ガールズバー店員にガチ恋してる話

僕じゃなくて会社の同期の話です。僕の話ではないです。
ガールスバーの店員、名前は「たまさん(仮名)」としましょう。
たまさんとは、たまたま行ったお店で出会い、ここ数か月通っているらしく、結構な額をつぎ込んだみたいです。

彼はたまさんを魅力をこう語ります(たしか)

・自分の会話内容を受け入れてくれる
・同郷なのがうれしい
・顔が可愛い

確かに彼の発言は過激な内容が多い。エッジの効いたユーモアやジョーク風な差別発言が大好物なんです。しかし、たまさんはそんな内容も笑ってくれると言ってました。うん、たしかそんな感じだった。
同郷であることも嬉しかったらしく(たしか)話が弾んだとか。

まあ、何はともあれ彼はたまさんにぞっこんだ。
「出会ってから世界が色づいて見える」と語るほどです。
そこまで恋する機会は中々ないので大切にしてほしいですね。
と、思うと同時に恋が実る可能性が限りなく低いのも事実。かなり難易度の高いチャレンジですからね。
向且つ

「ガチ恋客って困るよね~」

といわれたことがあるらしい。
これは経験上困ったことがあったのか、彼のことを言ったのか、はたまた想像上の話なのかはわかりませんが、彼が傷ついたことだけはわかります。

そんな中、彼は僕をお店に連れてってくれました。僕はこれをチャンスだと確信。
普段の彼を知っている僕が株を上げる発言をすればきっとたまさんからの印象もよくなるはずだと。
彼が仕事できること、勉強熱心で上司からの評価も高いこと、それっぽいことを話しました(気がする)。
話は盛り上がり、お酒も進んでいくにつれ僕の頭もぼやぼやしてきました。

僕には悪い癖が一つありまして、お酒を飲むとなんでも話してしまうんです。

「こいつ、たまちゃんにガチ恋だからな」

言っちゃった。

後日、彼に少しだけつめられました。
しかし全く問題ないです。
酔っ払って視界がかすんだ僕の目には幸甚の至りかの如く嬉しそうな恥ずかしそうな笑顔をした、たまさんが映っていたからです。
決して困っていたわけではないです。幸甚の至りなのです。僕の目がおかしかったわけでもありません。ちゃんと世界は色づいてましたから。

そんなこんなで彼らは順調です。
今日は金曜日、彼はお店に行くのだろうか。

彼の恋がうまくいきますように

アーメン🙏

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