深く潜るのさ・・・高く飛ぶために・・・
楽しいことばかりだったらいいのに。
辛いことが続くと、ついそんなことばかり考えてしまいます。
人生の話?
生活の話?
仕事の話?
違います。サッカーの話です。
スポーツ(私の場合はサッカー観戦ですが)を見ていると、必ず勝ち負けがついてくるので、結果次第で見た後の気分が全然違います。真剣に応援すればするほど、勝利の喜びも負ける悔しさも強まります。
ちょっと前には「勝つか負けるかわからないサッカーを90分も見続けるのはタイムパフォーマンスが悪い」という考え方があるのだと知りました。
まあ、確かに、その気持ちもわからないではない。
おそらく、スポーツ以外のエンタメは、参加すればほぼ楽しい時間が約束されているものばかりです。エンタメですからそれが正しいのだと思います。ライブとかフェスとか映画とか、見てるだけで十分楽しいですから。
サッカー観戦は負けが続くと最悪です。
しかもそれが3時間かけて行って雨に打たれながら応援して、それでも0−4で負けるなんてなったら、それは最悪ですよ。これ実際に体験した話です。
でも、それでもサッカーを見る、チームを応援し続ける理由は、勝つ瞬間の興奮や感動が、その苦しみを上回るからです。
負ければ負けるほど、勝った時の喜びは大きくなります。もちろん勝って勝って勝ちまくるのが一番良いのですが、そううまくはいきませんからね。
でも、これってサッカーだけでなくて、普段の生活だって同じだと思うのです。
毎日の生活は基本何も起きないし、退屈だし、なんなら辛いことは定期的にやってきます。
でも、そんな毎日を過ごす中でちょっとした変化や成長を感じられるとすごく嬉しくて、また頑張るかとか思っちゃうんです。
学校で働いてた時も、年に数回ある子どもの成長を感じられる瞬間がすごくいい時間だったんだよな。
今回のタイトルはMONKEY MAJIKの虹色の魚からもらってきました。
辛い時は、深く潜っている時。
最高の瞬間を味わうために、今は深く潜っているのです。
苦しみを耐えた先に、最高の瞬間が待っています。
ということを、深夜に行われたFA杯準々決勝、マンチェスターユナイテッド対リヴァプールの試合を見ていて感じたというお話でした!