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【書籍紹介】いやいや期育児 おすすめ書籍 5選

本記事では、いやいや期育児に参考になる本のおすすめを紹介します。
読んでいなかったら子が成長してから後悔したであろう、私にとって非常にためになった本です。

これらの本には対応方法だけでなく、なぜその対応方法になるのか理由が書かれていて、それぞれの理由は子の成長という長期的観点が説明の出発点となっています。
我が家でのいやいや期に対する対応方針を決めるのを大変助けていただきました。(上の子が生まれてからは1週間に1冊は育児関連書を読んでいるので、100冊以上読んだ中からの厳選です! 知り合いに子供が生まれたらプレゼントしたいくらいおススメです。本当はカーリルのリンクを載せたいのですが検索リンクしか貼れないようなのでAmazonのリンクを張っておきます・・・)


私のいやいや期に対する問題意識

私のいやいや期に対する問題意識を考えると以下のようなものでした。

  • 子供の「いやいや」への対応方法に不安がある

    • 子供の成長にとってベストな対応ってなんなんだろうか。うちの子はサンタクロースをなぜか怖がっていたので「早く○○しないとサンタさんが来るよ!」と言うとすんなり大人のいうことを聞く、みたいなことがありました(ふつう逆ですよね!)。※ただしこの方法は子供を脅しているので、後に我が家ではNGになりました。

  • 本当にただのいやいや期なのか不安がある

    • かんしゃくを1時間以上つづけることも。これってただの「いやいや」なの?

  • なんだか子供も辛そう

    • 頬に涙を流しながら自己主張する子をみて(主張する内容は、大人からすると支離滅裂なことが多いけれど)、子供のいやいやをうまくサポートできないかなと感じていました。

いかがでしょうか?
同じような問題を感じている方でしたら、きっと以下にご紹介する本を興味深く読めると思います!(本を読む時間なんてないよ、という方、共感します。別の記事で、本を読む時間の私なりの捻出方法について書きたいと思います。)

おすすめ1 子どもの「いや」に困ったとき読む本

  • 内容: 子どものいやいや期に対処するためのガイドブック。

  • 役立ち方: 一貫した対応方法を学び、脳の発達に基づいた対処法を理解できます。

  • コメント: 子供への誤った対応により脳の各分野の連携発達が妨げられることが指摘されていて、対処法への納得感が強かったです。対応のプロセスもわかりやすく説明されていて、とくにおすすめしたい本です。


おすすめ2 0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ 

  • 内容: 0歳から6歳までの子どもの脳の発達を促す親子の会話方法を紹介。

  • 役立ち方: いやいや期の子どもへの効果的な声掛け方法を学び、脳の育成に良い会話の仕方を理解できます。

  • コメント: 自分がいかにいやいやを誘発して長引かせてしまう会話をしていたのか、この本で気づかされることになりました。


おすすめ3 ポジティブ・ディシプリンのすすめ 親力をのばす0歳から18歳までの子育てガイド

  •  内容: 子どもの発達段階を意識した前向きなしつけ方法を紹介。

  • 役立ち方: 子どもの自立を促す、暴力や罰を使わないしつけ方法を学べます。ワークを通じて子どもの発達段階に応じた適切な対応を学べます。

  • コメント: サンタさんが来なくなるよ(脅す)、そんなにいやなら食べないでいいよ!(体罰)、YouTubeを見せる(気をそらす)、放っておく(無視)などがNGであることを、説明できるようになりました。


おすすめ4 イヤイヤ期専門保育士が答える 子どものイヤイヤ こんなときどうする? 100のヒント

  • 内容: いやいや期の子どもの行動や対処法を100項目にわたって紹介。

  • 役立ち方: いやいや期の子どもの行動を理解し、安心して対処できるようになります。

  • コメント: うちの子も書かれている通りのことをいくつも行っていたので、どの行動もただの「いやいや」であって脳の成長過程で発生する生理現象なんだと安心しました。子供がいやいや期になる前に、こんなこともあるのかと学んでおきたい方にもおすすめです。


おすすめ5 子どもへのまなざし

  • 内容: 児童精神科医の佐々木正美先生の名著で、育児の基本的な心構えが、先生の温かい言葉でつづられた育児書です。

  • 役立ち方: 心構えが書かれているので、親が自分の心に問いながら読むことで、いやいや期というやりがいのある時期でも大切なことを忘れないで育児ができるようになります。

  • コメント:ここにきて手のひらを反すようですが、いやいや期だからどう対処するといったことではなく、親が、子の成長とはなにかを見定めて精神的に一貫した子育てをすることが大切なのだと、教えてくれた本です。子を持つすべての方におすすめです。私は子どもの成長に応じて読み返したいと思っています。

まとめ

いやいや期の育児に役立つと私が感じた、5冊の本を紹介しました。
私のこんな記事までたどり着いた方は、きっともう素晴らしい育児をなされていると思います。
もしかしたら、ここに私が書いたことなど百も承知かもしれません。

いやいや期の育児は毎日エネルギーが必要で、とくに親の成長が問われる時期だと思います。
そんな最中にいるであろう皆様へのエールになればと思い、子どもへのまなざしから、次の一説を引用いたします。

最善はしからない、ゆずらないというのがいいと思います。その二つの中間が、とうとうゆずってしまった、こっちが根負けして負けてしまった、けれどもしからないですんだ、これが中ぐらいでしょう。ですから、みなさんは子どもにたいして、できるだけしからないけれども、ゆずらない、だめなことはだめと負けないで根気づよく、止めるべきものは止めるという気持ちでいるのがいいのです。泣いたら泣いたことをしずめてあげるだけで、「泣かないの、泣かないの」なんていう必要はないのです。泣きたければ泣きなさいと、それでいいのです。そんな気持ちでゆったりと、見守ってくださるといいのですね。

子どもへのまなざし 304ページ 

お読みくださりありがとうございました。
皆様のいやいや期の育児に幸多からんことを!

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