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結果とクロスレビュー|ウインターリーグ2020第3節 BRIO-CONNECT

結果

ブリオ(青)43点
コネクト(白)43点

レビュー by ISSY

ここまでのクラブ活動の全てが反映されたような、とても「よくできた」試合になりました。完全に「目が離せない」レベルです。

↓↓↓ 完全にプレーに集中するイッシー

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2シリーズ(2回ずつ攻めて守る)を終えたところでCONNECTが10点リードで、このあとどうなるんだろう、という期待感があったこと。
ラストプレーを残して同点という展開。
そして、途中にディフェンスのカバーや、オフェンスのかたち、レシーバーの裏をとる動きなど、かなり深い見どころが盛り込まれていました。

以下、とくに印象に残った見どころを、短くまとめます。
一番よかったのは、全員が活躍できていた部分。見ていて楽しかったです。その中で、両チームの作戦から、マスとアヤの対決感があって面白かったです。

◎この試合で一番鋭いプレーはマナカ。2度の果敢なディフェンスタッチで勝利を引き寄せる。ラストプレーも含め、前への上がりが素晴らしい。↓↓↓

◎個人的なMIP(印象トップ)はヒロカ。パスもよかったし、インターセプトにつながるパスカットはマスに勝ってスゴかった。↓↓↓

◎シマはパスがよかった。力強く投げていいところに飛んでいた。走りにも鋭さがあってよかった。↓↓↓

◎カナのブロックがハマっていた。地味だけど結果的にベストな場所にポジションして先制点を演出。↓↓↓
◎チサはこの「デザインされたかのように上手い」先制タッチダウンでこの試合を盛り上げました。ナイス。↓↓↓

◎特別賞はサクラ。ブロックに一生懸命なフットボール向きの選手。パスを投げた後にもしっかりブロックに行っている献身ぶりをいっしーは見逃しません。そういうのなかなかできないんだよね。

◎マスが巧みだったのは、裏をとる動きを出したこと。コートを広く使ってプレーの幅を広げた。ナイストライだと思う。

◎アヤはショートパスからの走りはいつものようによかったし、ディフェンスでもいいところを見せた。マスへのパスを上手にカバーして食い止めたのがステキ。

次回も楽しみです。

レビュー by KEI

今回の試合では、両チーム共にオフェンス・ディフェンスにおいて、素晴らしいプレイがでており、見てる側も興奮するものとなっていました!

特に印象に残ったのは、最後のプレイになります。ラストプレイの時に、両チームの点数が同点となっており、二点以上入れば勝敗がでるものとなっていました。両チームともにプレッシャーがかかるプレイになっていたと思います。その中で、オフェンスはどんな攻め方をし、ディフェンスはどのように対応するのか注目を集めていました。ラストプレイでは、オフェンスはランし、それをディフェンスがタッチし、同点で試合が終了しました。
本当に見ている側もドキドキハラハラで、最後まで見応えのある試合でした!

勿体無いと感じた部分の話しになります。QBのパスについてです。今回の試合では、パスをディフェンスにカットやキャッチをされてしまう場面があり、それにより、ディフェンスに加点を許していました。これは、パスを受ける人にディフェンスがマークしている場面で多かったように思います。このような場合には、作戦を変更し、フリーな人にパスをするか、QBがランをすることで、オフェンスが加点をすることができたのではないかと思います。そのため、試合中にQBが状況により、臨機応変に対応すること。また、レシーバーはQBからボールが離れるまで、動きを観察し、作戦に変更があった際に対応できるようにしておくこと。

様々なことを想定し、選択肢を増やしていくことで、試合は大きく変わっていくのではないかと思います。

試合を見るたびに、オフェンス・ディフェンス共に上手くなっているので、次回の試合も楽しみです!

レビュー by KATSUYUKI

第3節 BRIO-CONNECT
3チームの総当たりで行われるウィンターリーグ。経験を積んで作戦が豊かになり、プレー精度が高まっていく中、第3節の試合が行われた。

BRIOからは、第1節の試合で、関与した全てのプレーでタッチダウンを挙げた爆発力のあるサキちゃん。
CONNECTからは、素早いプレー展開からの鋭いカットバックで得点を量産したアヤちゃん。
両エースのぶつかり合いが楽しみだったこの試合。

開幕。BRIOのオフェンスから。
1プレー目からシマちゃんの強肩とサキちゃんのスピードを生かした得意のロングパスを披露。タッチダウンかと思われたがボールを取りこぼす。
2プレー目。QBサキちゃんからシマちゃんを狙ったロングパス。しかし若干オーバーしてしまう。
3プレー目。ミスになってしまったロングパス2本の布石が生きる。DFがロングを警戒して守備体型をやや後方に下げたところでQBチサちゃん。アヤちゃんとヒロカちゃんのディフェンスを、ブロッカーがしっかり抑えて見事なタッチダウンを決める。
4プレー目。QBシマちゃん。作戦はカナちゃんを3点ゾーンへ、サキちゃんとチサちゃんを1点ゾーンで交差させDFを撹乱した。チサちゃんが1点ゾーンで留まってパスターゲットであり続け、カナちゃんはミドルエリアを警戒させ、そしてサキちゃんのショートパス…と見せかけて、思い切った縦上がりを見せた。なんと美しく、ディフェンス泣かせの作戦だろうか。パスはエンドゾーンのサキちゃんへ。ファーストダウンのミスを汚名返上するタッチダウンを挙げる。

続いてCONNECTの攻撃。
1プレー目。QBヒロカちゃんのアヤちゃんを狙ったパスはサキちゃんが空中戦で勝り、カット。ナイスディフェンス。こぼれ球に反応したチサちゃんがあと一歩のところでインターセプトというシーンだった。
2プレー目。QBマナカちゃんから早いタイミングでアヤちゃんへのショートパス。サクラちゃんとヒロカちゃんの連携の取れたブロック。常にディフェンスとボールキャリアの間に体を入れ続けて、走るルートを確保した。CONNECTお得意のプレーで見事タッチダウン。
3プレー目。左に3人偏らせた陣形からサクラちゃんを狙ったショートパス。再びブロックを生かした形で得点を狙うが、サキちゃんの素早い反応で2点ゾーンで抑えられる。
4プレー目。再びアヤちゃんのショートパス展開からのゲインを狙う。今回はサクラちゃんがブロッカーとしてではなくロングパスのターゲットとして囮になっている。変化があって面白い。が、ディフェンスのシマちゃんはしっかりアヤちゃんを警戒。アヤちゃんはブロッカーのヒロカちゃんを生かして左右に揺さぶるものの、カナちゃんとシマちゃんの守備形態がナイス。2人でしっかり挟み込む形でアヤちゃんを抑える。素晴らしい攻防だ。

セカンドドライブ。BRIOから。
5プレー目。QBシマちゃんのラン。ここまでロングパスを多く狙っていたがDFの意表を突く。一度は振り切られるものの、追いついたアヤちゃんの反応も見事。
6プレー目。QBチサちゃん。カナちゃんを狙ったショートパスは若干逸れてディフェンスマナカちゃんの懐へ。軌道が寸前で変わった難しいボールだったが、これを見事にインターセプト。CONNECTが勢いに乗る。
7プレー目。シマちゃんQB。サキちゃんを狙ったロングパスだが、ここにはヒロカちゃんとアヤちゃんの2人が待ち構えていた。ヒロカちゃんのカットが成功してボールがこぼれる。サキちゃんが懸命に反応してキャッチに向かうものの、先にボールに手を伸ばしたのはアヤちゃん。なんと2連続のインターセプトでCONNECTが一気に流れを引き寄せた。
8プレー目。QBチサちゃんがラン。しかしパワフルなBRIOのブロックを掻い潜り、ディフェンスのサクラちゃんとマナカちゃんが切り返しにも見事に対応。ランのルートを消してタッチダウンは防ぐ。ナイスディフェンス。

続いてCONNECTのオフェンス。
5プレー目。守備での好プレーが連続して逆転に結び付けたいところだが、QBマナカちゃんのパスはチサちゃんにカットされる。良いポジションで守備が出来ているが、欲を言えばインターセプトしておきたかった。
6プレー目。QBヒロカちゃん。一瞬ショートパスと見せ掛けたパスフェイクが入る。映像的には決して目立たないが、非常に上手い!その隙をついてエンドゾーンにいたアヤちゃんへパスが通り、タッチダウン。
7プレー目。攻撃はQBマナカちゃんのラン。ブロックを生かしながら3点ゾーンへと運ぶ。中央に切り返された後にしっかり追い付くシマちゃんのタッチもナイスだ。
8プレー目。アヤちゃんを狙ったロングパスは僅かに合わずパスインコンプリート。

守備でのビックプレーが続きリードを奪ったCONNECTから最終ドライブへ。
9プレー目。QBアヤちゃん。3人のレシーバーをエンドゾーンへ向かわせたロングパス狙いの作戦だったが、ここでサキちゃんがカット。BRIOの守備も負けてない。
10プレー目。QBサクラちゃんからアヤちゃんへのショートパス。カナちゃんが素早く詰めるが、それを察知したアヤちゃんの方向転換と、QBのポジションから迅速にブロックに向かったサクラちゃんが素晴らしい。サクラちゃんとマナカちゃんの完璧なブロッキングを生かしてアヤちゃんは再びタッチダウンを挙げる。
11プレー目。QBヒロカちゃん。点差が開いてきたかというムードだったが、サキちゃんがアヤちゃんに競り勝ちインターセプト。モメンタムを引き寄せるビックプレー。
12プレー目。QBマナカちゃん。投げられたボールは混戦の中でアヤちゃんへは僅か届かない。

BRIO最後のオフェンスシリーズ。
まだまだ試合の行方はわからない。
9プレー目。QBシマちゃん。狙うはと当然ロングパス。オープンスペースを狙ったサキちゃんへのパスは届かず。応援席からも緊張が伝わる。
10プレー目。サキちゃんのランで堅実に得点を狙うが、マナカちゃんの反応が早い。しっかり対応して2点ゾーンで抑える。
11プレー目。QBシマちゃん。狙うは当然ロングパス。エンドゾーンに走ったサキちゃん目掛けて一直線。ここぞという正念場で値千金のタッチダウンを決める。CONNECTのリードは僅か1点。勝利の女神はどちらのチームに微笑むのか。
12プレー目。QBチサちゃんのプレー選択はラン。2点ゾーンまでの5yd。走り抜ければ逆転勝利。しかし、それをマナカちゃんとサクラちゃんは読んでいた!一気に詰め寄り、逆転を許さない。二転三転した試合の結末はなんと43-43、引き分けで幕を下ろした。
今日の試合ここまでのQBチサちゃんのランは2回。エンドゾーンと3点ゾーンまで運んでいて成功率の高いプレーだ。6プレー目でまなかちゃんにインターセプトされたことも脳裏にあってパスを躊躇させただろう。決してBRIOの選択は間違っていなかったように思う。

こうして1つ1つのプレーを文章に起こせば、非常にドラマチックな試合展開で、名作映画や小説を一本鑑賞し終えたような幸福感がある。
サキちゃんとアヤちゃん、両エースの活躍に期待を寄せていたが、蓋を開けてみれば全員が主役を張れるような活躍をした。
あまりにもビックプレーが多くてベストプレーを決めるのが難しいが、個人的にはCONNECTの最終ドライブ、アヤちゃんがショートパスを捕球した後にタッチダウンを挙げた攻撃において、パスを投げた後にブロックに参加したサクラちゃんをピックアップしたい。
本来であればQBはボールを投げることが仕事だが、投げ終わると同時にブロックへ参加。ゲームへの理解とチームへの献身性が感じられる。守備のカナちゃんとチサちゃんもブロックにおける攻防が巧みな選手だが、さすがにあれだけの数的不利を掻い潜るのは難しいだろう。
アヤちゃんの大量得点が目立つが、ヒーローの裏にはこういった縁の下の力持ちたちがいることを忘れてはならない。

さて長くなってしまったが、ここまで長い文章になったのは、素晴らしい試合を見せてくれたみんなのせいだ。笑
一人一人のビックプレーに感動した。グングン上達してこの競技に対して理解が深まっていくみんなに、次節も大いに期待する。

第2節まではこうでした!↓↓↓



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