ゴミ屋敷の門の片付け
テレビなどで見かける『ゴミ屋敷』
家主はきまって『変わり者』が多い印象があるが、もったいなくて物が捨てれない、片付けられないというだけではなく、精神疾患を患っている可能性があるので、慎重に取り扱わないといけない問題であるが、いずれにしても他人事で自分の生活には関係ない…、
…と思ってました。
これが自分の親族に関係することならどうでしょう?
二十年前からでしょうか、家主が急に工芸品(仏像、銅像、飾り物、木彫りなど)を買い漁り集めるようになって、家の中だけにとどまらず、敷地全体に広がり収集がつかない状態となりました。
初めは趣味の一環として、誰も気に留めておりませんでしたが毎日のように届くダンボール、みるみるうちに物が溢れてしまい、二十年でゴミ屋敷レベルにまでなってしまいました。
本当のゴミ屋敷問題を抱えている人や地域の人は、
『なんだこんなレベルか…』
『ゴミじゃないじゃん』
『道路にまで広がってるわけじゃないでしょ』
『本当のゴミ屋敷は異臭もすごいから』
と思うでしょうが、
敷地に対する物の割合的に、
親族一同、”ゴミ屋敷”そのものと認識しています。
この家は、周辺一帯の昔からの大地主であり、約300坪の自宅の敷地が、急に仏像とか銅像で埋め尽くされれば、ゴミ屋敷じゃないにしろ、それは異様な光景であり恐怖を覚える人も多いと感じます。
本人に片付けを促しても聞き入れる様子はありませんでしたが、数年かけて説得し続けたこともあり、まずは買う方法とそのルートを断つことで、物が増える事は防ぐ事ができました。
相手が一歩引いた時に畳み込むのが攻めの基本、カウンターを警戒しつつ一気に攻め込みます!
バシバシ外していきます。
衣装ケースもどれだけ使ったかわからないほど
みるみる、片付いていく様子。
外したビスが山ほどに…
やっと、普通の門って感じになりました!
まだごちゃついている部分がありますが、門を塗装する時に全部外すから、今は無視。
和風の街灯で、風情ある感じに仕上がりました。
塗装まで綺麗に仕上げれば、もう物なんて置きたくなくなるでしょ。
ちなみに4tトラック4発の量でした。
門だけでこの量ですから、敷地と家の中を含めるとゾッとしますね。
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