JBL WIND3 音質比較  Taylor Swift 「Shake It Off」

スピーカー音質比較 JBL WIND3

00:00 動画冒頭
00:08 JBL CLIP 3
02:15 JBL CLIP 4
04:21 JBL WIND3 (BASS Mode 低音モード)
06:28 JBL GO 3
08:35 JBL GO ESSENTIAL
10:43 Anker Soundcore Icon Mini
12:49 Tribit StormBox Micro 2
14:55 Bose SoundLink Color II

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Taylor Swift 「Shake It Off」 (テイラー・スウィフト 「シェイク・イット・オフ」)


◆◆ 評価

JBL CLIP3
低音はバッサリ切り捨て、ボーカルの通りの良さで勝負。
なので、全体的に高音域寄りで、音も偏り、軽い。
とはいえ、それこそ、屋外で、身体を動かしてる最中などに使うスピーカーで、
じっくり聞き込む用途では無いはずなので、この割り切り感は有り。
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JBL CLIP4
円形の「CLIP3」から、卵型の「CLIP4」に。
低音の厚みが増し、音質が上がったのは、間違いなし。
ただ、本格的な音質になったばかりに、
声の通りやすさは、音が軽い 旧「CLIP3」のほうが上の印象も。
音質の良さを取るか、ボーカルの聞きやすさを取るか。
「CLIP3」を持ってるなら、買い足して、
曲のジャンルや、用途によって使い分ける楽しみ方もあり。
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JBL WIND3 (BASS Mode 低音モード)
低音は、「JBL CLIP 4」と同等だが、
ボーカル中心の音のチューニングをしたようで、声の密度は上がった。
ただ、全体の音の偏りが若干強まり、音も軽く、
「JBL CLIP 4」から、音質が、大幅に上がった印象は無し。
テイラー・スウィフトの、声の出し方の微妙な違いなどが、より鮮明になり、
"ボーカルだけ"にこだわるなら、買い替えても、悪くは無さそう。
筐体は、「CLIP」シリーズと比べ、一回り小さくなったが、厚みが増し、
"平たい小判型コロッケ"から、"俵型のカニクリームコロッケ型" 寄りに。
「CLIP」シリーズと比べ、筐体の後ろの"輪" の部分が小さくなった一方、
その部分が、クリップとして固定できる仕組みになった。
ただ、自転車などで使う場合、"クリップ" では固定力が弱いので、
付属の"マウントキット"を使ったほうが安心。
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JBL GO3
音の迫力、勢いが良く、
低音は、重低音では無いものの、しっかりドラムの音が響く。
「CLIP」や「WIND」と比べると、元気の良い音、という点で、こちらが上。
ただ、ボーカルが埋もれ気味なので、
バーベキューのBGMで流す、運動の最中にテンションを上げるBGM用、等、
TPOに合わせた使い方になりそう。
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JBL GO Essential
「GO」シリーズではあるが、低音はバッサリ切り捨て、
ボーカルの通りで勝負する、「JBL CLIP」系の音質。
それでいて、音の厚みは「JBL GO」寄りでもあり、
ボーカルが埋もれ気味、かつ、全体の音質も偏り…と、やや中途半端で、爽快感は薄れる。
「JBL GO3」や「JBL CLIP 3」を持っているなら、あえて買い足す必要は無さそう。
「GO」シリーズのなかで、音のバリエーションを広げようとしたなら、分かるが、
型番を変えただけで、売らんかなの姿勢なら、いただけない。
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ANKER Soundcore Icon Mini
低音にはあえてこだわらず、ボーカルの通りで勝負、という、
屋外で使う用途が中心の、このタイプのスピーカーの典型的な鳴り方。
ただ、肝心のボーカルが、こもったように感じ、
このあたりは、JBLに一日の長あり。
2023年7月20日現在、すでに廃盤で、Ankerから、同タイプのスピーカーが出ていないので
似た形のスピーカーが欲しいなら、素直にJBLから選ぶべき。
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Tribit StormBox Micro 2
低音も程よく出て、全体の音域が、バランス良く出る。
低音域が厚い分、高音域でボーカル特化のスピーカーに比べ、声の通りの良さは落ちるが、
全体の音のバランスが良い分、このスピーカーだけで聞く分には、さほど気にならないはず。
若干、声がこもった印象はあり、もう一声、二声、ボーカルが鮮明に鳴って欲しいが、
屋外で聞くなら、充分。
ただ、なぜ、操作ボタンを、筐体の下側に付けたのかが、謎。
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BOSE Micro Soundlink
全体的に音域が広く出て、音が厚いが、ボーカルがこもってしまい、
タオルを何重にも巻いたスピーカーから、音を聞いているかのよう。
元気の良いこの曲には合わない。
さすがのBOSEも、万能ではないが、屋外で、ジャズやクラシックを聴く、等、
重厚な音質を楽しみたいなら、このスピーカーの出番。
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 【 結論 】

「JBL WIND3」は、「JBL CLIP4」と比べ、
大幅な音質改善は、感じないが、声が聞きやすくなった音のチューニングで、
「JBL CLIP」「JBL GO」系より、ボーカルの密度は上がった。

商品デザインからして、自転車に付けて、身体の正面で鳴らすスピーカーだとして、
これまでの「JBL CLIP」「JBL GO」シリーズで充分、という気も。

スピーカー筐体の後ろの、ぶら下げる輪っかの部分が、小さくなり、
その分が、全体で、クリップとして使えるようになった。

さらに、自転車のハンドルに固定する、"マウントキット"も付属。
メーカー純正なので、安心感はあり。

 
 
◆◆ 雑記

自転車をこぎながら、音楽を鳴らしてる連中を、
なんだかなぁ…という目で、見てる人も多いはずで、

JBLは、それを良しとすんのかい、という気がしないでもないですが、
音質は気になるので、比較を紹介。

"CLIP"シリーズと、音質に、大きな差は無いので、
"自転車マウントキット付属 / ワイドFMラジオ" などの、付加価値が必要で、
新規購入なら良いかも。 音質の点で、買い足す必要は、あまり無し。

そもそも、自転車こぎながら、音楽聞くのは、危ないし、
周りに、音をまき散らす必要は、なおのこと無いはず。


型番 / 発売日 / 出力

JBL WIND3 / 2023/7/5 / 5W

JBL GO 2 / 2018/5/15 / 3W
JBL GO 3 / 2020/10/21 / 4.2W
JBL GO Essential / 2022/5/27 / 3.3W
 
JBL CLIP 3 / 2018/6/13 / 3.3W
JBL CLIP 4 / 2021/1/25 / 5W


「JBL WIND3」  メーカー商品紹介
■インドアからアウトドアまで幅広いシーンで活用可能なポータブル設計
片手サイズで約230gというコンパクトな本モデルには、自転車やバイクなど二輪車のハンドル部分に取り付け可能な、ハンドル・マウントキットが同梱されており、二輪車 のある生活に最適な仕様となっています。
様々な 径のハンドルバーに装着出来るよう、Φ19-34 mmに対応するアタッチメント をご用意しました。また、筐体とハンドル・マウントキットは着脱式のため、外出時の必要なときにハンドルに取り付けることでナビ音声の再生などで活躍し、普段は屋内でスピーカーとしてもお使いいただけます。
筐体裏はクリップになっているため、バッグのストラップ やベルトなどにも装着いただけるだけでなく、クリップ上部の空間(パススルー・ループ)に カラビナなどを通すことで、様々な場所にぶら下げることもでき、持ち運びやすさを追究した仕様に仕上がっています。
■ 状況に応じて便利な2つのイコライザモード
本モデルでは、力強い低域を再生する対向式デュアルパッシブラジエーターを搭載し、筐体サイズを超えた JBLのパワフルサウンドをお楽しみいただけます。さらに、再生する内容に応じて、2種類のイコライザモードも ご用意。
走行中や会議の際の通話でも聞き取りやすいように、声のクリアネスを上げた「SPORT Mode(スポーツモード)」と、音楽再生時に低域から高域までバランス良く再生 する「BASS Mode(バスモード)」を 前面に搭載した再生ボタンを長押しすることで簡単に切り替えること が可能です。
■BluetoothやワイドFM など豊富な再生ソースに対応
Bluetoothバージョン5.0に対応し、安定した接続を実現。また、電源を入れるだけでラジオの受信も可能であり、通常のFM放送波に加えて、90MHz以上の帯域を使ったワイドFM(FM補完放送)の受信にも対応しているため、万が一の災害時にも情報源として活躍します。
さらに、3.5mm径AUX入力や、microSDカードスロット も搭載し、多様な 再生ソースに対応。 様々な用途でご使用いただけます。
■走行時の安全面に配慮された操作しやすい大きなボタンと視認性 の高いLEDディスプレイ
ボディには、手袋をつけた手でも確実に操作可能な、独立レイアウトされた大きな各種ボタンを配置しています。 ボリューム調整は視認しやすい前面に、曲送り・曲戻しボタンは側面に配備。各役割のボタンを配置する位置をわかりやすく変えることで、誤操作を防ぎ、走行中の安全面にも配慮した仕様になっています。
ボタンの押しやすさはもちろん、二回連続押し・三回連続押しの必要もない簡単操作が可能です。また、 前面上部には、視認性の高い自照式LEDディスプレイを搭載。停車時に、バッテリー残量や受信中のラジオ周波数、選択中のオーディオモードなどの情報がひと目で確認できます 。操作に気を取られず、直感的に各設定が可能な設計のため、安心してお使いいただけます。
■内蔵マイクによる ハンズフリー通話
約2.5時間の充電で、最大約5時間の連続再生が可能。長時間の移動時でも頻繁な充電切れを心配せずにお使いいただけます。また、コンパクトな筐体にマイクも内蔵しているため、音楽やナビ再生のほか、 通話も可能です。
ビジネスシーンでの会議用スピーカーとしても活躍し、クリアなサウンドで快適なコミュニケーションを実現します。
■雨天でも安心して使える防水・防塵対応
IP67準拠の防塵・防水性能を実現。側面に搭載している入出力端子部分は保護用のラバーフリップで覆うことが出来るため、走行中の突然の降雨や雨天時をはじめ、プールなど水辺での使用、砂場や砂埃などが気になる屋外でもお使いいただけます。



◆◆ 注意書き

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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