【挑戦者インタビュー/Vol.1】美容系企業の会社員が飲食店をプロデュースするまで
こんにちは、株式会社スペリアルです!
株式会社スペリアルは使われていない場所の再生をして、その場所で挑戦者がやりたいことに挑戦するサポートをしています!
その中で2020年秋にオープンした「b.e.park」のプロデュースを担当した荻野 幸さんにプロデュースの想いや体験を伺いました!
荻野 幸さんのプロフィール
美容師・ネイリスト。スクールで講師や就職相談を経験。
挑戦者の応援やサポートにやりがいを感じるも、美容や健康に関する仕事を模索する中で、結局は食べ物が体をつくると痛感し、料理研究を始める。
Neribaにてフードメニューの開発を経て、b.e.parkのフードプロデューサーに。飲食業界未経験者でも始められる開業支援をしている。
挑戦の機会を逃してしまった時の「お店を持ちたい」という強い想い
元々は美容業界で働いていたのですが、美容にも大きく関わる食というテーマにも関心がありました。
ただ興味があっても何から初めて良いかわからず、なかなか一歩を踏み出せず…
そんな時あるお店でPOP UP出店をさせてもらえる話をいただきましたが、会社員であったためにそのチャンスを活かせずとても悔しい思いをして、「ああ、自分はお店を持ちたいんだな」と気付きました。
また、会社員として働く中で、何のために仕事をしているのか分からなくなることも。
どんな仕事をしたいか考える中で、「生活に欠かせない部分に関わる仕事がしたい」「食の楽しさを伝えたい」などの想いが膨らんで行きました。
会社員の安定を捨てることの葛藤
会社員を辞めて飲食店をオープンしたい気持ちが大きくなる一方で、安定を捨てる怖さでは悩みました。
収入や休みが安定している大手企業で、職場環境も良かったと思います。
それを捨てる怖さがあり、やりたい気持ちはあっても踏ん切りがつきませんでした。
それでも決断できたのは、「安定した収入や休みのために生きているわけじゃない」など生きる理由を考え直したからです。
今思えば決断できて本当に良かったです。
会社員を続けながら商品開発やPOP UPイベントで挑戦を開始
そんな中でスペリアルの運営するNeribaにて、コミュニティバーとコワーキングスペースでの商品開発の話がありました。
しかも実際にバーに立ってバーテンダーの東洋くんと営業できることに!
美容にも関わってきた身として“健康”という軸のフードメニューをプロデュースしました。
コワーキングでは油分が少ないベーグル。
コミュニティバーでは、お酒を飲みながらでも罪悪感なくお腹いっぱい食べられるスパイスカレー。
特にスパイスカレーは地域に愛されるメニューにしたく、マルシェや味噌蔵などで地域の食材や調味料を探しました。
そこで生まれたのが「テラスパイスカレー」というブランドです。
UberEatsでも販売し、今でもNeribaのコミュニティバーで人気のメニューとなっています。
未経験でしたが、挑戦しながら仕入れや原価と価格の設定方法などを学べました。
POPの書き方や接客なども糧になっています。
また、意外にも会社員時代の経験も活かすことができました。
ネイル商材の開発以外にも販売促進をやっていたのですが、その経験が役に立っています。
どんな経験があとに繋がるか分からないですね。
お店を持つ夢がついに叶った「b.e.park」のプロデュース
そんな中で、Neribaを運営しているスペリアルが2店舗目のb.e.parkをオープンする話があり、フードプロデューサーとして迷わず挑戦することに。
自宅でも毎日の晩御飯がほぼ練習、調理法だけでなく価格設定や仕入れなども勉強しました。
また、できるだけ外食して人気店舗の商品ラインナップやメニューを視察しました。
オープンは10月末だったので、早めに退職して10月は店舗の準備に注力。
冷蔵庫などの大きな設備は店舗プロデュースの経験があるスペリアルのメンバーが選んでくれましたが、その他の細かい道具類は、選定・購入をする貴重な機会もいただけました。
ようやく夢が叶うワクワクした気持ちで、すごく楽しい経験でした。
毎日進化するb.e.parkでの役割
メインの業務はフードプロデューサーとしてフードメニューの企画から調理を担当しています。
お客様に喜ばれるメニューを時期によって変えていったり、原材料の価格変化に合わせて原価を考え直したり…やることはたくさんあります。
何より、お客様に喜んでもらえるようメニューのブラッシュアップを日々行なっています。
例えば看板メニューのスパイスカレーは最初は少し辛かったのですが、お子様や辛いものが苦手な方が多かったため、辛さを控えめにして後からスパイスを足せるよう調整しました。
今では幅広いお客様がスパイスカレーを求めて来店してくださっています。
キッチンにいることが多いですが、ホールに出てお客さんとのコミュニケーションも積極的にとっています。
メニューを紹介した時の反応やお食事中のご様子など、お客さんからのフィードバックをメニューに反映させ、より喜んでもらえるように日々研究を続けています。
お客様が楽しんでいる様子を見ることが今では何よりの楽しみです。
自分と同じような挑戦者をサポートしていきたい
今後は、自分のような未経験でも挑戦したいと思っている方の手助けをしていきたいと思っています。
やりたいことに全力で力を入れられるように、不安な点や初めてでは難しい点をサポートしていきたいです。
元々不安だった点も今となっては気になっておらず、好きなことに挑戦できています。
そんな方を増やしていきたいです。
挑戦したい会社員に一言
安定した収入や休暇は大切かもしれないですが、自分のやりたいことも優先してほしいと思っています。
少しの勇気で人生が大きく変わるかもしれません。
経験は関係なく、挑戦は誰でもできると私自身実感しました。
いきなり仕事をやめなくても、私がPOP UPで出店したような挑戦の仕方もあります。
ぜひお気軽にご相談ください!