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聖地巡礼 花咲くいろは -作品について-

作品について

原作はなくアニメ制作会社のP.A.WORKSによるオリジナル作品。とある温泉旅館を舞台にそこで巻き起こる様々な事件や出来事を通じて、それぞれのキャラクターの成長を描く青春物語となっています。

2011年の春・夏クールにTVアニメが放送され2年後の2013年春に劇場アニメ化、9年後の2020年にTVアニメのその後を描いた作品(花咲くいろは~いつか咲く場所~)が電子書籍にて刊行されました。

2021年はTVアニメ放送から10年を迎えることもありコロナ禍ではありますが、何かしらの動きを期待せずにはいられません。

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©花いろ旅館組合

突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。
今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。
私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。

通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、
話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。

大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。
そこで出会う人たち。

花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、
私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。

それは辛いことかもしれません。
でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。
だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。

太陽に導かれるよう咲く花のように
いつか大輪の花を咲かせられるように……。

花咲くいろは公式HPより

主な登場人物

松前緒花(まつまえおはな)

祖母が女将をしている温泉旅館、喜翆荘(きっすいそう)で仲居として暮らすことになった16歳の高校生。時々、変な妄想をする夢想家ではあるが、それなりに現実を見据えてもいる。特徴は大きい声と天然パーマ

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鶴来民子(つるぎみんこ)

板前見習いとして喜翆荘に住み込みで働く17歳。コミュニケーションが不器用で誤解される上に、言動がキツくて近寄りがたい。あだ名は”みんち”

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押水菜子(おしみずなこ)

しっかり者だが人前では大人しい。そんな自分を変えたいと思って、喜翆荘で仲居のアルバイトを始めた17歳。水泳が得意。あだ名は”なこち”

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和倉結名(わくらゆいな)

喜翆荘のライバル旅館・福屋の一人娘であり、民子や菜子と同じ高校に通う同級生。性格はほんわか天然系なお嬢様タイプ。時々キツイ発言や行動もあるが、悪人ではない。

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作品の舞台

作品の舞台は石川県金沢市。東京からだと北陸新幹線に乗って約2時間30分程で行くことが出来ます。話の中心となる湯乃鷺温泉のモデルは、金沢駅からバスで約50分程の山間にある湯涌温泉で、9軒の温泉宿がたたずむ静かでとても落ち着ける場所です。

喜翆荘のモデルとなった白雲楼ホテルは解体され、今は更地となっているだけなく、ライバル旅館の福屋のモデルとなった秀峰閣も閉館し百楽壮 彩心-IROHA-という旅館に変わっています。

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また、毎年10月には温泉街をぼんぼりの明かりで灯しのぞみ札のお焚き上げを行うぼんぼり祭りが開催されています。

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この祭りは昔からあったものではなく、作中で架空の祭りとして描かれたことをきっかけに現実世界で行われるようになったお祭りです。当初はアニメファンがほとんどのお祭りでしたが、徐々に地元にも根付いていき今ではカップルや家族連れ等アニメを知らない人達も多数参加するお祭りとなりましした。

湯涌温泉以外にも金沢駅周辺の施設は、作中に登場しており湯涌温泉を含め2日あれば主要な場所に訪れることは出来ると思います。行くまでは少し遠いですが行ってしまえばかなり巡礼がしやすい場所です。

それが証拠にというわけではないですが、今ではこんなに多くの地元企業の協賛を得て祭りが開催されています。

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本記事では、「花咲くいろは」の作品画像を作品紹介・比較研究目的のために引用しております。アニメーション画像の著作権は全て©花いろ旅館組合に帰属します。

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