Anker Soundcore Motion X600 音質比較  Eric Clapton 「Change The World」

スピーカー音質比較 Anker Soundcore Motion X600

00:00 動画冒頭
00:08 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp OFF
01:46 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
03:24 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp OFF
05:00 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp ON
06:42 JBL FLIP6
08:28 JBL CHARGE5
10:13 BOSE SoundLink FLEX
11:58 BOSE SoundLink Mini II
13:43 Anker SoundCore 2
15:28 Anker SoundCore 3



◆◆ 課題曲

Eric Clapton 「Change The World」 (エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp OFF
全体的に音に厚みがあり。 やや、高音域寄りで、偏った音の傾向だが、
くぐもり気味のエリック・クラプトンのボーカルも通り、付加機能を使わずとも、かなり音質はアップしている。
Ankerは、このスピーカーでは、個々の"音の質感"に、こだわった印象あり。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
冒頭から、ドラムの低音が響き、ボーカルが入ってからは、ベースの低音が、気持ち良く響く。
好みは出そうだが、"BassUp ON"にして、低音の迫力を出したほうが、高音域とのバランスが取れる。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp OFF
たしかに、音が広がって鳴り、残響音の広がりが、ホールで聞いてるようなリアルさ。
クラプトンのボーカルも、相対的に前に、というか、メインで聞こえる。
面白い鳴り方で、これまでの立体(3D)で鳴るスピーカーと比べても、1ランク上で、
ライブの臨場感を味わうには、良いが、
音質、という点では、無理に"空間オーディオ"にしなくても、良さそう。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp ON
ドラムも、ベースも、強くでるようになった。
ただ、多層的?立体的?に音は出るが、音のこもりも目立ち、
ボーカルや、それぞれの楽器の音の質感は、落ちる。
こちらも、積極的に"空間オーディオ"にする必要は、無い印象。
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JBL FLIP6
「Anker Soundcore Motion X600」と比べると、音のスケール感も、低音の響きも落ちるが、
コンパクトにまとまった音質は、聞きやすく、質感はあり。
ただ、クラプトンのくぐもったボーカルは、若干、奥から出てしまう。
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JBL CHARGE5
「FLIP6」より、低音が出るようになり、全体の音の厚みが出て、
バランスの取れた、満足感のある音質。
ドラムやベースの低音の質感は、「Soundcore Motion X600」に、一歩譲るものの、
このくらい鳴ってくれれば、なんの不満も無し。
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BOSE SoundLink FLEX
ここで、このスピーカーを褒める必要も無いのだが、
このスピーカーのサイズで、ドラムの一音一音が、
くっきり明確に、かつ、重厚な質感で、鳴る。
特に、ベース音の厚みたるや、ベース好きには、たまらないはず。
筐体が、2まわり半大きい「Anker Soundcore Motion X600」と、遜色がないほど。
が、筐体が、長財布型で、このスピーカーだけで、立ったまま置けないので、
スピーカースタンドが必要になるのだが、
あまりに低音が響くあまり、スピーカースタンドも共振してしまうほど。
音のクオリティの高さ、という点では、素晴らしいものの、
だったら、単体で、自立するデザインでも良かったのでは…。
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BOSE SoundLink Mini II
高音質のBluetoothスピーカーの代名詞のこのスピーカーも、
2019年発売なので、もう4年前のモデル。
低音の迫力や、音の抜けは、新しいモデルのほうが有利で、
音がこもっては聞こえるが、全体的に、まとまった、落ち着いて聞きやすい音質。
曲のジャンルによっては、こちらに、分があったりも。
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Anker SoundCore 2
音は軽いのだが、ボーカルの聞きやすさ、の一点に絞れば、
今回比較している、スピーカーの中で、もっとも前で聞こえる。
安い価格帯だけに(といっても、今は、円安で、6000円くらいしますが)
割り切る必要はあるが、日常使いや、仕事中に流すなら、
安くて、声が効きやすいのは、確実に長所。 
いまだに、現役モデルで、実売されているのには、それだけの理由あり。
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Anker SoundCore 3
価格差が、3~4倍違う「Anker Soundcore Motion X600」と比べると、
さすがに、全体的に音がこもり、ドラムの低音もポコポコとした音に。
が、ボーカルに特化した音質なので、クラプトンの声は聞きやすく、
さすが、ロングセラーになるだけの長所はある。
円安のせいか、いまや、amazonでも、実売 7000円前後するので、
セールのときを狙ったほうが良さげではあるが、
日常使いで、割り切った聞き方をするなら、悪くなし。
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 【 結論 】

「Anker Soundcore Motion X600」は、やや高音域寄りで、偏った印象はあるが、
20000円前後とは思えない、低音の厚み。

BassUpモードを、ONにして、低音を強調することで、バランスが取れる印象。
 
 
価格差が、かなりあるので、比較するのは酷だが、
「Anker SoundCore 2」「Anker SoundCore 3」から、
音質を、グレードアップしたいなら、買う価値は、充分にあり。

"空間オーディオ"モードは、過去の他のスピーカーにもあった"3D音質"と比べると、
コンサートホールにいるような臨場感は、だいぶ上がったものの、
音の質感が、下がるので、ここに、過剰な期待はしないほうが良さげ。

同価格帯では (今や、かなり安くなってるが)
低音の響きは、音響メーカーの「BOSE SoundLink FLEX」「JBL CHARGE5」「JBL FLIP6」と、肩を並べる出来。
ただ、若干、高音が偏るので、曲によっては、好みで、イコライザ機能で、調整したほうが良さそう。

本体上部に、電源ボタンや、操作ボタンが揃っているのも、便利。

ただ、付属は "USB-C & USB-C ケーブル"のみなので、
従来のUSBタイプの、充電プラグや電源タップしか、手元にない場合、

下記のような、変換プラグや、USB-Cで充電できる電源タップを、別途、準備する必要あり。

USB Type C (メス) to USB 3.0 (オス) 変換アダプタ https://amzn.to/45Ymc3C
USB-C コンセント タップ https://amzn.to/3J7XuEq


◆◆ 雑記

"空間オーディオ"が、どこまで、録音で再現できるか分かりませんが、
いつもの曲で、定点観測から。
 
 
「Anker Soundcore Motion X600」、買おうと思っていたので、
たまに、amazonをチェックしていたつもりだったんですが、
発売日をうろ覚えで、気が付いたときには、かたっぱしから、売り切れ。

(amazonどころか、楽天や、ヤフオク、メルカリ… どこも在庫なし)

なんとか、次のamazonの注文受付で、予約はできたものの、入荷予定日は、2023/07/31。
のんびり待つかぁ、と思っていたら、思いのほか、再入荷が早く、ようやく比較できました。

昨日(2023/06/09)も、数時間ですが、amazonで"在庫有り" → 翌日到着OKだったので、
予約だけしておくか、マメに、チェックすると良いかもしれません。

新製品を早く評価しようと思うと、どうしても、気が急いてしまうので、
こんなペースのほうが、じっくり、のんびりと比較できて、良いかもしれないなぁ…。
 
 
「Anker Soundcore Motion X600」は、メーカーが推している"空間オーディオ"も悪くは無いですが、
シンプルに、低音の響きや迫力、個々の音の響きが良くなっているので、

BOSEや、JBLと良い勝負できそうな、なかなかの意欲作です。




メーカー公式コメント
Anker Soundcore Motion X600
・ 驚くほどの立体感、「空間オーディオ」技術:Anker独自の空間オーディオアルゴリズムと、5つのドライバーにより、空間全体を包み込むような立体音響を実現しました。
・ ハイレゾ音源再生にまで対応:LDACコーデックを搭載し、通常のSBCコーデックと比較し、最大約3倍の情報量を送信することが可能なため、ワイヤレス接続でも原音に近いクリアな音楽を再現。
・ こだわりを尽くした、洗練されたデザイン:高級感を演出する、3Dメタルメッシュを採用。シンプルで洗練された、デザインのため室内のインテリアとしても使用可能です。
・ 細やかな音質調整を可能にするProイコライザー機能:Soundcoreアプリのイコライザー機能が進化。音楽をさらに好みに合わせて聴くことができるよう、細かな周波数帯のカスタマイズが可能になりました。
・ パッケージ内容:Motion X600、USB-C & USB-C ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル、カスタマーサポート





◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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