声ぢからの男たち。 (海外編)
洋楽育ちの私は、
拙い英語力の故か
Vocal を楽器のひとつとして
捉えることができた。
楽器としての声の
引き込み力のある音に出会うと
平常心ではいられない。
私の心を捉えて離さなかった
「声ぢからの男たち」をご紹介したい。
1. Steve Marriott ( The Small Faces )
この youtubeのPVが、私とSteve Marriott との最初の出会い。
心臓を撃ち抜かれた。
Paul Weller が心酔し、追っかけたモッズの教祖。
かの Robert Plant がひれ伏し、我を忘れて心酔するあまり、つい
唱法をまんま 、いただいてしまったという ( ! )
ソウルフルなシャウトがギュンギュンくる。
彼はアイドル扱いに嫌気がさし、独自の道に邁進するも、
タバコの不始末で44歳で逝ってしまった。
このフリルのブラウス(白がいい)を、ずっと探している。
The Small Faces としての大代表曲。
「アイドル」枠から大きくはみ出た存在に対するリアクションを
MC男性 の「OOh!! That's the groove really it's the groovy song from the small faces….!! ha-ha !!! 」から察する。
(うちのめされた彼)
Paul Weller が髪型、スタイリングをコピペしてはしゃいだ気持ち、
とってもわかる!!
2. Gary Stringer ( REEF )
Gary Stringer の野太いブルージーな声と、骨太なロックンロール魂。
90s 後半全盛だった腰の砕けたブリットロックをよそに、(日本では「渋谷系」が台頭)
UKで異彩を放っていた彼らに、私は完全にノックアウトされてしまった!
3. Rick Witter ( Shed Seven )
愛してやまない Shed Seven はいまだ現役。
良い感じの年の重ね方の Rick Witter の、自由自在に伸びるしなやかな声の瞬発力と引力のあるコブシは、今なお健在。
ライブ行きたい!!
4. Malte Holmberg ( Mazarine Street )
「 Mazarine Street 」 というネーミングは
Jim Morrison が1971年7月バスタブで死んでしまった
パリのアパートがある、通りの名前から ( rue Mazarine 6e Paris )。
この北欧バンドを見つけた時、思わず自分に「Gooood Job !!」 を出した。
ワイルドなガレージ感満載。でもどこかスタイリッシュ。
荒ぶるシャウトに絡み付くブルースハープ。
Malte Holmberg さん 声だけでなく、顔ぢからもあるのね。
5. Jeff Mangum ( Neutral Milk Hotel )
ドキュメンタリー映画、「Other Music」を見た時に
ちらっと出の Jeff Mangum さんに、激しくロックオンされた。
俯いてシャウトし、アコギをかき鳴らす一人の男。
ジャンル分けできないけれど
一度聴いたら忘れられない独特な曲調、
ファンタジックで奇妙な詩の世界。
変わり者で、とても情熱的なロマンティストなのでは。
6. Sananda Maitreya ( Terence Trent D'arby )
彼は世に出るのが一歩早すぎた、、。
彼の目指すポジションをことごとく
後発の宿敵、Lenny Kravitz に奪われ
その上
「ホンモノの天才は、自分のことを天才と言ったりしないぜ!」
なーんて思い切りイヤミ( ! )を喰らい撃沈、、、、。
そんな不遇の時代に決別すべく
TTD→ Sananda Maitreya と改名。
( 夢でのお告げの名前だとか?)
すると、運命が好転したのか、
今はイタリアに移住し、幸せな家庭をもち、
ケンカ早かった性格も(体型も少し)まあるくなって
マイペースで好きな音楽を探求している。
この曲終盤に、JBのサンプリングが!
それにインスパイアされた、トリの1曲をご紹介したい。
7. James Priest ( James Brown vs Judas Priest )
紅組がAlethaなら、白組はこの方でしょう!
ソウルの帝王 JB (James Brown ) × ジャーマンメタルの帝王 JP (Judas Priest ) まさかの共演。
JBのスピリットはメタルだった!!
関西人としてはつい、
こういうオチをつけたくなり;;;
長々と、おつきあいくださりありがとうございます。♫