国産鉱物への想い (その2)
今でも日本の各地で多種多様な鉱物が採れているのをご存知だろうか。
実は意外と身近に存在していたりする。
*愛知県でとれるオパール
国産を代表する鉱物は水晶、翡翠(ひすい)や琥珀(こはく)、瑪瑙(めのう)など。これらは今でも日本各地で産出しているものの、滅多にお目にかかれない。
日本列島は地殻変動が活発で火山が点在し、その多くの場所には温泉もセットで存在する。そしてもれなくその場所には鉱物資源があり、主に金や銀や銅、時に世界的に希少価値の高い鉱物まで、江戸時代から昭和初期にかけて大規模に採掘されていた。
しかし今では様々な理由から多くの鉱山が操業を終えていて、鉱物は大地にひっそりと埋まっている。
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代表的な鉱物の水晶。
柱状が群になっているもの、透明なもの、色がついていたり
色がついていたり、キラキラしたり、小粒がびっしり張り付いていたり
ゴロゴロと先頭もなく塊だったり
水晶と一言で言っても形や大きさは様々。色々な様子をしている。
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sphereで扱うメインの国産鉱物は最後の画像のような長野県と山梨県の県境でとれる水晶。透明度がなるべく高くて中に虹がキラキラと見えるものを選んで切り出している。
こんな素晴らしい自然の産物があることに今まで知らずにいたけれど、数年前に原石に出会えたことはとても幸運だ。
これは自分で磨いてマクラメで編んだペンダント。国産鉱物への想いはこの石がきっかけだったというシンボルのために今でも自分用として身につけている。