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目からビーム!175 NO MORE深圳 REMEMBER通州

 中国広東州深圳市で起きた邦人児童惨殺事件に、日本人の多くが怒りとともに戦慄を覚えたはずだ。無抵抗な10歳の少年の腹に狩猟用ナイフを突き刺し腸(はらわた)をえぐるという残虐性、しかも母親の目の前で、である。これは決して「偶発的な事件」でも「どこの国でも起きうる事件」ではない。ましてや、通り魔や異常者による事件でもなく、明らかに殺意をもって日本人子弟を標的にした計画的犯罪である。
 王毅外相は「日本は冷静に理性的に対処するべきだ」と上から目線で言ってのけたが、この男のツラの皮は、もはや皮でなく甲羅と呼ぶべきかもしれない。
 惨殺事件の背景に中国共産党が長年にわたって行ってきた反日教育、反日煽動があったことは明白だ。その証拠に、中国のSNSには犯人を英雄視し、なおも日本に対する憎悪を露わにした書き込みが殺到しているという。四川省のある地方政府幹部は「我々の規律は日本人を殺すことだ」と書き込んだと香港メディアが伝えている。公人が堂々とジェノサイドを宣言する国、それが中華人民共和国なのである。
 今回の事件で真っ先に脳裏に浮かんだのは、昭和12年7月の通州大虐殺事件である。北京市郊外の通州市の日本人居留地を、本来これを保護するはずの保安隊が襲撃、2百余人を虐殺したのだ。その殺し方も、生きたまま皮を剥ぐ、性器を切り取る、妊婦の腹を裂いて胎児を踏み潰すなど、およそ人の血が通った者には想像すらできぬむごいものだったのである。漢民族伝統の嗜虐性、猟奇性などと書くと、人種的偏見だとお叱りを受けるかもしれないが、残念ながらそれは『三国志』や『史記』といった古典が証明している。日本憎悪に狂う今の中国は、第二の通州事件がいつ起こってもおかしくない状況にあるのだ。
 通州事件を検証するとさまざまなこともわかってくる。いわゆる南京大虐殺なるものの日本軍の残虐行為は、通州事件の引き写しに過ぎない。また、通州の犠牲者の2百人の半数の百人は当時日本人だった朝鮮人である。関東大震災朝鮮人虐殺6千人という、およそ非科学的数字を信奉する左翼が、なぜ通州における朝鮮人虐殺に無関心なのか不思議だ。
 事件を受けて上川陽子外相は、今年度の外務省予算から4300万円を拠出し、中国国内の日本人学校の警備態勢の強化に充てると発表した。バカか。日本の税金を使って中国の警備会社を潤わせるだけだ。その警備員が日本人児童に牙を向く可能性もゼロではない。先にもいったように、通州の良民を襲ったのは、彼らを守るべき保安隊だったではないか。


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但馬オサム
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