JVCケンウッド Victor SP-WS02BT 音質比較  ノラ・ジョーンズ 「サンライズ」

スピーカー音質比較 JVCケンウッド Victor SP-WS02BT

00:00 動画冒頭
00:08 JVCケンウッド Victor SP-WS02BT
02:03 BOSE SoundLink Mini II
03:58 BOSE SoundLink FLEX
05:52 JBL CHARGE 5
07:46 JBL FLIP 6
09:42 Anker Soundcore Motion X600 (空間オーディオ OFF / BassUp ON)
11:37 YAMAHA WS-B1A



◆◆ 課題曲

Norah Jones 「Sunrise」  (ノラ・ジョーンズ 「サンライズ」)


◆◆ 評価

JVCケンウッド Victor SP-WS02BT
 冒頭のウッドベースから、雰囲気の良い音がするのだが、ボーカルは、中盤になるにつれ、こもりが出て、間奏のピアノも、同様。 これを、売り文句の "木のぬくもり"で、押し通すのは、少々、難しい。 高音の抜けが、悪いわけでも無いので、全体的に、音に、やや偏りがあるせいか。 とはいえ、ボーカルが強めに出るぶん、他のスピーカーより聞きやすい、と感じるだけの安定した音質でも有り、"音の好み"の範疇。 最近のbluetoothスピーカーは、ボーカルが明確に出す傾向が強いので、ボーカルのクリアさだけが、勝負どころでないにしても、他で、際立った特徴があっても、良さそう。
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BOSE SoundLink Mini II
 「Victor SP-WS02BT」と比べると、冒頭のウッドベースの音が、音域広く、骨太。 ボーカルを含め、全体の音が丸く出て、音域広く、音の厚みで聴かせる。 最近のbluetoothスピーカーのように、クリアな声ではないので、ボーカルを明確に聴く、というより、曲全体を、雰囲気の良い音質で聴きたい、という人向け。 中音域特化型で、ボーカルを強調するスピーカーが増える一方なので、こういう広い音質で鳴らすスピーカーの存在価値は、むしろ高まるはず。
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BOSE SoundLink FLEX
 ボーカルの質感、クリアな声、高音の抜けの良さ、低音の響き…と、文句のつけようが無い音質。 ただ、(毎度、書いてますが) ウッドベースの低音があまりに響くので、スピーカー本体まで、結構な振動が生じ、それでいて、長財布型のデザインで、自立しないので、設置方法に、工夫が必要(この録音でも、振動音が聞こえるはず)。 amazonでも対応スタンドが売っていますが、机の上に、他の物があると、そっちが揺れるほど。 音質を追求するあまり、振動に目をつむるなら、BOSEには、専用スピーカースタンドまで、面倒を見て欲しい。
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JBL CHARGE 5
 幅広い音域で、気持ちの良い低音を出す。 中音域も、広く出るが、ボーカルは、ややこもった印象があり、間奏のピアノも同様。 このスピーカーだけで聴く分には、さほど気にならないだろうが、いざ、「BOSE SoundLink FLEX」と比べてしまうと、特に、ボーカルの質感に、差がある。 音域が広く出る分、低音が強いので、同じボリュームでも、音圧が強く出てしまい、賃貸アパート泣かせ。 ボーカルは、「JBL FLIP 6」のほうが、聴きやすい。
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JBL FLIP 6
 中音域特化で、ボーカルをクリアに出すので、「JBL CHARGE 5」より、声の質感が上。 音域の広さや、低音の響きは「JBL CHARGE 5」のほうが、あきらかに良いが、この曲は、ボーカル目当てに聞くことが多そうなので、こちらのスピーカー向き。 実売 14000円くらいで、これだけボーカルが明確に出ると、後発にしては、声がこもり気味の「Victor SP-WS02BT」は、分が悪い。
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Anker Soundcore Motion X600 (空間オーディオ OFF / BassUp ON)
 "BassUp ON"にしていることもあるが、低音は出て、ウッドベースは悪くない響き。 ボーカルも通るのだが、ボーカルの声や、楽器の音色など、個々の音の質感が良いとは言えず、全体的に、可もなく、不可も無い音質、という印象を受けてしまう。 高音がやや抜けない分、ボーカルが、少しこもった印象がある一方で、ボーカルを強調する音作りなので、こもった声の音圧が高くなってしまい、ボリューム調整が難しい、という欠点も有り。 実売 20000円するスピーカーで、ライバルも強いだけに、無難な音づくりは、長所でもあり短所でもあり。
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YAMAHA WS-B1A
 とにかく、ボーカルの質感が良く、声が出る音域の広さや、声の密度の濃さは、BOSEを含め、他のスピーカーとは、一線を画するほど。 ボーカルの解像度が高く、ザラザラとした声の質感さえも感じさせ、既存のスピーカーと、声に対するアプローチの違いが有り、聞いていて感心してしまう。 若干、音が偏るのと、低音がさほど出ず、2台でステレオ再生できない、等、短所もあるが、これだけ一芸に秀でていると、この強みだけで、オススメしたくなるほど。 実売 13000円くらいなので、BOSE、JBLとは違った音質で、ボーカル曲を聴きたい、と思ってるなら、ぜひ、試して欲しいスピーカー。
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 【 結論 】

「BOSE SoundLink FLEX」が、良すぎて(筐体が、揺れまくることを除けば)

「JBL CHARGE 5」と「JBL FLIP 6」と、2台がかりで良い勝負、
いわば、呂布 vs 関羽 & 張飛 みたいな戦いに。

一方、ボーカルの質感は、「YAMAHA WS-B1A」が、別格で良く、
こちらは、諸葛亮 みたいな感じ。



◆◆ 雑記

三国志で例えて、むしろ、わかりにくくする、の図。

曲を雑に切るのは、本意ではないですが、
「YAMAHA WS-B1A」のボーカルの質感の違いが、わかりやすいので、
ボーカルの入る部分。
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音質の差がわかりやすくなるよう、コメントを書いていますが、
この1、2年で、bluetoothスピーカーの音質は、かなり底上げされていて、

「JVCケンウッド Victor SP-WS02BT」だけ聞いた場合、
ボーカルがこもってる、とは、感じないはずなので、
少々、粗さがしになっている感もあり。

ただ、比較すると、目立ってしまうのも、確か。




 
「JVCケンウッド Victor SP-WS02BT」 メーカー公式コメント


・  【クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生】ウーファーとツィーター、大型パッシブラジエーターを搭載。小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を実現しています。

・  【こだわりの高音質設計】空間表現を高めるためユニットの取り付け角度を最適化して構成。音の開口率を向上させるハニカム構造のサランフレームに加え、ウーファーやパッシブラジエーターの振動を吸収して接地面との相互干渉を低減する円錐シリコンインシュレーターの採用など、内部設計の細部までこだわり、高音質再生を追求しました。ハニカム構造のサランフレームに加え、ウーファーやパッシブラジエーターの振動を吸収して接地面との相互干渉を低減する、、円錐シリコンインシュレーターの採用など、内部設計の細部までこだわり高音質再生を追求。

・  【天然木のウッドデザイン】スピーカー外枠に天然木※ を採用。インテリアアイテムとして天然素材ならではの質感が楽しめます。天面には Victor ブランドを象徴する「犬のマーク」をプリントしました。※:天然木を使用しているため、1台1台外観は異なります。

・  【ステレオペアリング機能に対応】拡張機能としてステレオペアリング機能に対応。同モデルを1台増設することにより、セパレートスピーカーのような広がりのあるステレオ再生が可能です。

・  【最大12時間※の長時間再生】内蔵バッテリーで最大12時間※の長時間再生が可能。電池残量は天面のLED(白と青の 2 色 LED)で確認できます。 ※:使用条件により変わります。

・  【片手で持ち運べるコンパクトサイズ】幅 20.8 cm × 高さ 8.1 cm × 奥行き 8.0 cm、質量約820gの軽量ボディで、リビングやベランダ、寝室など、お好きな場所で気軽に本格サウンドが楽しめます。

・  【充電しながらの再生が可能】専用USB(Type-C)ケーブルで充電しながらの音楽再生も可能です。

・  【AUX IN端子を装備】外部機器の音声入力が可能な AUX IN 端子を装備しています。
・  【付属品】専用USB(Type-C)ケーブル(1m)


 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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