カンパチが厳しい立場

 スシローのカンパチが120円で2貫だったのがお値段はそのまま1貫になってしまった。

 物価高騰が爆進している最近にも関わらずまあまあな安値で寿司が食えるのはありがたい。寿司がそもそもは庶民の弁当的な食い物であり由緒もクソもないものであったという起源を無視すれば非常にありがたい。しかしながら成熟しきった食文化により食材の価格帯にはそれぞれ何となくイメージがこびり付いている為、特に僕はカンパチが1貫しか皿に乗っていないことを受け入れるのに時間を要するのだ。

 カンパチと言えば刺身にしてもなんとなくテキトーにとりあえず頼んどくかのノリでいけるものだったのに、、、誰でも食えるうまい魚みたいなポジションだったのに、、、お前大きくなっちまったな、、、そんな寂しさを感じる。その上で、個人的には「じゃあ別にいいや」となる程度の魚ですらある。じゃあ鯛とかヒラメ食いたいなとなる。何ならマグロ。

 サンマの漁獲量が減って高騰したときは心底ガッカリしたが納得はいった。味的には多少高くても納得のいくレベルだった。だがしかしカンパチ。かなり厳しい立場に置かれているのではないだろうか。

 そもそも現在カンパチの漁獲量は減っているのだろうか。物価上昇の影響を全体的に受けているのであれば全てのメニューがそのまま影響を受けても良いようにも感じる。と、まあ理由はなんでも良いが晩飯にふらっと回転寿司を食いに行ってカンパチをとりあえず誤魔化すように食う無駄を省けるのだと謎にポジティブに捉えることが僕はできる。

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