対して、一通り「洗脳なのではないか?」という批判的思考を持つだけで、対策になりえます。

また、自分の洗脳=固定観念=思い込み=盲点(スコトーマ)に気付くことも重要です。

大学まで出て就職するのが正しいという洗脳、お金を稼ぐのは汚いことだという洗脳、特別な才能がなければ自由に生きられないという洗脳、貧乏は不幸だという洗脳、お金がなければ生きていけないという洗脳、痩せた体は美しいという洗脳、清廉潔白に生きなければならないという洗脳、お行儀よくしていなければならないという洗脳、誰かの命令を忠実に守らなければならないという洗脳。

我々の周りには数々の洗脳があります。

それらをいかにして洗脳と見抜くか、ということが書かれております。

しかしそれにしても日本人は洗脳されやすいように育てられてきています。批判的な思考ができないように洗脳され、育てられているのです。

ひとつだけ言えるのは、洗脳を解けば解くほど自由に物事を考えられ、自由に生きられるようになる、ということです。

また、本書にはオウム真理教の洗脳の体験談も生々しく載っており、非常に勉強になります。

この本は、洗脳に対する自己防衛として必ず読んでおいてほしい一冊です。本当におすすめです。

また、余談ですが、日銀のETF買いが何を目的に行われているか、誰に利益がわたっているのかのカラクリもわかりやすく書かれています。これも必読です。


㉑明治維新という名の洗脳[何のために維新は作られたか]


さて、数ある苫米地英人先生の著書の中で、僕自身もっとも衝撃を受けたのはこの本でした。

この本で「この人は何者なんだ?!」と気になって以降、リアルにこの著者の本を100冊くらい読みました。(ちなみに200冊以上本を書いてる方です笑🤣✨)

消えた萩藩の名称、長州という作られた名前。
現代にも続く「特別会計」の闇。
いまだに世襲し、日本を支配する明治閥。

坂本龍馬は海外勢力のエージェントだったのか?
グラバーという武器商人は何を為したか?

日本において戦争を輸入したのは何が目的だったのか?
日本の通貨発行権は誰が持っているのか?

薩長はなぜ海外から武器や戦術を与えられたのか?
なぜ司馬史観は大河ドラマになったのか?
何をもって塗り替える必要があったのか?

なぜ薩長がいまだに政治を牛耳っているのか。


我々の持つ明治観は、作られたものであり、お仕着せのものであった――

僕自身、「坂の上の雲」が大好きで、明治時代が好きでした。

そのぶん、ゆがめられた歴史の真実を見るのがつらかったですが、「さもありなん」と思う記述がそこかしこに散見されます。

明治維新とは英仏の代理戦争であり、さらに言ってしまえば英仏のロスチャイルドが暗躍していた、というのが真相です。

武器や戦術、金を貸し付けられて薩長連合は立ち上がり、倒幕運動を開始。
そして暗躍する海外の商人たち。

坂本龍馬はグラバーのエージェントとして何をしたのか…。
なぜ徳川幕府は無血開城したのか。
なぜ坂本龍馬は暗殺されたのか。

歴史が好きでも嫌いでも、興味があってもなくても、いまの日本の成り立ちを知るうえで必読の一冊になります。

ぜひぜひ読んでみてください。


㉒日本人の99%が知らない戦後洗脳史[日本人必読の書]


この本は敗戦後の日本が、アメリカによってどのように統治されたか、どのように成長するようにコントロールされてきたかが描かれています。

アメリカの勢力も、マッカーサーらGHQと、日本に利権を持つ勢力、反共勢力など、様々な勢力がおり、それらの思惑が複雑に絡み合って政策が決定されるさまなどが書かれていて、本当に面白いです。

マッカーサーは大統領選に出るために憲法九条を制定し、大統領選に敗れた後は力を入れていた九条を酷評していた、という話も。

敗戦の国・日本を支配するために作られた、NHKと東京地検特捜部。

GHQがコントロールした隠退蔵物資、それに踊らされる政治家。

アメリカに世界最大のマネーギャングと称された天皇家。

M資金とは何か。

スイスにあるBIS(国際決済銀行)が天皇家の資産を秘匿する際にどんな役割を果たしたか。

通商産業省がアメリカによって作られたのは「日本人が骨身を惜しまずに働き、国内で耐乏生活し、安い労働力のまま輸出を高い水準で維持するように日本政府にわからせるため」

財閥解体で資本家が消え、その座に就いたのは外資。

ウォール街が望む日本の姿とは、安い労働力のままでいること。

国連憲章の敵国条項は未だ有効であり、日本は敵国のままなのはなぜか。

などなど、現代日本を取り巻く社会の姿が浮き彫りになり、我々日本人が30年もの間、経済成長しなかった真の理由が透けて見えてきます。

仮説を立てるためには、さまざまな情報を見知っておくことが重要です。

アメリカの対日政策を知ることで、より多くのことが学べることでしょう。

この本はすべての日本人におすすめの一冊です。


㉓無思考国家[日本の実相]


この本を読むには、いえ、この本に書かれている内容を理解するには、柔軟な脳みそが必要になります。

とはいえ、難しい内容は書いてありません。

書かれている内容が、通常我々が学校で教育される世界観とはまったく違うものなので、面食らってしまうというほどの意味です。

書かれていることは、わかる。わかるけれども、わかりたくない。

というのが大多数の日本人の反応でしょう。

しかし、理解してしまえば「そうだったのか」という感覚で満たされます。

好むと好まざると、この本を読んで以降、日本に対する見方が変わります。

あまりにも衝撃的な内容なので、読む人を選びますが、現在を生きる上で、「いま読んだほうがいい本」ナンバーワンです。

今週読んだほうがいい本ナンバーワン、です。

来年、再来年読むより、「いま」読むべき一冊です。優先度最高です。


▼未来を知る


未来に希望を持つために、こちらの三冊の本を推薦します。
未来はそんなに悲観するもんじゃない、と教えてくれる本たちです。

㉔2030年すべてが加速する未来に備えよ[楽観的未来図]


加速し続けるテクノロジーが、我々の世界を変える――。

水を生成する機械、人工肉の培養、自然エネルギーの高効率化など、テクノロジーが進化すると世界の問題が一気に解決します。

また、テクノロジーを使った新しい教育や、新しいエンタメの話もあり、いまの常識から一変する未来が垣間見えます!

そして単細胞生物が多細胞生物に進化したように、人類が意識をクラウドにアップロードすることで、いずれ単意識生命から多意識生命に移行する仮説など、刺激的な話も盛りだくさん!

未来が好きな人はぜひ読んでみてください。


㉕繁栄[人類の足跡を辿りつつ楽観的未来を語る]


人類は「交換」というイノベーションを起こしたことで、生産性が高まり、地上を制した――。

繁栄とはいかにして訪れるか、という内容の本です。

交換には信頼が必要で、そして平和が必要です。

繫栄を保つためにも、協力し、助け合わねばなりません。

そしてこの本には僕の好きな言葉が紹介されています。

それは、アイディアはろうそくの火のように、広がっていき、減ることがない、ということ。

つまり人間の知恵やアイディアは、世界中に広がり、増え続けていくということです。

だからこそ、未来を楽観的に考えることが出来るのです。

人間の繁栄の原理原則を解き明かしたこの本を読むことで、繫栄とは何か、未来とは何か、について理解を深めることが出来ます。


㉖人類、宇宙に住む[人類の未来を知る]


この本は未来好き、SF好きにはたまらない一冊となります。

読んでてわくわくが止まりませんでした!!

まず今現在までの宇宙開発競争の歴史、そしてスペースXやブルーオリジンなど民間の宇宙開発の話が語られ、次に月を中継基地にする方法や、火星をテラフォーミングする技術的な話などが語られます。

もうこの時点でテンション最高潮です笑🤣✨

そして星系間を旅するためのスペースシップの動力に何を使うか?という話になり、核融合エンジンやイオンエンジン、反物質を動力に使う!などロマンあふれる話になります。

また数千年にも及ぶ移動時間をどのように過ごすのか?という課題は、船内で世代交代をし続けるという話や、コールドスリープをする話など。

はたまた、人間は自身の体を不死化して、悠久の旅に備えるという話も!!笑🤣✨

面白いです!!!!

そして意識をデジタル化して、レーザー光に載せて宇宙を旅する話など、本当に面白いアイディアが盛りだくさんで、未来好きにはたまらない一冊です!!

▼文芸


世の中には古今東西、たくさんの文芸作品がありますが、ここでは子供に読ませたい本を取り上げます。

㉗源氏物語[田辺聖子氏。平安時代の恋愛]


千年前に描かれた文芸作品にもかかわらず、我々はいまでも胸を打たれ、泣き、感動します。

文字は、ストーリーは、時間と空間を超えるのです。

これってものすごいロマンじゃありませんか?

その時空を超える文字と物語の力を子供にも感じてほしいのです。


ストーリー自体は割ととんでもない話ですが笑🤣✨

超プレイボーイの光源氏。天皇の息子という煌めく血統として生まれるも、母方に権力がなく、臣籍降下して源氏になります。

そして彼が繰り広げる破天荒な恋路、そして政治の争い。

ここがもうめちゃくちゃ面白いポイントですね!!

父天皇の愛した女(つまり継母)を好きになってしまい、姦通した挙句、妊娠させてしまうというストーリーは衝撃です笑🤣✨

そしてその子が生まれ、天皇に即位したり。

その好きになった女の人にそっくりな幼女をさらってきて養育した挙句、妻にしたり。

古のストーリーとはいえ、もう最高に面白いです笑。


㉘国盗り物語[戦国時代、男の生き様]


男の野望、男の生きざまを描いた怪作です。
もう主人公の魅力が半端じゃありません!!

主人公・斎藤道三はもともと寺の稚児であり、学業は天下一といわれたほどの天才児でした。

そんな彼は乱世に旗揚げすべく、武士となって油売りの女に取り入ります。
当時は油は専売制であり、ものすごい財力を持っていたのです。

そして見事、油売りの事業を乗っ取ったのち、彼はいよいよ国盗りを始めます。
そして目を付けたのは――美濃。

女をあてがったり、反対者を殺して回ったり、道三はマムシの二つ名にそぐわぬ悪行を駆使して、美濃の国主に気に入られます。

が、これが爽やかな風に感じられてしまうんですよ。

道三という男は、野望に燃えているだけで、悪辣ではあるけれども、邪ではない、そんな魅力的な男なのです。

もうたまらんです。

そして道三の見果てぬ夢は、娘婿である織田信長と、愛弟子である明智光秀に引き継がれてゆきます。

そう!!この小説!!なんと主人公が入れ替わっていくのです!!
面白い!!!!

周りから理解されず、うつけとまで呼ばれた信長の才能を見抜いた道三の眼力。
僕が好きなモチーフのひとつに、「天才が天才を見抜く」というものがありますが、これもまさにその典型でしょう!!

信長に惚れこんだ道三。

マムシと呼ばれた男が、信長に対しては無償の愛とまで呼べるほど、あけっぴろげな愛を見せる。研究成果である新式の武具を、隣国の信長にあげちゃうのだから、よほどの可愛がり方。道三は本当に愛の深い人間だったのだ。

くぅーーーー!!!!!!!!

最高かよ!!!!!!!

そして対する光秀は信長にたいして嫉妬が入り混じる複雑な思いを抱え…

これは「人間」を描き切った大傑作だと思います。

おすすめの小説です。


おわりに


いかがでしたでしょうか。
厳選した28冊をお伝えしていきました!

まだまだ紹介したい本は山のようにありますが、とりあえず子供に絶対読ませたい本はこのあたりです😊✨

皆様もぜひ本を読み、知識を自らの血肉と変え、人生を変えていってください✨

かずま

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