2022年11月の気になる不動産・テックニュース3選
11月に入り、徐々に寒さも本格的に。師走がすぐそこに見えてきましたね。
2023年の繁忙期を視野に入れて、対策を始めた方もいるのではないでしょうか?
月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。不動産分野・テック分野に関連するニュースを取り上げています。
早速、2022年11月の要チェックニュースをご紹介していきます!
1.「インボイス制度」工務店経営への影響と対策
2023年10月からスタートされる予定の「インボイス制度」。
売り手はインボイス=「適格請求書」を発行して、買い手はそれを保管し、仕入控除を受けるのに利用します。
この「インボイス制度」、さまざまな業界に影響を及ぼすため定期的に話題になっていますが、不動産事業者や工務店の業務上も影響があることをご存知でしょうか?
主に影響が及ぶのが、今までは「下請け」や「業務委託」で契約を結んでいた職人や協力業者(≒小規模事業者)との取引時。
今まで取引をしていた職人・業者が「適格請求書発行事業者」になっていなければ、発注を出した工務店側が仕入れ控除を受けられない、つまり損をしてしまうようになったということです。
しかし、小規模な受注をしている職人や業者からは「消費税分を抜いたら稼ぎが減るのでは…?」という不安の声も聞かれます。
このインボイス制度に、工務店・住宅業界がどう対策をするのか?
1年後の制度施行の前に、ぜひ勉強しておいた方が良いトピックだと思います!!
2.バーチャルホームステージングの利用に注意
近年、VRや画像上でCG家具を手軽に配置できるとして、人気を博しているバーチャルホームステージング。
そんなバーチャルホームステージングを利用する際の、注意点を書いた記事を紹介します。
スペースリーでも、事業者様やお客様ご自身でVRのお部屋に手軽にCG家具を配置できる「AI空間設計」などを提供しています。
ただ、CG家具はあくまで仮想家具。実際にそのお部屋に入れる経路のことを考えなければいけません。
上記引用の通り、お部屋に「CG上では入れることができる」家具だったとしても、「実際の搬入経路的には入らない」可能性もあるということですね。
確かに、一枚画像上にバーチャルホームステージングを施す場合は、そういったことも考慮する必要があります。
そこで、スペースリーからは下記の3ステップを提案します!
① お部屋や玄関、エントランスをVRで撮影
② AIサイズ推定で搬入経路を計測
③ 搬入可能な家具かどうかを確認してAI空間設計でCG家具を配置
優良誤認を起こさせないように、しっかりサイズ確認をしてからバーチャルホームステージングを施すことで、安心なお部屋の空室対策をしていきましょう!
3.買い手がつかない空き家も「100均」で…100円で実家を売却、買い手はカフェ開業計画
最後は、社会的課題にもなっている「空き家問題」について、ユニークな対策をおこなっている長野県中野市の取り組みの記事です。
自治体主催の空き家バンクは、空き家飽和社会となりつつある現在では常識となっていますね。
今回の長野県中野市の事例では、空き家マッチングサイト「空き家ゲートウェイ」を通して、買取者とマッチした方のお話が掲載されています。
老朽化や道路状況などが理由で空き家バンクで扱えない物件でも、買取者と直接マッチングできるとのことです。
今回の買取金額は「100円」だったとのことですが、取壊し費用がかかってしまうよりかは活用してもらえた方が、と考える空き家主様の方も多いのではないでしょうか?
空き家の持ち主、買取主の双方にメリットになる取り組みですね。
今後は空き家問題も加速していくことが考えられます。
こうしたマッチングシステムや、VR内覧による遠隔地からの買取促進など、空き家対策DXも進んでいくでしょう。
スペースリーも、全国の空き家解消に少しでも貢献できるよう、自治体からのお問合せを鋭意受付中です!
以上、スペースリーがピックアップした「2022年11月の気になる不動産・テックニュース」でした!
気になる情報や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!