第六感
ブルーアイズアルティメトドラゴン
劇場版→→→https://www.youtube.com/watch?v=v-r2iGUwO8E
縁側に一人。たいちゃんが何かを見つめている。
そこにはなにもない。
しかし、たいちゃんには何かが見えているようだ。
たいちゃん「、、、感じる」
~第六感~
たいちゃんが何かを見つめ続けている。
そこへハルがお茶をもってやってきた。
ハル 「たいちゃんお茶入れたよ〜」
ハルがお茶をたいちゃんの横に置いた。
ハル 「、、、なにみてるの?」
たいちゃん「何か感じるんだよ」
突然たいちゃんが明後日の方向を見た。
たいちゃん「うわ!」
ハル 「なに?!!!」
たいちゃん「あそこに何かいる!!」
ハル 「えぇぇ?!!」
たいちゃんが指さす方向を見つめるハル。
たいちゃん「うわ!!?!」
ハル 「え!??」
また何かが移動したようだ。
たいちゃん「うわぁぁ!!!!!」
またも別の方角を見て驚くたいちゃん。
ハル 「なに!?もう怖いんだけど!!!」
たいちゃん「俺だって怖いよ!!!!」
恐怖により下を向くたいちゃんであった。
ハル 「神主さん呼んでくるわね!」
神主とは。この家の主である。たいちゃんとハルとバハマは縁あって、ここの神主の家に無料で泊まらせてもらっているのである。
謎多き男だ。
その刹那。まるでハルが呼びに行くのを知っていたかのように
神主が縁側に現れた。
ハル 「うわぁぁあ!!!」
顔を上げたたいちゃんと神主の目が合った。
たいちゃん「神主さん、俺今日なんか変だよ!助けてくれぇ!!」
、、、え?」
たいちゃんが神主の頭上辺りを見て、後退りした。
神主 「、、、見えますか?」
たいちゃんはまだ唖然としていた。
たいちゃん「、、、あなた、、、何者ですか?」
神主 「私は、キングオブシャーマンです」
キングオブシャーマンとは、その名の通り
霊媒師の王である。
ハル 「えぇ!あの全知全能の霊能力者ですか?!」
神主 「はい」
たいちゃん「なるほどね」
ハル 「たいちゃんなんでそんな冷静なのよ?!神主さんが世界最強の
人だったのよ?!!」
水本 「そりゃそうだよ、だってヤマタノオロチ連れてんだぜ」
ハル 「ええええ!守護霊がヤマタノオロチなの?!」
たいちゃんには見えていた。うすぼんやりだが、確かに、神主さんの後ろにとてつもなく大きく、頭が8つのドラゴンが。
神主 「いえ、ブルーアイズアルティメットドラゴンです」
たいちゃんハル「ブルーアイズアルティメットドラゴン?!!!!!!!」
ヤマタノオロチのはるか上をゆく神主であった。
たいちゃん「嘘だ嘘だ!だって、、頭の数が、1.2.3.4.5.6.7.8...9..
あれ?8つじゃなかったわ」
ハル 「でも変よ!ブルーアイズアルティメットドラゴンは
頭が三つだもん!!!」
神主 「三体」
たいちゃんハル「三体?!!!!!!!!!」
かわいらしく指を3本立てる神主。
神主 「私のことはいいです、何かありましたか?」
たいちゃん「何かあったっけ?」
ブルーアイズアルティメットドラゴンを3体連れて歩く神主
のインパクトにより、結構な悩みを忘れていたたいちゃん。
ハル 「なんかみえるんでしょ?!」
たいちゃん「そうだ!何か見えるんです!」
神主 「気になりますか?」
コクコクと首を縦に振るたいちゃん。
神主 「そろそろ来ますね」
その時、神主がたいちゃんの顔に手をかざした。たいちゃんとハルは、一体何が来るのか、考えていた。
バハマ 「たぁ〜だいま!!!」
バハマが帰ってきた。神主はバハマのことを言っていたのだ。
すると神主がたいちゃんの顔から手を離した。
なぜかたいちゃんは気絶し、バハマの方へ倒れた。
崩れ落ちるたいちゃんをなんとか支えるバハマ。
神主 「ベットに連れて行きなさい」
バハマ 「えええ?!」
状況が呑み込めないバハマだったが、とりあえず
たいちゃんを抱えて縁側から去っていった。
神主 「目覚めた頃には見えなくなってますよ。例外もあるでしょうが」
ハル 「ありがとうございます。」
神主 「、、、あなたはなぜ見えないふりを?」
ハル 「やめてくださいよぉ!怖いじゃないですかぁ!!」
神主 「はは!失礼しました。では」
神主が静かに縁側から立ち去って行った。
縁側にはハル一人。
一人残されたハルはじっと【何か】一点を睨んでいた。
END
劇場版→→→https://www.youtube.com/watch?v=XkTOhh3h5CI