【辞めチュア】アクセンチュア時代の年収大公開
「アクセンチュア」という企業名を聞いたことがあるでしょうか?IT業界では非常に有名な総合コンサルティングファームであり、業界人なら誰もが知っている名前です。
(ちなみに、実は私が茨城で就職活動をしていた当時はその存在すら知りませんでしたw茨城ではコンサルティングファームという言葉すら馴染みがなく、ましてや外資系のコンサルティングファームなんて想像もつかない世界でした。)
アクセンチュアは、ITに特化したサービスを展開する一方で、戦略・業務・デジタルなど、さまざまな分野のコンサルティングを提供する総合コンサルティングファームです。外資系の大手コンサルティングファームには、デロイトやPwCといった競合が存在しますが、アクセンチュアは特にIT分野での強みを持ち、システム開発の上流から下流までを一貫して手がけることができます。これが他のファームにはない、アクセンチュアの独自の特徴です。また、規模の大きさや豊富なリソースを活かし、巨大プロジェクトを円滑に進める力があることもアクセンチュアの魅力の一つです。
アクセンチュアでの年収の実態
多くの人が、外資系コンサルティングファームに対して「高収入」というイメージを持っています。外資であること、そしてコンサルタントという職業そのものが高収入の象徴のように語られることも多いため、アクセンチュアでの実際の年収に対する興味を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回、私の実体験をもとにアクセンチュア時代の年収を公開したいと思います。
まず、私がアクセンチュアで得ていた基本給は500万円でした。この金額を聞くと「思ったより普通だな」と感じるかもしれません。確かに、日本の平均年収よりは高いですが、外資系コンサルタントとしては、そこまで高額な印象はないでしょう。ただし、基本給だけではなく、さまざまな手当やボーナスが加わることで、総収入はもう少し上がります。
ボーナスや家賃補助
アクセンチュアでは、年に一度、基本給の5%から20%程度のボーナスが支給されます。ボーナスの支給額は業績や個人評価に依存し、支給月は12月です。これに加えて、月額3万円の家賃補助があり、年間で約36万円の追加収入になります。これらを含めると、年収は約600万円に達します。
また、アクセンチュアが外資系企業として特異な点の一つに、「残業代」があります。通常、外資系企業では管理職でなくとも残業代が支給されることは稀ですが、アクセンチュアでは、コンサルタントまでの職位(通称キャリアレベル、コンサルタントは8まで)に限っては残業代が支払われます。私の場合は具体的に、月20時間程度の残業を行った場合、年収は650万〜700万円になります。私の場合は前職の日立よりも10%くらいは上がる計算でした。
大体この水準は日本のSIerの平均年収を超えてくるので、アクセンチュアは国産のSEの人気転職先TOPなのですw
福利厚生の充実ぶり
アクセンチュアの福利厚生は、他の外資系企業と比べても非常に充実しています。特に、家賃補助が支給される点は、外資系企業では珍しい待遇です。さらに、私が在籍していた期間はコロナ禍であったため、通勤にタクシーが認められ、申請すれば通勤費用としてタクシー代が支給されましたwただの平社員なのにタクシー通勤が許されるなんて😭当時は感動しました。
ただし、タクシー利用には上限が設定されており、チームや部署ごとに異なる条件がありました。
また、コロナ禍においては「コロナ手当」として一度10万円が支給されたこともありました。これは、アクセンチュアのグローバルCEOからの感謝の意を示すもので、全社員に一斉配信されたメールで「いつもお疲れ様です」と温かいメッセージが添えられていました。控えめに言って神😭
さらに、アクセンチュアの社員はアメックスのコーポレートカードを契約することができ、プライオリティパスも付帯されています。これにより、出張時などに空港ラウンジが利用でき、出張や旅行が多いコンサルタントにとっては非常に便利な特典となりますw
昇給とプロモーションの実態
アクセンチュアでの昇給は、基本的にプロモーションにより実現されます。プロモーションは年に一度、12月に行われ、成功すれば年収が大幅に上昇します。私の場合、アクセンチュアに入社した最初の年に、コンサルタントからシニアコンサルタントに昇進することができました。この昇進により、基本給は500万円から610万円に増加し、年収が約20%上昇しました。この昇給率は、日系企業ではなかなか見られないレベルであり、アクセンチュアの魅力の一つと言えるでしょう。
さらに、アクセンチュアではマネージャー以上の役職に就くと年収がさらに跳ね上がります。コンサルタントからマネージャーに昇進すると、基本給はおおよそ800万円〜1,000万円に達し、ボーナスを含めると1,200万円を超えることもあります。こうした昇進の機会が豊富であることが、アクセンチュアが高収入の象徴として語られる理由の一つです。
アクセンチュアの年収に対する一考
今回公開した年収は、あくまで私個人のケースに過ぎません。実際には、部署や役職、前職のキャリアによって年収は大きく異なります。また、アクセンチュアでの年収は成果に応じて大きく変動するため、一概に全員が同様の収入を得られるわけではありません。
しかし、アクセンチュアでの年収の内訳や昇進の仕組みについて知っていただくことで、ITコンサルタントとしてのキャリアを考える上での一つの参考になるでしょう。アクセンチュアの高収入は昇進や手当、福利厚生といったさまざまな要素が重なって実現されています。
まとめ
アクセンチュアでの年収に関する詳細な情報をお伝えしましたが、今回の内容が、コンサルティング業界や外資系企業への転職を考えている方々にとって、少しでも役立つ情報になれば嬉しいです。そして、コンサルタントとして働く上で大切なのは、高収入の実現だけでなく、自身のスキルや経験をどのように積み上げていくかです。アクセンチュアで得た経験を活かし、次のキャリアに向けて成長し続けることを目指していきましょう。