SONY LinkBuds SRS-LS1 音質比較 カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」
00:00 動画冒頭
00:08 SONY LinkBuds SRS-LS1
01:48 YAMAHA WS-B1A
03:28 SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
05:08 BOSE SoundLink FLEX
06:46 EarFun UBOOM
※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。
◆◆ 課題曲
Carpenters 「Top of the World」 (カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」)
◆◆ 評価
SONYは、ワイヤレスヘッドホンを中心に、"LinkBuds"シリーズを展開しており、
その、Bluetoothスピーカー版が、この「SONY LinkBuds SRS-LS1」
『ソニーのbluetoothスピーカーといえば、"音のこもり"が、最大の特徴』 という、長年の汚名を、
「SONY ULT FIELD1」が払拭しただけに、
こちらのシリーズで、どういう特徴の音を出すのか、かなり気になるところ。
付属品のUSBケーブルが、1mと、長いのと、充電用クレードルが付属するのは、
(30000円ちかい価格を考えると、当然ともいえるが)、ありがたい。
SONY LinkBuds SRS-LS1
全体的に、低音域が厚く、ベース音がよく響く。
ボーカルは、おだやかだが、くっきり聞こえる。
気になるのは、高音で、ややこもるうえに、偏って鳴る印象。
この曲でも、その傾向を感じるが、特に、ピアノソロ曲だと、顕著で、
高音の鳴りっぷりに、好みが分かれそう (下手すると、頭の中で、ずっと?が付きかねない)
スピーカーの形状からして「YAMAHA WS-B1A」を意識した造りだが、
ボーカルの伸びなど特徴を際立たせ、評価の高い「YAMAHA WS-B1A」の後発のわりに、
発売したばかりとはいえ、30000円するスピーカーなのに、
売りとなる特徴が乏しく、無難な音になってしまった印象も。 しばらく、継続審議。
あと、細かい点だが、Bluetoothの接続名が
"SONY LinkBuds Speaker"ではなく、"LinkBuds Speaker"。
そんなにたくさん、bluetoothで、接続する人はいないかもしれないが、
ソニー製品を探すのに、機器の冒頭に"SONY"と入ってないのは、不便。
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YAMAHA WS-B1A
まちがいなく、「SONY LinkBuds SRS-LS1」は、このスピーカーを意識しているはず。
低音が、質感良く響くうえに、ボーカルは、低音域から、高音域まで広く出て、
全体の音質が厚く、音質の良さがきわだつ。
比べてしまうと、やはり、「SONY LinkBuds」の高音の偏りが、わかる。
このスピーカーの弱点は、電源まわりで、
充電が少ない状態で、音楽を流していると、充電が切れた時、何の前触れもなく、接続が切れる。
(どのくらい充電が残っているか、スマホで見ないとわからない)
BOSEのように、bluetooth接続時、充電残量の音声が流れると、便利なのだが…。
あと、スマホのボリュームボタンで、音量を調節すると、
音の増減が、おおまかなので、スピーカー上部のボタンで調節したほうが良い。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
価格帯や形状が違うが、同じソニー製で、迷う人がいるかもしれないので、比較。
全体的に音が高音寄りで、軽めだが、ボーカルがくっきり聞こえるので、不満なく聴ける。
全体的な音の質感は、「SONY LinkBuds」のほうが上ではあるものの、
現時点で、価格差が2倍ちかくあり、
「SONY LinkBuds」は、高音の鳴りっぷりに、やや疑問符が付くので、
ソニー製が好きなら、こちらを選ぶ手も、おおいに有り。
なお、このスピーカーより前の、SONYのbluetoothスピーカーは、
とにかく"音がこもる"ので、オススメできない。
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BOSE SoundLink FLEX
こちらも形状は違うが、価格帯が近いので、ピックアップ。
重厚な低音域の響きは、上の3台と、方向性が違う鳴りっぷり。
そのぶん、ボーカルも厚く、人によっては、若干、丸く、やや重くさえ感じるかもしれないが、
正統派の音質で、声も楽器も、イヤな響きがしないので、
ボリュームを上げるほど、音質まで上がる印象。
軽くBGMで流す用途では、やや、迫力がありすぎる感もあるが、迷ったら、これ。
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EarFun UBOOM
こちらは、価格帯がまるで違うが、形状が似ているので、低価格スピーカーの音質の参考として、抜擢。
比較的、低音は鳴るし、ボーカルも前面で出るが、
音の厚みにつながっておらず、音を人工的に強調している印象。
他のスピーカーとの価格差を知らずに、ブラインドテストで音質を比較しても、
音のチープ感を感じるはず。
ただ、約5倍の価格差がある「SONY LinkBuds」と、それだけの音質の差があるわけでも無く、
"防水"など、強みもあるので、アウトドアなどで使うのであれば、選択肢にはなる。
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【 結論 】
「SONY LinkBuds SRS-LS1」は、
低音(特にベース音)や、ボーカルの聞こえ具合は、良い印象だが、
高音の鳴りっぷりで、曲を選びそうなので、しばらく継続審議。
◆◆ 雑記
たまたまかもしれませんが、
ソニーが、BOSE や JBL と勝負するのではなく
YAMAHAと似たスピーカーを出してきたのが、興味深し。
ただ、その「YAMAHA WS-B1A」、さほど話題になってませんが、
想像の上を行く、かなり良い音質なので、
実は、予想以上に強いライバルかもしれません。
ちなみに「YAMAHA WS-B1A」は、amazonで実売、12000円ちょい。
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ただし、2台でのステレオ再生は不可 なので、要注意。
◆◆ 注意書き
2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意
動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。
「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)
スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。
speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker