リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」とは?vol.2-バーティカル領域のザモデルにおける進化系IS・FSの在り方-
こんにちは!
株式会社Speeeの久松です。
リフォーム業界のDXサービス「ヌリカエ」の新規営業をしています。
リフォーム業界 ――――― 。
そもそもnoteの読者の方にとって、普段馴染みのない方のほうが多いのではないでしょうか。
今回は、私たちがサービスを展開している”リフォーム業界”が、どのような業界なのかを皆さんに知っていただけるよう、ご紹介させていただきたいと思います!
1.リフォーム業界の市場規模
多くの方にとっては、あまり馴染みのない”リフォーム”ですが、実はリフォーム市場は、近年着実に規模が拡大している成長市場です。
2023年:約7兆円 → 2030年:約8兆円 と市場が拡大する見込みとなっています。ちなみに8兆円クラスの市場規模というと、家電業界や金属製品業界と同等となります。
市場拡大の背景として、
・新築住宅の需要減少
・人口の高齢化
・国や地方自治体の補助金や助成金制度の制定
など複数の要因が挙げられます。
前提として、お金をかけて新築に住み替えるのではなく、既存住宅の価値を維持しながら、メンテンナンスや美観を保って住まいを守っていくという思考が一般化してきています。
さらに追い風として、コロナ影響→リモートワーク増加 により住宅にいる時間が増えたことがリフォーム需要を押し上げました。また、国や地方自治体からの補助金や助成金も、リフォーム需要を後押しする形になり、高齢者の方でも「住みやすい」を求めてバリアフリーリフォームなどをする方も増えています。
2.リフォーム企業の多様化
リフォームと一概にいっても、
・外装工事
・水回り工事
・内装工事
・大規模修繕工事 など、
さまざまな工事種別があります。
またリフォーム工事を扱う企業も多様化してきています。
かつては、外壁工事は外壁工事屋さん、内装工事は内装工事屋さんなど、それぞれの企業が専門性をもって経営しているケースが一般的でした。
ですが、最近ではハウスメーカーも工務店も、リフォーム市場に参入してきています。そして、昨今はホームセンターや家電量販店など、皆さんにも馴染みのある企業がリフォーム業界に参入してきております。
リフォーム市場の拡大に伴って、「暮らし」に根付いた企業がどんどんサイドビジネスとしてリフォーム事業を行うのが、近年のトレンドとなっております。
3.参入障壁の低さとそれに伴う業界構造への影響
市場が伸び、参入企業が増えると良いこともたくさんありますが、一方でその弊害もあります。
それは何かというと「参入障壁の低さ」です。
特に住宅のリフォーム工事などは施工単価500万円以上以下で資格の必要性が変わります。500万を下回る工事は特別な資格が必要ありません。なので、新規参入がしやすい反面、各企業の施工品質が担保されなかったり、価格競争が激化し量の拡大と収益性の確保が両立できない状況となっている地域もあります。
4.元請け下請け構造による弊害
参入障壁が低いため、自営業で小規模で経営をしている企業様が多く、故に資金力や人材リソースに余裕がない企業、売上が安定しない企業もいらっしゃいます。こういった企業は他企業に仕事をもらう≒下請け企業として存在するケースが多いです。
リフォーム業界では元請けと下請けの多重構造が一般的になっています。
この構造は間接feeが増加するため、最終下請けに近づくほど薄利になります。
また人件費や資材費は高騰しており、企業の利益率を圧迫しています。
参入はしやすい業界ですが、安定して事業を継続するのは簡単なことではないのもまた事実です。
5.まとめ
リフォーム業界自体は世の中の様々な影響を受けて市場規模が拡大している成長市場ですが、一方でリフォーム会社側は様々な問題を抱えているのも事実です。市場は確実に大きくなることが見込まれるので、リフォーム会社側の成長が急務になっています。だからこそ、現在課題を抱えているリフォーム会社を救う救世主のような存在が必要であり、私たちはリフォーム業界の救世主になるべく、日々精進しております。