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面倒臭い人と関わる時の上手いやり方(若手の医療従事者向けの記事)

お世話になっております、伊藤零一(言語聴覚士)です。
お久しぶりの記事になりますが、どんどんぶち込んでいきます。
少し愚痴のような…荒れた記事になることをお許し下さい。


面倒臭い人と付き合う時ってどうしてますか?

答え:人の立場によります(最低な考え方)
目上の人・先輩、同期、後輩、他職種…。それぞれの付き合い方ってあります。絶対にあります。一人で働ける医療人はいない…!!と思います。
もしも「俺・私は一人で働いているし何でも出来ている」なんて思っている人が居たら、その人は必ず誰かに支えられ、誰かに迷惑をかけ、誰かが尻拭いをしています。そして、自分も誰かを支えて、誰かに迷惑をかけられて陰でイライラし、誰かの尻拭いをしている事でしょう。一人で出来る事というのは、そんなに無いのが医療人だと私は考えます。

…ごちゃごちゃ言ってしまいました(;^ω^)
閑話休題。。。

人は色々。

医療人の中には、面倒臭い人って必ずいます。
絶対います。
大抵の医者は面倒臭い人が多いです(個人的な意見ですが)。
看護師さんも人によっては癖がありますし、何より自我が強いです。
リハビリテーションの人間はきびきび系からぽやっと系、じめじめ系にハイテンション系と様々な人間がおり、ケアさん(介護士さん)は基本的に疲労困憊しています。

私も、中身は障がい者系・言語聴覚士です。
後輩に、自分が面倒臭いと思う仕事を「やっといて」と押し付けて…自分は自分の出来る仕事をするという迷惑系です。
後輩は良くついて来てくれるなぁ、と思っています(土下座・感謝)。

…と、色々言いましたが私を含めて色々な人間(性格)が居ます。
その中に面倒な人間は必ずと言って良い程います。
ほぼ、居ます。
絶対、居ます。
そんな面倒な人との付き合い方を伝授していこうと思います。

目上の人(ドクター)や看護師さんが面倒な場合、自分の立場が悪くならない方法を考えて行動する。

面倒な人の中で、特に面倒臭い人というのは
自分が悪い事をしているのに、それを平気で人のせいにする(すり替えてくる)ので注意が必要です。
例えば私の場合。
「STの○○がこのように言っていたのでこうしたー」とカルテに書かれていることがあります。
言ってないのに。

言ってないのに(歪曲して伝わったのかもしれないが)。

本当に、看護師さんやドクターに偏屈な人が居ると面倒くさい!!(個人の感想です)

勿論、そうやって書いてあったとしても最終判断はドクターなので私のせいになるって事は無いと思いますが…。言い回しには注意が必要だなと感じました。

蛇足と言う名の愚痴(でも自分が一番言いたい事)

また、最近後輩も経験した事なのですが…。
言語聴覚士は結構食事に対して意見を言う機会が多く、その意見が通る事が多くあるのですが、責任を強く感じる瞬間でもあります。ですので、一生懸命考えます。自分の意見が通る=そこには強い責任がある、そう思ってドクターに伝えるのですが…。

ST「安全を考えて栄養価の高いゼリー食が良いと思います」
ドクター「それじゃあ退院出来ないよ?その先はどうするの?」
えぇ…とSTは困惑します。…この時、STは現在の嚥下機能と安全面を考えています。一方ドクターは退院先が出来る食事しか考えておらず、STから退院が出来る条件の食事形態を言われると思っていたのかどうか。ドクターの考えは全て分かりませんが、
今の状態を見て意見を出しているSTと、退院するための条件の食事で行こうとするドクター。
完全に意見が分かれます。その後、ドクターは「本人はこれが食べたいと言っている。」とか、「ゼリー食は嫌いだと言っている」とか。何とかして自分の意見をこちらに言って条件が適う食形態でと言わせようとしてきます(中には強制的に言わせようとしてくるドクターもいます)。
ドクターというものは現状を伝えてまずはここから行きましょうと言っても、もはや退院の事しか考えていない(本当に患者様の事診て言って下さってますか?)と思いたくなるような言動でこちらの評価や意見を曲げようとして来たり、半ば自分が思っている意見を強要(言い過ぎ?)してくる場合もあります。
こちらは安全面を考えて言っているのに…。だったらSTの処方箋出してくるなよ!!!(心の声)と思う事が多々あります。
自分の意見でやりたいならやりゃ良いじゃんと、思ったことありませんか?私だけなのかな~。と、本気で悩んでいます(;'∀')

面倒臭い人の対処法

話が逸れてすみませんでした。愚痴らずにはいられなくて…。
面倒臭い人の対処法なのですが、言語聴覚士歴14年程度の私の意見で恐縮ですが、一番使えると思った言葉は「先生(看護師さん)がそう思われるなら、それが良いのではないかと思いますが、私はこう考えています。」と、はっきり自分の意見をしっかり言う事、そして(ここが大事)先生(看護師)に伝えた事は必ず記録に書き、会話の内容も抜粋程度で良いと思いますので記載することが重要になります。
患者様の命を守る、安全を守る、リハビリをしてよくなって貰う…。これがリハビリテーションをする上での大前提だと思います。だから、「安全面を考えてこの食事が良いと思う~」と伝えるわけです。それをドクター(看護師)が難色を示すのであれば、詳細をカルテに記載し…特に自分の考えや結論を必ず書くことが大事になります。絶対に書きましょう。絶対だよ?
ただし、「私はこう考えていたけどドクターがこう言っていたので仕方なくその食形態にしました。」はNGでして。
「私は評価の結果から安全面を考慮し、この食事が良いと判断しました。」と自分の意見をしっかり書く事がポイントになります。

あとは情報の共有です(これも大事)。先輩や主任等にもやり取りに関しては報告しましょう。看護師さんやドクターの窓口になってくれている人に報告することで、もしも問題が起きた時に先輩や主任達が対処しやすくなります。自分の中だけに留めておくのは危険です。特に、なんでやねん!と突っ込みたくなるような無理難題を言われた時は必ず先輩や主任に報告しましょう。

絶対に報告!!知らないと対処出来ませんからね。
意見は言う、そして記録に残す、最後に情報を共有して「自分を守る」。
自分を守って仕事して下さいね。責任の押し付け合いなんて、ダサい事極まりないので_(._.)_

他にも面倒臭い人はいるが…。基本は要点だけ聞いてそれに答えれば大丈夫。うざ絡みされたらきっぱり面倒ですと言う。

目上の人に「面倒です」とは言えませんからね。かと言って後輩にも「面倒です」とは言えないし幸いなことに私は周囲の方に恵まれていて良い後輩しか居ないので面倒だなんて思ってはいないのですが。

いつも有難う(一礼)

それでも、周囲から小言を言われたり悪口を言われたりする可能性はあります。その時は相手の発言の中から「こいつ何が言いたいんだ…?」と考えるようにすると良いと思います。
中傷的なのは無視して大丈夫です。
時々ですが、不満の中にはこちらに対する意見が混じっている可能性もありますからね。
それだけ聞けば良いです。
他は捨ててOK。
一緒に仕事をしているだけの関係性ですから…職場でイキっているだけの可哀想な人だと思えば良いと思います。

一番大事なのは、自分がされたくないなと思うことを相手にしない事。平気で自分がされたくない事をしてくる人が居たのなら、その人とは距離を置くべきだと思います。それが例え先輩だとしてもドクターだとしても、です。じゃないとやってられませんからね。

後輩たちへ(語ってます)

自分はST歴14年程度あるので説得力があるらしいのですが、正直言っている事は昔からあまり変わっていません。
結局経験と年齢とを見られて尊敬されているだけで、若手の方がまともな事を言っている事が多いです。若手だからってだけで小ばかにしてくる人もいるみたいですが、そういう人とは関わらない。それが一番です。
仕事上で関わらないといけないなら、自分のしなければならない事をし、評価・報告し、ぐちぐち言って来たら私の意見はこうです、後の判断はお任せしますと投げるしかありません。
結果、患者様を守れない事があるかもしれません。「やっぱり私の意見が正しかったんだ」と思うことがあるかもしれませんし、「あの時もっと強く言ったらよかったんだ…」と嘆く事があるかもしれません。が、ドクターが決めた事を責めてはいけないんです。
だったら我々がSTではなくドクターになるしかない(私には無理だった)。
我々はドクターから指示を受けてリハビリ・評価・報告をする立場だから、責任はドクターにあるわけです。ドクターが判断して決断した事には実行するしかないんですよね。
ドクターは嫌味を言ってくることもあるが、言わせておけば良いです。我々は我々に出来る事をする。むしろそれしか出来ないから…(-_-;)
責任転嫁をしてくるドクターもいるので、困りものだけど(;'∀')その時は報告して欲しい( `・∀・´)ノヨロシク

最後に

面倒くさい人は必ず、どこに行っても、居ます(確信)。
そんな中でどうやって切り抜けていくのか?ドクター難癖付けられたらどうすれば良いのか?と思ったら次の事をやってみて下さい。

・自分の記録をしっかり書く
・先輩・上司に報告
・周囲にも報告(仲間を増やす意味で)

理不尽な事が多く出てきます。その時は一人で悩まずに相談して欲しいと思います。この記事は後輩のために書いたような感じになりましたが、後輩を持つ人達は同じように考えているんじゃないかなと思います…多分ですが。
何はともあれ、患者様のためになるリハビリテーションを実施し、最適な提案をしてくことが我々の出来る事だと思いますので、日々精進していきましょう。

今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<m(__)m>

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