1トレード70万円損切りした時のリアルな心境を書いてみる
当時、約4時間で70万円を失いました。
銘柄はビットコインでした。
エントリーしたのがだいたい23時くらい。
そして決済ボタンを押して損失を確定させたのが、だいたい夜中の3時くらいだったと思います。
この4時間の間の、エントリーした時の心境から、含み損か拡大するしていった時の心境、そして70万円と言う損失を確定させた時のリアルな心境を、今回は書いていこうと思います。
これは友人とzoom通話をしていた時にポジションを建てたことから始まりました。
時は2022年2月28日。
ビットコインはだいたい38000ドルという値段をつけていました。
2月の戦績はと言うと、一時は月次マイナス60万円まで落ち込んでいましたが、月末にかけて月次プラス40万円まで復帰することができたのです。
完全に調子に乗っていた私は、気軽に大きめのポジションを建ててしまいます。
39000ドルちょっと上まで、結構な勢いで上がったところでショットポジションを適当に建てました。
このポジションを建てた瞬間以降も噴き上げは止まらず、40000ドルをすぐさま超えてった。
ビットコインの枚数は5枚。ポジションを建てた瞬間に含み損が3万円ほど。
これくらいの含み損に離れていたので、ポジションを建てた瞬間の精神状態はいたって普通でした。
その後噴き上げが止まらなかったので、すぐに含み損が10万円を超えていきました。
さすがにまずいかなと思い、「切ろうかな、どうしようかな」と迷っていたところ、含み損が57,000円くらいのところまで来ました。
「あー、まぁこれはたぶん大丈夫だな。たぶん下がるわ」
これくらいの軽い気持ちでした。
若干早くなった心臓の鼓動が、元のスピードに戻っていくのを感じ、一安心したのもつかの間、
再び含み損が10万円を超えていき、もう戻ってくることはありませんでした。
含み損が15万円くらいになったときには、さっきよりも心臓の鼓動が早くなったのを感じました(この時点で結構心臓バクバク)。
しかし、証拠金は100万円以上ありました。そして、「15万円くらい損しても別に痛くもないわ」という、意味の分からない考えをその時持ったのを覚えています。
僕はよく、含み損を抱えた時には、その含み損を実際に損をしたものであると考え、「ここまで来たらさすがに許容できないから損切りしよう」と言う風に決めていました。
しかし今回のロット(ビットコインの枚数)は過去のポジションと比べかなり大きいです。
つまり、自分が許容できる損失額を大きく超えていたのです。
すると何が起きるかと言うと、現在含み損を自分の損失であると受け入れることができないのです。
となると、損失を確定させることもできず、「ここまできたらさすがにやばいから損切りしよう」と言う考えもどこかに吹っ飛んでいる状態となっているのです。
もうこれ以降あまり記憶がないのですが、友人と話しながらPCの横にチャート画面を置いて、ひたすら自分の含み損とにらめっこしていました。
そして含み損が20万、30万、40万と膨らんでいくにつれ、友人の話がだんだんと耳に入ってこなくなり、心臓の鼓動もより速く、より大きく感じられるようになってきました。
含み損が40万円に到達したところで噴き上げは止まりましたが、一向に下がる気配がなく、その場で小レンジを組みだしました。
その段階で私は友人に「めちゃくちゃ眠くなってきた。もう寝ようぜ」と大嘘をたたき、通話を強制的に終わらせました。
ちなみにその段階で含み損40万円抱えているので、アドレナリンが出まくっているため眠いわけがなく、そこからチャートとのにらめっこがスタートします。
そして含み損が30万~40万をうろちょろしていたが、再度上昇をし始め、含み損が50万円を突破しました。
私が今まで経験した損切り額の最高が45万円だったので、もう訳が分からなくなっていました。
当然損失確定ボタンを押すことができず、含み損が50万円を超えても、ただその真っ赤な数字を眺めることしかできませんでした(心臓の鼓動は依然早いまま)。
そして上昇は止まらず、証拠金維持率の文字、その他の文字も赤くなり、維持率が50%を切りました。
そして含み損が70万円に到達した段階で、気づいたら指が決済ボタンに触れていました。
その時は自分の意思で損切りしようと思って決済したのではなく、もうよくわからないまま反射でボタンを押したというのに近いです。
70万円損切りした直後は手に力が入らず、iPhone XSMaxのデバイスが非常に重く感じ、まともにスマホを持つこともできませんでした。
そして損切りした直後が、一番心臓の鼓動が速かったです。
こうして約4時間の間に70万円を失ったわけですが、この損切り以降自分の中でのトレード感覚が狂い、しばらくの間全く利益を上げられなくなりました。
そこで一度すべての証拠金(残ったのは半分以下の30万円ちょっと)を自分の銀行口座に出金し、一度撤退したわけです。
これは本能レベルで危機感を感じたため、その後のトレードで取り返そうという選択肢は全くありませんでした。
この時会社員としての手織り額が23万円ほどだったため、私は4時間の間に3か月分の手取り額を失ったということになります。
この精神的ダメージは損切り確定した直後に来るものではなく、朝起きたときにのしかかってきます。
次の日普通に仕事だったため、「手取り3か月分を失った」という事実を抱えて出勤の準備をしなければなりません。
もうたまったもんじゃありません。
なんのために働きに行くのか全く分かりません。
そして1週間くらいは全く仕事が手に尽きませんでした。
トイレに行く回数を増やして、勤務時間を短くしていました。
トータル収支がプラスで終わることができた私ですが、こんな経験もしているということです。
マジで地獄でした。
だからFXは勝っていても地獄なのです。決して夢だけを見てFXを始めてはいけないのです。
簡単でもありません。
ここにFXで継続的に利益をあげる方法をのっけておきますが、これを全部読むとFXで勝ち続けることの難しさが分かると思います。
自分の感情をコントロールしながら、自分が決めたルールを実行し続ける子緒の難しさ。これは僕が3年間トレードに励んでとても痛感しました。
しかし逆に機械のように、淡々とルールを実行し続けると徐々にFXで勝ち続けるという感覚が分かってきます。
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値段も500円と安いので、気になる人は買ってみてください。
今回は私が70万円損切りした時の心境を書いてみました。
またなんかネタが思いついたら書きます。
それでは。
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