2022年11月の気になるVR・テックニュース3選
展示会シーズンの11月になリました! 師走も意識されてくるこの時期、忘年会や年末調整を含め、2022年の総括準備を始める方も多いのではないでしょうか?
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。VR・テック分野に関連するニュースを取り上げています。
早速、2022年11月の要チェックニュースをご紹介していきます!
1.Metaが新VR/AR両対応ヘッドセット「Meta Quest Pro」発表。企業・ビジネス向けで価格は約22万円から、10月26日発売
まずはビジネスVRでの大ニュース。
Meta社の大人気ヘッドマウントディスプレイ(HMD)・Questシリーズにビジネス向けが発売されました!!
価格は発売時点で、22万6,800円(米価格1,500ドル)からとのこと。
チップセットはカスタムチップ「Snapdragon XR2+」を搭載、アイトラッキング機能やフェイストラッキング機能も搭載というハイエンドぶり。
基本的に、法人単位やビジネスシーンでの使用を想定されているそうです。
本格的に工場のデジタルツインを構築したり、製品の3Dモデルを自社で保持して開発メタバース環境を構築する、などの未来的な活用法も期待されるのではないでしょうか?
また、一部では一般向けHMDの最普及モデル・Meta Questの最新機種も2023年に発売されるのではないか?というニュースが出ています。
メタバース業界の注目度の上昇とともに、発展に欠かせないインフラとして注目を浴びるHMD。
これからどんな機種が出てくるのか、どれだけ機能向上がなされるのか、熱い視線が注がれています。
2.明電グループとバーチャルキャスト、「メタバース安全伝承館」を共同開発 バーチャルで過去の労働災害を後世に伝える
明電グループとドワンゴのグループ会社であるバーチャルキャストは、共同で「メタバース安全伝承館」を開発したと発表しました。
重電メーカーである明電グループは2020年、社員の安全意識の向上を目的として、沼津事業所内に「安全伝承館」を開設しました。
そして今回、バーチャルキャストとインフィニットループと共同して、安全伝承館をメタバース空間上に作り上げたということです。
コロナ禍を経て、少しずつ来場者や受講者の減っていた安全伝承館をメタバース上に移すことで、VRヘッドセットさえあれば誰でも安全伝承館へ訪れることができるようになりました。
これも、ある意味ではデジタルツインのビジネス活用とも言えますね。そして、メタバースのビジネス活用のモデルケースでもあるかもしれません!
今後もこのようなVR活用事例には注目していきたいと思います。
3.難解トリセツはもう要らない 自動車整備、VRで激変へ
日経新聞のローカルビジネスサテライトより、自動車整備のARマニュアルについての動画ニュースです。
以前より自動車製造業界・整備業界ではVR・ARとの相性の良さが取り沙汰されてきましたが、こちらは自動車関連会社向けマニュアルを作るシイエム・シイのARマニュアルについて、動画で説明されています。
ARもVRも、使用するメリットとして「視覚的にわかりやすい」がよく挙げられます。
スペースリーの研修VRも、まさに「作業工程を視覚的にわかりやすくする」という目的で導入される企業様も多数いらっしゃいます。
また、AR・VRなどの導入によるDXで、人手不足に陥りがちな現場作業の効率化目的による導入も、近年では特に加速しているのではないでしょうか。
これからの自動車業界や製造業界におけるDXツールの進化は、ぜひ継続して追いかけていきたいトピックですね。
以上、スペースリーがピックアップした「2022年11月の気になるVR・テックニュース」でした!
気になる情報や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!